〈3月12、13日〉[国立代々木第2体育館]
■日立ハイテククーガーズ vs. 山梨クィーンビーズ
■デンソーアイリス vs. ENEOSサンフラワーズ
■三菱電機コアラーズ vs. トヨタ自動車アンテロープス
〈3月14、15日〉[国立代々木第2体育館]
■トヨタ紡織サンシャインラビッツ vs. 新潟アルビレックスBBラビッツ
■東京羽田ヴィッキーズ vs. アイシンウィングス
プレーオフ進出を懸けた4チームの争い
新型コロナウイルス感染症により一度中止となった試合の振替も含め、3月12日から15日の4日間、国立代々木第二体育館にて10試合が行われる。※対戦カードは上記の通り。
プレーオフに目を向けると、すでにトヨタ自動車、ENEOS、富士通、デンソー、三菱電機、トヨタ紡織、シャンソンの7チームがプレーオフ進出を決めている。そのため、残りの1枠は日立ハイテク、東京羽田、アイシン、山梨QBの4チームで争うことに。そして3月12、13日には、その争いの渦中ともいえる日立ハイテクと山梨QBとの直接対決が控えている。
日立ハイテクは、2月26、27日のシャンソン戦で、初戦こそ5点差で敗れたものの、翌日の2戦目では1点差の勝利。連敗から脱出し、Wリーグでは14試合ぶりの白星を飾った。その2戦目では谷村里佳、北村悠貴がともに20得点。ダブルエースとしての働きを見せていた。今回の対戦でも、2人の働きは勝敗を左右するだろう。
対する山梨QBは、2月26、27日の試合ではデンソーに大差で敗れたものの、日立ハイテクとの対戦結果いかんでは、プレーオフ進出の可能性が高まるだけに、武器である堅いディフェンスと、連携の取れたチームオフェンスから勝機をつかみたいところ。元気印の若原愛美やキャプテンの水野菜穂がチームを引っ張る。
この2チーム、コロナ禍により2019-20シーズンでは予定されていた試合が中止となり対戦はなし。昨シーズンも、レギュラーシーズンが東西制だったことで(日立ハイテクは東地区、山梨QBは西地区)、やはり対戦はしておらず、Wリーグの公式戦では3シーズンぶりの対決となる。
ともに3シーズン前とはチーム状況が異なっているだけに、日立ハイテクは高さ、山梨QBは機動力と、それぞれが特長を最大限に生かして、プレーオフ進出を手繰り寄せたいところだ。
また、平日開催となる3月14、15日には、東京羽田とアイシンとが激突。両チームともに、2週間ぶりの試合となる。
東京羽田は、東京オリンピックメンバーの本橋菜子はもちろんのこと、3月6日現在で1試合平均12.4得点を挙げている津村ゆり子やここまで20試合でスターターを務めるガードの軸丸ひかるがアグレッシブにプレー。3試合ぶりの白星を目指す。
一方のアイシンは、飛び抜けたポイントゲッターは不在だが、総合力で東京羽田から白星を奪いたいところ。アーリーエントリーで得点力の高い峰晴寿音の奮起もチームを後押しするだろう。
ENEOSとデンソー、皇后杯決勝の対戦が再び!
3月12、13日には、「デンソー vs. ENEOS」と、12月の皇后杯決勝と同カードの試合が行われる。
皇后杯で敗れたデンソーにとってはリベンジのかかる試合。だが、ENEOSにとってもプレーオフでの戦いをにらみ、負けられない試合ともいえる。
強さと上手さを持つ髙田真希(デンソー)と渡嘉敷来夢(ENEOS)の“エース対決”など、見どころは満載だ。
さらに、3月12、13日は「トヨタ自動車 vs. 三菱電機」のカードも予定されており、こちらも注目。三菱電機は渡邉亜弥、根本葉瑠乃らガード陣の活躍がポイントとなるか⁉️ トヨタ自動車もガードの三好南穂、山本麻衣らが好調を維持しており、争いは激化しそうだ。
そして3月14、15日にはシーズン最終戦を迎える新潟が登場。トヨタ紡織との対戦では、悔いのないように戦い、2勝目、そして3勝目をもぎ取りたい。
いずれにせよ、計10試合が行われる4日間は、国立代々木第二体育館が熱くなること間違いなしだ。
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【ゲームプレビュー/3月12・13・14・15日】10チームの意地がぶつかり合う、怒とうの4日間!
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