いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。
髙田 真希(デンソー アイリス #8)
アウォード【レギュラーシーズン MVP】 9年ぶり2回目
【レギュラーシーズン ベスト5/C】7年連続11回目
──レギュラーシーズンベスト5(センター)は文句なしだと思いますが、MVPは9年ぶりです。どういう感想をお持ちでしょうか。
髙田:率直に嬉しいですし、投票してくださった方々がいるからこそのMVPですので、評価してくださった方たちに感謝しています。
──シーズン前、特に意識したことやチームへの貢献として考えたことはありますか。
髙田:昨季から少しずつチームとして戦えているというか、個々がステップアップしていました。自分には点を取りに行く、リバウンドに行くという役割はありますが、他の選手もそういう意識が高くなっているので、しっかり周りを生かすことを優先しようと考えていました。前半戦ではアシストも多かったと思います。
ただ、やっぱり攻める時は自分もしっかり攻める。後半戦はチャンスがあったら点を取りに行こうと意識しました。シーズンの前半と後半で自分のプレースタイルは少し変わったと思うんですけど、そこは試行錯誤しながらで、この年齢、キャリアでも学んでいった感じです。
──今回は珍しくリーダーズ表彰に名前がありません。これは数字が上がらなかったわけではなく、自分が求めてきたプレー、チームプレーができた証なのでしょうか。
髙田:強いチームというのはバランスが取れていて、リーダーズ各部門のトップに入る選手がいないこともあると思います。今季はレギュラーシーズン1位になり、それはバランスが取れていて、いろんな選手が攻めて、いろんな選手がリバウンドを取ってと偏りがない分、相手に的を絞りづらくさせていたと感じています。それは嬉しい傾向ですし、ベスト5には2人入っています。コーチ・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。そこもチームとしての評価だと思います。
チームスポーツなので、自分の考えとしてはチームとしてのタイトルが欲しい。そこでは誰か1人に頼ってしまうと、チームとして優勝するのは難しくなると思うので、チームとしての成果、成長を感じています。
──ベスト5(センター部門)についてのコメントもお願いします。
髙田:センターとして一番大事にしているのはリバウンド。チームが勝つためにはリバウンドを取ることもそうですけど、しっかりボックスアウトをして自分のマークマンに取らせないというのも重要です。リバウンドは、取られてしまうと自分たちの流れにならなかったり、1本のリバウンドで流れを変えることもできるので、センターとしてリバウンドを大切にしています。なかなかいいプレーができない時でも確実にボックスアウトしていれば、自分が取れる範囲に落ちてくるボールは取れるので、自分の調子に関係なくチームに貢献できます。どんな状況でも怠ることなくやる、それは自分の信念として、大切にしています。