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第23回Wリーグ開幕記者会見レポート

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いつもWリーグに温かいご声援をありがとうございます。

 今夏の『東京2020オリンピック』で女子日本代表が銀メダルを獲得し、先の『FIBA女子アジアカップ2021』では5連覇達成という快挙を成し遂げた女子バスケットボール。その選手たちも所属するWリーグがいよいよ開幕します。
10月16日(土)の開幕カード「新潟アルビレックスBBラビッツ vs アイシン ウィングス」に先立ち、1014日(木)、都内某所にて「第23Wリーグ開幕記者会見」を開催いたしました。
 冒頭あいさつに立ったのは、64日に就任会見を行った河瀨直美Wリーグ新会長。世界的な映画監督であり、『東京オリンピック2020』の公式記録映画の監督も務める河瀨会長から、今シーズンのテーマ『つなげ。ボールを、感動を』の説明と合わせて、3つの公約が発表されました。

※詳しくは添付PDFをご参照ください。

 

=公約1= Wリーグ史上初、10,000人の集客に挑戦

注目が高まる女子バスケ人気を受けて、これまでにないスケールの大きいアリーナでの試合開催を目指します。現在、調整中ですが今シーズンのファイナルで実現すべく、プロジェクトは進行しています。もし今シーズンに間に合わない場合でも、来シーズン以降の実現をお待ちください。

 

=公約2= 河瀨監督、動きます

多くの国民に感動や勇気を届けた選手たちの活躍がありましたが、それを目の当たりにできるのがWリーグです。河瀨会長自ら「会長としてWリーグを盛り上げて行きたいと思いますが、同時に自分自身が持っているスキルで、自らカメラを回して、選手たちの姿をしっかりと記録してきたい」とコメント。特製ビブスを着た河瀨会長の姿を、試合会場で目撃できるかもしれません。

 

=公約3= 競技を超えてつながり合う

河瀨会長が東京2020オリンピックを通して交流を深めた他競技とのつながりを広げて行きます。その一環として、来年の『Wリーグオールスター 2021-2022』(2022129日、30日@国立代々木第二体育館)において、体操選手の演技が披露されます。水鳥寿思男子体操日本代表監督がビデオで、また寺本明日香選手が壇上にて挨拶を行いました。

 


 その後は昨シーズンのベスト4のチームから、馬瓜エブリン選手(トヨタ自動車 アンテロープス)、渡嘉敷来夢選手(ENEOSサンフラワーズ)、髙田真希選手(デンソー アイリス)、町田瑠唯選手(富士通 レッドウェーブ)が登壇。河瀬会長とのトークセッションへと移りました。

 最初に、銀メダルを獲得した女子日本代表の髙田キャプテンがオリンピックをふり返り、応援への感謝の気持ちを伝えました。続けて話題は、「河瀬会長! わたしのココ撮って!」「河瀬会長、うちのチームのココ撮って!」へ。ユニークな回答があり、和やかなムードでしたが、最後にファンへのメッセージを伝えることになると引き締まった表情に変わりました。コメント抜粋は以下の通り。

 

トヨタ自動車 アンテロープス 馬瓜エブリン(#0

メンバーは代わりましたが、一戦一戦大事に戦っていきます。連覇のことはあまり気にせず、一試合一試合勝ち切ることによって、その先に優勝があると思っています。まずは目の前の試合を大事に戦いたいです。オリンピックで銀メダルを獲得し、注目していただける状況になっていますので、Wリーグって面白い、こんな選手たちがいるのだというのを、改めてみなさんに知っていただけたらと思います。

 

ENEOSサンフラワーズ 渡嘉敷来夢(#10

私たちのチームはこれからどんどん成長していくチームだと思います。一戦一戦、自分たちのバスケットをコート上で表現し、たくさんの方々に勇気や感動を届けられるように頑張っていきたいと思います。個人的には、開幕戦が復帰戦になる予定なので、たくさんの方に注目していただきたいです。

 

デンソー アイリス 髙田真希(#8

日本一を目標に戦って行く中で、試合を観に来てくださるみなさんや、ネット配信をご覧いただくみなさんに、「面白いな、また観たいな」と思っていただけるようなプレー、立ち振る舞いをしていきたいと思います。これからもたくさんのご声援をお願いします。優勝に向けて頑張っていきます。

 

富士通 レッドウェーブ 町田瑠唯(#10

昨シーズンは3位という、悔しい思いをしました。今年こそ、優勝を目指し、チーム一丸となって頑張って行きたいと思います。オリンピックを通して、たくさんの方に(女子バスケを)知っていただけたと思うので、今度はもう一度、Wリーグで盛り上げられるように頑張っていきます。

 

 会見の最後は功労者表彰が行われ、以下の4名が受賞。受賞者のコメントやこの日出席した現役選手からの花束贈呈などが行われて記者会見は終了しました。

 

=第22Wリーグ功労者表彰=

吉田 亜沙美(元ENEOSサンフラーズ)

栗原 三佳(元トヨタ自動車アンテロープス)

櫻木 千華(元三菱電機コアラーズ)

西井 歳晴(元Wリーグ専務理事)

 

吉田 亜沙美(元ENEOSサンフラーズ)

この度は名誉ある賞をいただき光栄に思っています。一度は引退をしたものの、すぐに復帰を決めるというわがままを、リーグ関係のみなさまが快く受け入れてくださったお陰で、私自身のオリンピックへの挑戦ができました。感謝しています。今後は指導者として(女子バスケ界に)恩返ししたいと思っています。本当にありがとうございました。


栗原 三佳(元トヨタ自動車アンテロープス)

本日はこのような賞をいただきありがとうございます。9年間(トヨタ自動車)在籍しましたが、自分に対して「頑張ったよ」と褒めたいと思います。ありがとうございました


櫻木 千華(元三菱電機コアラーズ)

今回はこのような賞をいただき、ありがとうございます。何度もケガをしましたが、このような賞をいただける選手に育ててくださったチームにとても感謝しています。この度は本当にありがとうございました。


西井 歳晴(元Wリーグ専務理事)

 私の場合は仕事として携わって来ましたので、このような立派な賞をいただくことに少し抵抗感があります。ましてや、昨シーズンまではプレゼンターでしたから不思議な気持ちです。私がこの職に就いて最初の国際ゲームは、ロンドン五輪のアジア予選(長崎県大村市)。残念ながら3位となり、世界予選でも勝つことができませんでした。
 各チームの部長と話をし、Wリーグとしての今後の取り組みを協議した中で、アジアチャンピオンやオリンピックに常時出場という目標を掲げてみんなで取り組んできました。オリンピック銀メダル、アジアカップ5連覇、3x3でもU-23で世界チャンピオンになっています。
 みんなで時間をかけて取り組んできたことが、すべて花開きました。私としてもいい仕事ができた、幸せな時間をいただいたと思っています。これからは河瀬会長、清野(英二)専務理事がリーグを引っ張り、パリ五輪に向けて、さらにアジアでも連覇を続けていけるよう取り組んでいくことになります。ぜひ、みなさまのご支援を引き続きお願いいたします。








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