いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
加藤 優希(トヨタ紡織サンシャインラビッツ#15)
リーダーズ【フリースロー成功率(西地区)/Avg.87.88%】初受賞
移籍2シーズン目は「自分の意思を持ってプレーできた感覚がありました」
──移籍2年目のシーズンでしたが、ご自身のパーフォマンスはいかがでしたか?
「1年目に比べて、トヨタ紡織のバスケットを把握することができました。その中で、自分らしいプレーができたのではないかと自己評価しています。1年目は、自分には何ができて、何ができないのかがわからない状況でした。そこを中川文一ヘッドコーチからいろいろと教わり、プレーの幅を広げられたと思います。それを踏まえ、今シーズン(2020-21)は自分の意思を持ってプレーできたという感覚があり、『ここだ!』というイメージでアグレッシブに行けました」
──オールラウンドな動きが特長ですが、力を入れたプレーなどはありましたか?
「トヨタ紡織はガードやフォワードがポストアップし、センター陣がアウトサイドでミスマッチを作ってドライブやシュートを狙うというスタイルです。そういったバスケットの中で、自然な流れでプレーができていたので、ポストプレーというよりはアウトサイドの1対1やシュートを頑張りました」
──フリースローのタイトルは、シュートの時にファウルを誘っている証拠です。それだけ点を取りに行っているということですね。
「受賞は思ってもいなかったのですが、気がづいたら上位にいて…。ただ、数字を意識してプレーしているわけではなく、フリースローを打つ時も、とにかく無心で打っています。決めなければ、と考え過ぎると力んでしまい、かえって落としてしまうので、フリースローラインに向かうまでに呼吸を整え、あとは無心です」
──中川HCに教わったことで、改めて気づいたことはありますか?
「細かいところですが、ディフェンスの時に相手がスキップパスをしてきたら、それに対してきちんとジャンプするとか、そういった細かいプレーを追求するところ。練習中、少しでも気を抜いたプレーをすると指摘されるので、一つひとつのプレーがいかに大事なのかを気づくことができました」
──個人タイトルの獲得は、次シーズンに向けた自信になりますね。
「今回のシーズンから、さらにステップアップできればと思います。それがチームの成績につながるように。トヨタ紡織のバスケットは攻防の早い切り換えが特長ですし、その中で先頭を走るということを常に心掛けています。みんなを引っ張って行けるようなプレーと、コート内外でバスケットに対する姿勢を見せられるように頑張りたいです」