いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第23回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2021-22シーズンを振り返ってもらいました。
水野 菜穂
リーダーズ【スティール】 初
──スティール部門初受賞です。受賞の喜びをお聞かせください。
「そもそもチームとして、ディフェンスメインのバスケットをしています。個人としてもパスカットは好きなほうというか得意なほうなので、『受賞できたらいいなぁ』ぐらいに思っていました。」
──チームとしてディフェンスの強度を上げていく中で、ご自身もディフェンスが好き？
「ボールマンのディフェンスというより、2線、3線の選手をマークするディフェンスが好きなんです。そういうところで、数字が残せるようになったと思います。」
──上手く行くとどんどん好きになると思います。何かコツはありますか？
「ボールマンの目を見て、次に何を狙っているのか予測するように意識しています。高校や大学でゾーンディフェンスを練習している時、視野の重要性などいろいろ教わり、ディフェンスが仕掛けるフェイクというか、駆け引きを教えてもらってから好きになった感じです。」
──シーズン全体はいかがでしたか？
「そうですね、チームとして浮き沈みがありました。開幕から序盤は良かったんですが、その後調子が落ちたり、その繰り返しで……でも、ディフェンスの強度はチームとしても上がっていて、これまでと比べるとチームとしてやりたいことができ始めたシーズンだと思います。」
──受賞できればいいな、というのは手応えを感じたからでしょうか。
「私が1年目のシーズンに、先輩の藤井美紀選手がスティール部門で受賞しています。タイトルは上位チームの選手が獲るものって思っていたので、『下位チームでも狙えるんだ』という意識になりました。獲れるとしたらスティールかなというのは、藤井さんの受賞の頃からずっとありました。刺激を受けましたし、下位チームでもタイトルを狙うことでチームを勢いづかせることもできる、引っ張っていく意味でも価値があると思っていました。」
──シーズン全体はいかがだったでしょうか？
「東京オリンピックのこともあり、女子バスケットが注目されているなと感じました。私たちも代々木第二体育館で試合があり、満員のお客さんの前でプレーできたのは嬉しかったです。山梨のホームゲームも有観客は久しぶり。リーグも盛り上げようとしてくださり、チームも頑張ろうとしていましたから、またモチベーションが上がりました。これでリーダースに名前が残るので、これからも頑張ります！」