いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。
馬瓜 ステファニー(トヨタ自動車 アンテロープス #3)
アウォード【プレーオフ ベスト5】2年連続2回目
──記者会見でコメントされましたが、プレーオフは調子が良かったのでしょうか。
馬瓜:プレーオフの前、レギュラーシーズンの最後は連敗で終わったんですけど、それほど調子が悪かったわけではなく、調子が上がっていく最初のステップだったと思います。それから2~3週間は自主練習やチーム練習でも「調子が良いな」って感じたので「プレーオフは調子が良かった」というコメントになったと思います。
──セミファイナルはいつも通り、楽しくプレーができたんですね?
馬瓜:セミファイナルは試合まで少し空いたので、その間も試合を続けてきたシャンソンとは勢いに差が出てしまうかもしれない。大神(雄子)HC始め、選手、スタッフ全員でGAME1の入りは大事にしようと意思統一ができ、みんな良い顔でプレーできました。それは最後まで貫こうと確認し合っていましたし、どんな形であれ、勝利につなげようとみんなで声を出し合っていました。
──ただ、ファイナルは残念な結果でした。ただ、「楽しくてずっとこのまま続けばいいのに」とコメントされましたが、その時の心境を改めてお聞かせください。
馬瓜:悔しい気持ちが一番なんですけど、それでも先輩方と、あのような試合ができて楽しかったですし、ファンのみなさんも一体になってあのような雰囲気をつくれたので、それがいいなって……本当に「このまま続けばいいのに」って感じました。
──GAME3はWオーバータイム。そうそう経験できるものではないと思いますが、少し時間が経ってどのように感じていますか。
馬瓜:そうですね、本当に永遠でした、あの時間は。4クォーターと最初のオーバータイムの最後はトヨタ自動車のポゼッション。あの場面で1本取るために、もっと考えられたんじゃないかとふり返ることもありますけど、自分にボールを託してくれたチームメイト、ゴールに向かって行った山本……みんなが信じて任せてくれたと思うので、あのようないい経験ができたのは嬉しかったです。
今季のトヨタ自動車は正直、大丈夫!? って思われた部分があると思うんですけど、それをみんながわかった上で、そういう評価を覆すんだという気持ちでした。1試合1試合、自分たちが苦しい中で勝ち切った試合が多かったので、シーズンの中で成長したチーム。ファイナルまで来られるとは思っていなかったですけど、チームを信じ続けて良かったと思います。
日本の女子バスケはすごくレベルが高いと思いますし、その中で強豪チームと渡り合えたとのはすごく自信になりました。これからアメリカでの挑戦が待っていますが、思いっ切りやるだけ、しっかり壁にぶつかっていって、しっかりやり切りたいと思います。