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【ゲームプレビュー/SQF、QF】ベスト4へのし烈な戦いが始まる

41日〉新潟市東総合スポーツセンター

【セミクォーターファイナル】

■富士通レッドウェーブ vs. 日立ハイテククーガーズ(Game1

トヨタ紡織サンシャインラビッツvs. シャンソン化粧品シャンソンVマジックGame2)

 

42日〉新潟市東総合スポーツセンター

【クォーターファイナル】

ENEOSサンフラワーズvs. SQF /Game1の勝者

三菱電機コアラーズ vs. SQF /Game2の勝者

 

 4月1日より第24回Wリーグプレーオフが始まる。プレーオフは、レギュラーシーズン上位8チームによるトーナメント戦で、4月1日はセミクォーターファイナル、翌日の2日にはクォーターファイナル新潟県を舞台に開催される

 

ENEOS富士通日立ハイテク東地区3チームが激突

 セミクォータファイナルの第1試合は富士通vs. 日立ハイテク2シーズン連続でセミクォーターファイナルでの対戦となっ

 

 レギュラーシーズンで昨年12月10日と11に対戦している両チーム。結果は1勝1敗で、星を分ける形となった。

 

 その対戦では、第1戦は富士通が72-68で勝利。第1クォーターからリードを奪った富士通が試合を優位に進め、第4クォーターこそ日立ハイテクの怒とうの反撃に遭ったものの、最後は逃げ切っ。続く2戦は序盤から互いに譲らず、前半を終えて富士通がわずか1点のリードとなる。だが、後半に入るとフィールドゴール成功率100%、3ポイントシュート1本を含む8本のシュートをすべて沈めた大原咲織の活躍もあった日立ハイテクが富士通を突き放し67―61勝負を決めた

 

 レギュラーシーズンの成績は富士通が5位、日立ハイテクは8位となっているが、セミクォーターファイナルは一試合のみの一発勝負。レギュラーシーズン同様に接戦が予想されるだけに、目の離せない試合となりそうだ

 

 この対戦で勝ったチームは翌日のクォーターファイナルでENEOSと対戦する。ENEOSは得点ランキング2位で大黒柱の渡嘉敷来夢が元気な姿を見せており、レギュラーシーズンを戦っていく中で、チームの調子も上向きとなっている。チームとしてはクォーターファイナルからの出場は初めてとなるが、移籍で加入した長岡萌子や林咲希、宮崎早織らキャリア豊富な選手も多く、プレーオフ独特の雰囲気の中でしっかりと力を発揮するだろう

 

 ベスト4を懸けて争うENEOS、富士通、日立ハイテクはいずれも活動拠点を関東に置くチーム。勝って、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザへとコマを進めたい。

 

混戦模様の三菱電機トヨタ紡織シャンソンとの争い

 もう一つのセミクォーターファイナル2試合で予定されているのはトヨタ紡織 vs. シャンソン』。こちらはレギュラーシーズンでは今年の1月21日と22日に対戦し、いずれもシャンソンが勝利している

 

 だが、第1戦は6053、第2戦は63―60と2試合ともに僅差の戦いに。第1戦は前半こそ互角の展開となったが後半にインサイドを起点に得点したシャンソンが紡織を突き放した。また、第2戦ではシャンソンの吉田舞衣が3ポイントシュート5本を含む20得点と爆発。アーリーエントリーで加入したイソジェウチェの活躍も目覚ましく、接戦を制した

 

 一方のトヨタ紡織は、シャンソンには連敗したものの、その後、約1か月のバイウィークを経て臨んだトヨタ自動車との2連戦では1勝をもぎ取り、また富士通との試合も1勝1敗とした。最終週のENEOS戦は連敗となった、レギュラーシーズンは6位で終了。日本代表東藤なな子を中心に、スターターからベンチメンバーまで層は厚く、セミクォーターファイナルは、シャンソンを相手にレギュラーシーズンのリベンジを果たしたい

 

 トヨタ紡織とシャンソンの勝者をクォーターファイナルで待ち受けるのは、三菱電機コアラーズ。今シーズンは序盤から白星を重ね、レギュラーシーズンでは3位となっている

 

 チームの精神的支柱でもある渡邉亜弥は、アシストのタイトルを獲得し、得点ランキングでも5位。ディフェンス面での貢献も大きく、攻防において絶対に欠かすことのできない存在だ。また、得点ランキング4位の西岡里紗もインサイドを中心に得点やリバウンドで奮起しており、他にも司令塔の藤田和など成長著しい若手選手も積極的なプレーを見せているレギュラーシーズンではトヨタ紡織には2勝、シャンソンには1勝1敗としている三菱電機。プレーオフでは総合力を強みに4シーズンぶりの4強入りを狙う。

 

 昨シーズンはレギュラーシーズ6位のシャンソンが3位のデンソーにクォーターファイナルで競り勝つなど、これまでも様々なアップセットがあった。それだけに、この2日間は、激戦必至の4試合となる。

 

 なお、セミクォーターファイナルとクォーターファイナル新潟県の新潟市東総合スポーツセンターにて開催される。

 

◆プレーオフ特設サイト https://www.wjbl.org/playoff/22-23/


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