ENEOSサンフラワーズ
■佐藤 清美HC
「今日は第1クォーターがすべてだったと思います。昨日の試合の反省があり、勝ちたいという気持ちが強く出過ぎたのかも知れません。ただ、最後までゲームを捨てずに選手たちは頑張って、勝ちにこだわってプレーしてくれたことはうれしく思います」
■#10 渡嘉敷 来夢選手
「第1クォーターがすべてだと思っています。でも、最後まで全員で戦うことができたのは次につながると思います。私は他の選手に比べて経験もありますし、年齢も上なので、今回の結果も含め、もっと若い選手に(いろんなことを)伝えていければ、さらに良いチームになると思っています。来シーズンに向けて、良いイメージを持ってしっかり努力してきたいです。
私自身、ケガから復帰して1年経っていないので、プレー中はケガの場面が頭をよぎることもあり、気になることもありました。恐怖心がなくなればいいなと思いつつプレーしていましたが、みんながしっかりパスをくれたり、試合に出続けることができたので、そういう部分では不安は少しずつなくなって行きました。ただ、今の自分には満足していませんし、もう1年かけてしっかりの膝と向き合いながらやっていきたいと思います。
初めてセミファイナルで負けたので、正直悔しいですが、ここで落ち込んでも仕方がないのですし、また必ず全員でファイナルの舞台に立ちたいと思います。そのときに、この経験があったからこそのうれしさだったり、勝つことの大切さだったりを感じられると思います」
■#32 宮崎 早織選手
「ただただ自分自身の不甲斐なさを感じています。自分たちの一番強い部分、インサイドの選手(渡嘉敷選手や梅沢カディシャ樹奈選手)に良いパスが出せず、得点が取れなかったですし、大事な場面でターンオーバーをしてしまいました。若い選手たちが頑張ってくれましたが、もっと私も点を取りに行くべきでした。
今シーズンは、自分自身の不甲斐なさを痛感し、悔しいシーズンになりました。日本代表活動も含めてフル稼働だったと言っていただいていますが、コートに立っている以上、言い訳はできません。経験したことをコートで生かしたかったのですが、それができなかったのでもっと成長しなければいけないと思っています」
富士通 レッドウェーブ
■BT テーブスHC
「今日は良い出だしでした。修正しなければいけないところも、選手たち自身が対応してくれました。第2クォーターはミスから良い流れが消え、相手のしつこいリバウンドやハイ&ロー、ポスティングをやられてしまい、選手たちは『どうしよう』という表情になりました。完全に自分たちの流れをつくるチャンスをつかめませんでした。
ディフェンスの修正が必要でしたが、そこをしっかりケアしたことで、シュートが入らなくても自分たちのリズムが保てたと思います。もう一度良い流れを作りましたが、また第4クォーターでプレーが上手くいかなくなりました。最後のところはサイドアウト、エンドアウトからのプレーが続きましたが、勝てて良かったです。
今日はディフェンスで勝てたという意識はありません。チームディフェンスが大事、守るべきところをしっかり守るよう選手に伝えています。これまでのENEOSは強力なシューターがいましたが、今回は少なかったのでスペーシングが変わりました。ゴール下のイージーシュートをやられない、プットバックを減らすよう選手たちに伝えました。61得点は少ないかもしれませんが、それでも勝つことができたのがチームの成長で、自分たちのバスケットをすることが大切です」
■#10 町田 瑠唯選手
「今日の出だしからリズムを作ることができましたが、途中、ディフェンスのところでやられたり、オフェンスでは積極性がなくなってしまったり、ミスから自分たちのリズムを失ったと思います。それでも最後、しっかり勝てて良かったです。
今年のチームはディフェンスのところでしっかり我慢することができたり、リバウンドを取り切れたり、セカンドチャンスでやられなくなったのが大きいと思います。
6年ぶりのファイナルで、ファイナルの舞台に立てることはうれしいですが、まだ目標は達成していないので、次もしっかり勝ち切れるように頑張りたいと思います」
■#11 篠崎 澪選手
「昨日より良い出だしで入れましたが、途中で集中し切れなかったところもありました。最後の最後まで競った試合で勝ち切れたというのは、自分たちの成長でもあり、次につながることでもあるので、そこは良かったと思います。勝ち切れた要因はディフェンスの部分と、相手に流れが行きそうになっても最後のところで集中し、シュートを決め切れたことだと思います。最後、相手の追い上げは正直、焦りはありましたが自分としては体が動いていて、積極的に攻めようと思っていました。
ファイナルに向けては今日できなかったことの修正と、中盤の集中をもう一度しっかり意識しながら気を引き締めてやらなければいけないと思います」