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【ゲームプレビュー/ファイナル】前回覇者のトヨタ自動車と6年ぶりファイナル進出の富士通が激突

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【ゲームプレビュー/ファイナル】前回覇者のトヨタ自動車と6年ぶりファイナル進出の富士通が激突
4161718日〉[国立代々木第1体育館]
【ファイナル】
■富士通レッドウェーブ vs. トヨタ自動車アンテロープス

 4910日のセミファイナルを終え、「Denka Presents Wリーグプレーオフ2021-2022」は、いよいよファイナルへと突入する。

 ファイナルのカードは富士通対トヨタ自動車。セミファイナルでは富士通がENEOSサンフラワーズに、トヨタ自動車がシャンソン化粧品シャンソンVマジックに、いずれも2連勝でファイナル進出を決めた。

 この2チーム、レギュラーシーズンでは22627日に対戦予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響のため中止。その後、代替えとして32728日に日程を変更して試合を行う予定だったが、こちらも新型コロナウイルス感染症により中止=不成立となった。そのため、今シーズンのWリーグでは対戦が一度もない。だが、昨年12月の皇后杯では準々決勝で対戦し、このときは、富士通が6255で勝利している。

富士通は14シーズンぶりの頂点へと駆け上がるか!?

 プレーオフ・セミファイナルでENEOSを破った富士通は、安定したゲームメイクや好アシストを見せる町田瑠唯に、走力を武器に得点を奪うポイントゲッターの篠崎澪がチームをけん引。また、体の強さがあり、オールラウンドに得点を上げるオコエ桃仁花も、チームに勢いをもたらしている。

 その中で、ファイナルでカギを握りそうなのが、今シーズンより移籍で加入した宮澤夕貴と中村優花だ。プレーオフに入ってギアの上がった宮澤にセミファイナルでは積極的なドライブなどで大活躍を見せた中村は、キャリアも豊富な選手たち。得点だけでなく、リバウンドにも強さを見せ、練習から果敢にボールに飛びつく姿は、「周りの選手の意識も変わった」(BTテーブスヘッドコーチ)とチームに相乗効果をもたらしているようだ。

 また、ディフェンスでの貢献も大きい内尾聡菜の存在も欠かせない。オフェンス力の高いトヨタ自動車の選手を相手にどんなディフェンスを見せてくれるのか楽しみだ。



総合力で2連覇を目指すトヨタ自動車

 一方のトヨタ自動車は、セミファイナではシャンソンを相手に2試合ともに序盤から優位に進めての勝利。特に第2戦はケガの梅木千夏を除く全選手が出場し、ファイナルに向けて弾みをつけた。

 馬瓜エブリン(180センチ)、馬瓜ステファニー(182センチ)、シラ ソハナ ファトー ジャ(187センチ)と、180センチを越え、跳躍力もある3人をそろえたビッグラインナップは、得点にリバウンドにとインサイドで強さを発揮。そこに強気のプレーが持ち味のポイントガード・山本麻衣に3ポイントシュートが武器の三好南穂がからんでいく。さらには長岡萌映子、川井麻衣、河村美幸、宮下希保と、どのポジションもバックアップ陣の戦力が充実しているのも大きい。対戦する富士通には、皇后杯で敗れているだけに、ファイナルの場で借りを返したいところだ。

 レギュラーシーズンの数字で見ると、一試合平均失点が58.7得点でリーグ一のディフェンス力を誇るのが富士通。だが、トヨタ自動車も失点では61.1点と富士通の次につける。  

 オフェンスでは、トヨタ自動車が一試合平均87.1点の1位で、富士通は73.1点の6位ではあるが、富士通には、3ポイントシュートという最大の武器がある(一試合平均9.7本はリーグ1位)。外角シュートが決まり出せば、その勢いは止められないだろう。



 トヨタ自動車が勝てば連覇達成。富士通が勝てば14シーズンぶり2度目の優勝となる今回のファイナル。昨年10月から始まった第23Wリーグの最後を飾る頂上決戦は、舞台を国立代々木第1体育館に移し、熱戦の火蓋が切って落とされる

【プレーオフ特設サイト】
https://www.wjbl.org/playoff/21-22/

 


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