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【interview】第24回Wリーグ表彰者・ウラディミール ヴクサノヴィッチ(デンソー)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。






ウラディミール ヴクサノヴィッチ(デンソー アイリス ヘッドコーチ)
アウォード【コーチ オブ ザ イヤー】初

 

──受賞を聞いた時の感想をお願いします。

ヴクサノヴィッチ(以下、V:とても誇りに思っています。大変な努力を積み重ねたシーズンでしたし、我々の成長を他チームのコーチや多くの関係者の皆様にも認めてもらえたことをとても嬉しく思います。また、自分と大志を共にしてくれる、ハードワークができる人々に囲まれてとにかく幸運です。受賞者には私の名前が刻まれていますが、チーム全員への賞だと考えています。

 

──チームの成長を一番感じたところはどこでしょうか。少し時間が足りないと感じたことがあれば教えてください。

V:まず、第一に一つの集団としてコミュニケーションの面でしっかり成長できました。また、2つ目の問いについては、もう少し細かいところまでやり切りたかった、もっと集中力を持続できるようにしたかったです。バスケットボールという団体競技において成功し続けるには、自分に自信を持ち、常に上を見続ける、という部分が少し欠けているようにも思います。ですから、相手へのリスペクトを持つとともに、自分たちの志を常に高く持ち続け、自分たちがやっていることと、自分たち自身を信じ切ることが大事だと考えています。

 

──チームづくりにおいて最も重視している点は何でしょうか。

V:個々の才能と規律はもちろんとても大切です。ただ、大事なことはもう一つあります。自分のチームには自己中心的な選手はいてほしくない、そう思っています。他の選手が犯したミスを、自分の身体をフロアに投げ出してでもカバーしようとすることができる選手、プレーしている時でもベンチにいる時でも、みんなで成功することを心から願い楽しめる選手、そういった選手の集団でいてほしいと考えています。才能はあっても自己中心的な選手と、才能では少し劣っていたとしても前述したような素養を持っている選手であれば、私は必ず後者を選びます。

 

──チーム初のレギュラーシーズン1位。デンソーというチームの良さを教えてください。

V:昨季終了後、重要な役割を担っていた4人選手が突然引退し、組織にとってはとても難しいシーズンスタートを迎えました。そんな中、私たちは一丸となって細かいところまで一生懸命取り組み、日々学び続け、たくさんの時間をトレーニングに費やしてきました。その結果、自分たちが求めていたところに辿り着けたのかなと思います。私はデンソーというフィロソフィーが大好きです。常に最先端であろうとし、ポジティブなエナジーと笑顔が溢れるよう努めながらも、チームとしての正しい価値の構築と個々の役割を忘れずにいます。それは簡単に言うと、毎日笑顔を絶やさずに一歩ずつ確実に前進し続ける、ということです。私はここで毎日顔を合わせるすべての人と共に働くことを心の底から楽しんでいました。そういう、ポジティブなエナジーがレギュラーシーズン1位に導いてくれたのだと思います。

 

──今後、ご自身のバスケキャリアで目標にしていること、夢は何でしょうか?

V:何よりもデンソーで初のリーグ優勝というタイトルを獲得したいと思っています。私ももちろん私の家族も、とても日本を気に入っています。次シーズンは、是が非でも、ここ日本で「日本一」を達成したいと思っています。
日本のファンのみなさん、我々とエナジーを共有してくださってありがとうございました。リーグのファンがどんどん増えていることを大変嬉しく思いますし、それは私の尊敬するコーチやリーグ全体を通じ、みんな一丸となって良い仕事ができることを意味していると思います。それでさらにモチベーションが上がりますし、これからも日本女子バスケットボール界の発展にお互い高め合っていきましょう。








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