〈1月14日〉
■三菱電機コアラーズ vs. 山梨クィーンビーズ(東祥アリーナ安城)
■アイシンウィングス vs. トヨタ紡織サンシャインラビッツ(東祥アリーナ安城)
■プレステージ・インターナショナル アランマーレ vs. 姫路イーグレッツ(由利本荘総合防災公園ナイスアリーナ)
■富士通レッドウェーブ vs. 新潟アルビレックスBBラビッツ(由利本荘総合防災公園ナイスアリーナ)
■シャンソン化粧品シャンソンVマジック vs. トヨタ自動車アンテロープス(静岡県武道館)
■ENEOSサンフラワーズ vs. デンソーアイリス(今治市営中央体育館)
■東京羽田ヴィッキーズ vs. 日立ハイテククーガーズ(大田区総合体育館)
〈1月15日〉
■三菱電機コアラーズ vs. 山梨クィーンビーズ(東祥アリーナ安城)
■アイシンウィングス vs. トヨタ紡織サンシャインラビッツ(東祥アリーナ安城)
■プレステージ・インターナショナル アランマーレ vs. 姫路イーグレッツ(由利本荘総合防災公園ナイスアリーナ)
■富士通レッドウェーブ vs. 新潟アルビレックスBBラビッツ(由利本荘総合防災公園ナイスアリーナ)
■シャンソン化粧品シャンソンVマジック vs. トヨタ自動車アンテロープス(静岡県武道館)
■ENEOSサンフラワーズ vs. デンソーアイリス(徳島市立体育館[とくぎんトモニアリーナ])
■東京羽田ヴィッキーズ vs. 日立ハイテククーガーズ(大田区総合体育館)
Wリーグのレギュラーシーズン第8週は、1月14、15日の2日間にわたり、5会場にて計14試合が行われる予定だ。
その中で注目はENEOSとデンソーの一戦。両チームの対戦はWリーグでは今シーズン初となるが、昨年12月18日に行われた「第89回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドでは決勝で対戦している。
このときは、第3クォーターまで1点を争う展開となったものの、第4クォーター序盤に長岡萌映子、星杏璃の3ポイントシュートなどが立て続けに決まったENEOSが、赤穂ひまわり、高橋未来らで粘るデンソーを振り切って76−66で勝利。見事、大会10連覇を達成した。
この試合、ENEOSのエースである渡嘉敷来夢は32得点、22リバウンドの活躍。また、長岡も18得点を挙げて、渡嘉敷とともにENEOSの攻撃を支えた。
さらに、成長著しいガードの星も、得点やアシストなどで優勝に大きく貢献。そしてシューター林咲希は、3ポイントシュートだけでなく、ディフェンスやリバウンドでの働きも大きく、司令塔の宮崎早織もチームのスタイルである“スピード”を、自らが率先して体現し、チームを引っ張った。
皇后杯の決勝では出場選手が6名のみだったが、以降のWリーグでは藤本愛瑚、奥山理々嘉らが奮闘。加えて、昨シーズン終盤の大ケガから岡本彩也花が復帰したことも大きなプラス材料となっている。
それでも、ENEOSは皇后杯以降3連敗。コンディション不良で不参戦だった選手も戻ってくることが予想されるデンソー戦では、是が非でも白星を奪い、連敗から抜け出したいところだ。
一方のデンソーは、皇后杯では惜しくも準優勝となったが、決勝では第1クォーターで赤穂さくらが次々とシュートを沈めてチームに勢いを付けるような働きを見せた。赤穂ひまわりも豪快なドライブやリバウンドで、決勝では16得点、13リバウンドと奮闘。さらに、途中出場の高橋が大会を通してアグレッシブなプレーでチームを盛り立てていた。
大事な場面でのシュートが光るガードの渡部友里奈やベテランの本川紗奈生といった流れを変えられる選手もおり、何より、皇后杯では4得点、2リバウンドに留まった大黒柱の髙田真希が今回の決戦では黙っていないだろう。
1月9日現在で11勝1敗と高い勝率を維持するデンソー。だが、対ENEOSだけをみれば、2014年2月(2013-14シーズン)以降、勝利から遠のいている。それだけに、ENEOSは、これ以上負けたくない相手。プレーオフを見据えた上でも、約9年ぶりの勝利は悲願ともいえる。
また、この2戦の開催地は1戦目が愛媛県、2戦目が徳島県。デンソーの篠原華実は愛媛県出身で、地元強豪校の聖カタリナ学園高校出身。ENEOSの宮崎も高校3年間を聖カタリナ学園高校で過ごしている。そしてENEOSの藤本は徳島県出身と、この対戦では開催地にゆかりのある選手たちの活躍にも注目だ。