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【ゲームプレビュー/2月19・20日】終盤に入りプレーオフ進出に向けた争いにも注目

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21920日〉

■シャンソン化粧品シャンソンVマジック vs. アイシンウィングス(静岡市中央体育館)
■トヨタ紡織サンシャインラビッツ vs. プレステージ・インターナショナル アランマーレ(スカイホール豊田)

 約1か月ぶりに再開するWリーグ。どのチームも半数以上の試合を終えており、レギュラーシーズンは終盤に差し掛かっている。現時点で、富士通レッドウェーブ、ENEOSサンフラワーズ、トヨタ自動車アンテロープス、デンソーアイリスがレギュラーシーズン上位8チームに与えられるプレーオフの出場権を獲得。そのため、今後の試合では、残り4枠をめぐって、し烈な争いが繰り広げられるだろう。もちろん、すでにプレーオフ進出を決めた4チームも、先を見据えた戦いの中で高レベルのプレーを見せてくれるはず。バイウィーク期間にチーム力を高めてきた全13チームの意地と意地のぶつかり合いは、一戦たりとも目が離せない。

 第13週は、123日の時点で5位に付けるシャンソンと13位のアイシン、そして6位のトヨタ紡織と11位のアランマーレとの2カードが予定されている。

ともに機動力が持ち味のシャンソンとアイシンが激突!

 地元静岡県での開催となるシャンソンは、シーズン中の大ケガにより11月下旬からは主軸の水野妃奈乃を欠いての戦いとなっている。ポイントゲッター不在はチームにとって苦しい状況といえるが、それでも今シーズンは、例え誰かが欠けたとしても、その穴を誰かが補うといったような戦いで、接戦をものにしてきた。

 20歳の野口さくらやルーキーの佐藤由璃果ら若手選手の成長も著しく、移籍で加入した大沼美琴、千葉歩らもしっかりと役割を果たしている。圧倒的な高さこそないものの、抜群のチーム力で確実に白星を増やしたいところ。得点力のあるガードでキャプテンの小池遥をはじめ、女子日本代表候補にも選出された藤岡麻菜美、吉田舞衣らは勝敗を左右する存在だ。

 対するアイシンは、最下位ではあるが、レギュラーシーズンは10試合を残しており、終盤からの巻き返しを狙う。とはいえ、プレーオフ進出へは崖っぷちの状況であることには変わらないため、この2戦は是が非でも勝利を奪いたい。

 チームは、1226日以来の実戦のため、試合勘に不安は残るものの、ここまで全試合でスターターの江良萌香やアグレッシブなプレーでチームを盛り立てる遠藤桐らが今シーズンは元気な姿を見せている。また、移籍1年目の荒木紫菜や脇梨奈乃は得点力のある選手たち。同じく移籍組でベテランの野町紗希子もチーム浮沈のカギを握るだろう。




新規参入のアランマーレ秋田がトヨタ紡織に挑む

 スカイホール豊田(愛知県)で試合が予定されているトヨタ紡織とアランマーレ秋田は、9月のオータムカップ以来の再戦。このとき、トヨタ紡織は、東藤なな子、平末明日香が女子日本代表チームとして参加していたため、試合には出場しなかったが、186センチの白慶花が21得点を挙げる活躍で勝利を収めている。

 チームは、東京オリンピック代表でもある若きエース・東藤を筆頭に、加藤優希らオールラウンドに得点を奪える選手や平末、坂本美樹のガード陣など、攻撃型の選手が顔をそろえる。11月には前回覇者のトヨタ自動車に黒星を付けており、勢いに乗ったときの破壊力は相手にとって脅威といえるだろう。

  対するアランマーレは、今シーズンよりWリーグに参入したチーム。開幕から全員バスケットで健闘を見せていたが、なかなか勝ち星に恵まれなかった。しかし、115日には東京羽田ヴィッキーズ戦で記念すべき初勝利。この試合では砂川夏輝の26得点をはじめ、4選手が2ケタ得点を奪取した。トヨタ紡織との一戦では、オータムカップで大量得点を献上してしまった白の高さをどう封じるか。アーリーエントリーで加入した190センチのニアン ンディ クンバの働きもポイントとなりそうだ。

  17年ぶりのWリーグ参入となったアランマーレだが、その17年前に新規参入を果たしたのがトヨタ紡織。今やプレーオフ常連で優勝を争うチームとなったトヨタ紡織に、アランマーレがどのような戦いを見せるのか、注目が集まる。

 


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