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【interview】第24回Wリーグ表彰者・川井 麻衣(トヨタ自動車)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。






川井 麻衣(トヨタ自動車アンテロープス #4)
アウォード【ベストディフェンダー】初
リーダーズ【スティール 64本:Avg 2.46】2年ぶり2回目

──ベストディフェンダー賞とスティール部門のW受賞になりました。

川井:私自身大きく成長できた一年だったと思います。チーム最年長でキャプテンも経験し、難しさや楽しさを感じながら、前所属の三菱電機以来の長いプレータイムでした。やりがいやプレッシャー、責任感と向き合い、前向きに頑張れて良かったと思います。

 

──ご自身が感じている一番の成長はどういう部分でしょうか。

川井:気持ちの面でしょうか。山本1人をハンドラーにさせるわけにはいかないし、(ハンドラーが)必要だとなった時に、自分がそのもう一枚にならなきゃなっていう気持ちがありました。技術面ではシュートに自信がつき、パスも生かせるようになりました。ピック&ロールだったり、得意なプレーが明確になって、自信を持ってコートに立てたかなと思います。

 

──プレータイムがあればあるだけ、持ち味を発揮できるタイプだと思いますが?

川井:そうですね、インパクトを残せるタイプではなく、爆発力があるかといえばそれもないと思います。華麗な3ポイントやキラキラしたものがあればいいなとも思いますけど、私はディフェンス。あまり注目されないところで評価をいただき、受賞につながったと思います。スティールは武器のひとつですけど、自分の中ではディフェンスで頭を使うプレー、ヘルプだったり、リクレクションだったりを重視してきました。三菱電機時代から「1.5人分守れ」って言われてきましたが、それは目線を送るだけでも効果があります。そういう小さな動きも自分なりに工夫していて、結果に表れたことがすごく嬉しいです。

 

──三菱電機時代に渡邉亜弥先輩を見て学んだこともあるんですね。

川井:いっぱい教えてもらいましたし、背中を見て、たくさん学びました。

 

──今は川井先輩の背中を見ている若手がいると思いますが?

川井:そうですね、練習中もコートの中だから感じることがあるので、選手同士で話したり、自分が感じたことをコーチに伝えたりします。後輩から聞かれることも増えたので、気になることがあれば伝えるようにしています。

 

──「キャプテンシー」という言葉がありますが、どのように意識していますか。

川井:意見を聞くことと、PGはみんなが見ているので、悪い感情はあまり出さないとか……自分の意見もありますけど、どういう考えでそのプレーになったのかを理解しようと努めます。今季は3人キャプテンがいたので、私は一歩引いて全体を見るよう意識していました。それは消極的な意味ではなく、前向きな意味での「一歩引く」という考え方です。キャプテンだけでなく、みんながそれぞれ持ち味を発揮できるチーム、それがトヨタ自動車の強みだと改めて感じたシーズンになりました





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