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第25回Wリーグ HCインタビュー【新潟アルビレックスBBラビッツ】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。

新潟アルビレックスBBラビッツ 伊藤篤司ヘッドコーチ

弱点を不安に思うより、強みに自信を持つことが大事



──練習環境のこともあり、ご苦労があったと聞いています。
 チームづくりの過程ではとても難しい状況がありました。7月から8月の終わりにかけて猛暑に見舞われたため、練習時間が制限されてしまうことも多くありました。9月に入ってようやく少し気温が下がってきたので、練習の強度を上げながら開幕までの短い期間で仕上げていきたいと思っています。

──今シーズンはどういうテーマで臨まれるのでしょうか。
 もともとサイズのあるチームではありませんから、みんなで動きながらズレをつくってノーマークにしたり、相手ディフェンスを崩したりしてシュートを打っていく、そういうチームをめざしています。ディフェンスもみんなでプレッシャーをかけながら守っていく、そういうイメージです。ただ、どうしても大きい選手にインサイドをやられますから、そこは頑張りつつも、シュートを入れられたらすぐにリスタート。男子日本代表が見せてくれたようなプレーは見習いたいと思いますし、めざす姿でもあります。

──インサイドの弱点を素早いトランジションで補う、ということでしょうか。
そうですね、自分たちのデメリットは高さがないところですが、メリットを活かすことを考えなければなりません。スピードやクイックネス、トランジションの速さなどできることで最大限の力を発揮する。逆にそこはオフェンスで優位を取っていこうと選手たちに徹底しています。

──期待する選手や成長してほしい選手など、名前を挙げていただけますか。
 先日のオータムカップでPGの#13陽本(麻優)、#25北川(聖)、#32河村(美侑)をスタートで起用しました。ポジションレスというか、サマーキャンプの際はセンター陣が欠場したことで小さいラインナップでいかざるを得なかった。ですが、それが良かったんです。最下位のチームですから、オーソドックスにやっていてもダメ、チャレンジしなければなりません。登録上のポジションはあってもその時その時の状況に合わせ、PGの役目をこなせる選手がカバーすればいいし、小さい選手もリバウンドに飛び込んでいく。PF登録の#93本田(朱里)も本来はSFタイプですし、センターの#8矢野(祐未)はアウトサイドのシュートも上手い。スモールラインナップは機動力が発揮できると再認識しました。
チームの課題は3Pシュートで、ここは確率を上げていかなければ勝負できないでしょう。選手の個性を見極めながら、強みを前面に押し出し、気持ちで負けないことが大事です。ファンの声援に応えられるようチーム一丸となって頑張りたいと思います。

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