【第15回Wリーグ・プレビュー／越えなければならない壁】

　第15回Wリーグはセミファイナル進出4チームを巡って上位6チームが大混戦。1敗のJX-ENEOSを追って2敗がシャンソン化粧品、3敗に富士通、デンソーが並び、4敗のトヨタ自動車、5敗の三菱電機が追いかけます。

　3位・富士通（12勝3敗）が、前節三菱電機に連勝して6位から5位に順位をあげたトヨタ自動車（11勝4敗）と激突です。（1/25（土）、1/26（日）スカイホール豊田）

　昨年は、レギュラーシーズンでは富士通が2勝。その後、プレーオフ・ファーストラウンドではトヨタ自動車が勝利し、2位・トヨタ自動車、3位・富士通と順位が逆転。さらにセミファイナルで激突、トヨタ自動車が2連勝して女王JX-ENEOSとのファイナルへ進出しました。まさに、栄冠を手に入れるためにはお互いに越えなければならない壁です。
　今季のオールジャパンでも準決勝で対決。トヨタ自動車が激しいディフェンスで富士通を抑え込み70-43と完勝、ファイナルへ進出しています。第15回Wリーグでは今季初対決。トヨタ自動車が富士通を抑え込むのか?それとも、富士通がオールジャパンでの敗戦を糧に対策を練っているのか?

　注目は、富士通 #15 山本。東京成徳大高出身の23歳。今季は途中出場が中心ながら、1試合当たり25.5分のプレータイムで、得点が10.40。チームの中心として機能しています。

　両チームとも激しいディフェンスとスピードのあるオフェンスが持ち味。手の内を知り尽くした相手との激戦になると思われます。
　是非、お近くの試合会場まで足をお運びいただき、寒さを吹き飛ばす熱い戦いをご覧ください。

（写真は富士通 #15山本千夏選手）