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第25回Wリーグ HCインタビュー【プレステージ・インターナショナル アランマーレ】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。

ベテランの加入で若手活気づく好循環が生まれる



──Wリーグ3シーズン目、今シーズンのチームの手ごたえはいかがでしょうか。
 トヨタ自動車から移籍してきた#15佐藤(京香)は間違いなくキープレーヤーの1人です。どちらかというと淡白な選手が多かった中、いい活性剤になっています。リバウンドやルーズボールに頭から突っ込んでいきますし、誰よりも声を出している。彼女の存在感がチームに根づいたのは大きいですね。
 また、今シーズンは#8(ニアン ンディ)クンバや#22森(ムチャ)といったサイズのある選手が加入しました。#11河瀬(ひとみ)みたいに、小さいけれどもスルスルっとインサイドに入って点を取ってくる選手もいます。ペイント内の得点が増えるのは確実ですから、そこにプラスしてアウトサイドからの得点力が欠かせません。昨シーズンはアウトサイドしかなかったですから、攻撃の幅が広がっていると実感しています。

──選手起用にも変化があり、多彩な攻撃が仕掛けられるわけですね。
#55髙橋(悠香)は、昨シーズンは4番でした。今シーズンは3番で起用する予定で、ドライブやアウトサイドのシュート練習にも力を入れています。多少波はありますが、いい時の感覚が長く続くようメンタル面での成長を期待しています。
サマーキャンプはいい成績ではありませんでしたが、ほぼ7名の選手で試合をこなしました。ルーキーを積極的に起用できましたし、その部分では底上げにつながったと思います。ベテランが入ってきたこともあり、チーム全体の成長がより見えるようになりました。
ただ、脚力のある相手をしっかり守ることができなかったのは反省点です。ハーフコートで守っていても簡単に抜かれてレイアップまで行かれてしまう。スピードがある相手に対しての対応はまだ物足りません。あまり練習ゲームが組めなかったこともありますが、その辺りは実戦で経験を積むしかないでしょう。今後、試合数をこなしながらシーズンに臨みたいと思います。

──若手とベテランの融合によって、良い化学反応を起こすかもしれません。
先ほども言いましたが、メンタル面では佐藤や森の加入によって、既存の若手選手たちがずいぶん刺激を受けています。トップレベルを知っている選手が来たことでいい雰囲気になっています。これまで怖いもの知らずでやってきた選手たちが、少し怖さを感じるようになったタイミングでしょう。バスケットに対する取り組み方やプレーのこと、メンタルについても適切なアドバイスをしてくれるのでとても助かっています。年々成長の跡があるチームですから、今シーズンはさらに飛躍する特別なシーズンにしてきたいと思っています。

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