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ENEOSサンフラワーズが3年ぶりに女王の座に返り咲いた昨シーズン。そこからどのチームも移籍や新人といった新戦力が加わり、さらにパワーアップして臨む今シーズンは、さらに混戦が予想されます。ここでは、自身もジャパンエナジーサンフラワーズ(現ENEOS)でプレーし、日本代表としてもアトランタ・オリンピックに出場した経験を持つ原田裕花新会長が、第25回Wリーグ開幕にあたっての思いやシーズンの見どころをお伝えいたします。
先ほども触れたように、来シーズンに向けた争いという点では、どのチームの選手たちも『やってやろう』という思いを持っていると思いますし、反面、ドキドキした緊張もあるでしょう。私自身、選手のときはシーズンが始まると、戦闘モードに切り替わりました。当時はなかなかリーグ戦では優勝できなかったという背景もありますが、『やらなくてはいけない』という思いは人一倍強かったですね。さらに勝たなくてはいけないというプレッシャーもすごく感じていたと思います。ただ、現在の選手たちは、そういったこともすべて受け止めた上で楽しめる。どんな状況でもバスケットを楽しむようにモチベーションを上げていくことができるので、そこは私の時代とは異なるし、すごいと思います。プレッシャーも責任もあらゆることをしっかりと受け止めた上で『やるぞ』といった考えに変えるマインドを持っていて、本当に切り替えが上手だと思います」
ENEOSサンフラワーズが3年ぶりに女王の座に返り咲いた昨シーズン。そこからどのチームも移籍や新人といった新戦力が加わり、さらにパワーアップして臨む今シーズンは、さらに混戦が予想されます。ここでは、自身もジャパンエナジーサンフラワーズ(現ENEOS)でプレーし、日本代表としてもアトランタ・オリンピックに出場した経験を持つ原田裕花新会長が、第25回Wリーグ開幕にあたっての思いやシーズンの見どころをお伝えいたします。
新たなシーズンを迎えるにあたり…
「いよいよ10月14日に第25回Wリーグが開幕します。私は1996年まで現在のENEOSサンフラワーズでプレーしていましたが、その頃はまだ日本リーグという名称でした。(※1999-2000シーズンからWリーグに改称)。ただ、選手としてトップリーグでプレーした経験があるので、プレーについてや選手の気持ちの面などいろいろなことを感じ取ることができるのではないかと思っています。そういったことを含め、あらゆる面で選手たちを応援していきたい。そもそも会長を引き受けさせていただいた大きな理由は、選手たちからたくさんの感動をもらう中で、私も選手たちを応援したいという思いが強かったからです。その思いを持ちつつ、Wリーグを多くの方に知ってもらうためにも、私自身ができることに精一杯、取り組んでいきたいと思っています。会長となって迎えるはじめてのシーズン。私自身も多くの会場に足を運び、選手やチームの応援はもちろんのこと、大会運営に携わってくださる関係者の方たちともコミュニケーションを取る努力をしていきたいと思っています。また、世代が異なるため、現役の選手たちは私に直接声を掛けづらいかもしれないので、私から積極的に話しかけるなど、距離を縮めていきたいですね」第25回Wリーグの見どころについて
「新しくヘッドコーチを招聘したり、選手編成が変わったりと、チームそれぞれが変化をした中で迎える新シーズン。昨シーズンもどこがファイナルまで勝ち上がるか分からないような争いでしたが、今シーズンも混戦は続くと予想されます。中でも順位争いはより激しくなると思います。というのも、来シーズンよりWリーグは2ディビジョン制となりますが、2ディビジョンの『プレミア(全8チーム)』と『フューチャー(全6チーム)』のリーグの振り分けは、今シーズンの結果に基づくからです。今シーズンの1位〜8位のチームが属するプレミアリーグをどのチームも目指していますから、順位争いは最後まで見逃せません。選手同士のプライド、さらに昨シーズンの下位チームは上位チームに立ち向かっていくぞという思いもより強くあるでしょう。いろいろな気持ちがぶつかり合うシーズン、その戦いの面白さや接戦になったときのワンプレーに対する指揮官の采配など、どの試合も見どころは多く、注目です」バスケットを心から楽しむ選手たち
「日本代表として世界で結果を残してきた選手も多く、Wリーグは、『世界基準のリーグ』だと胸を張って言えるリーグです。プレーの質や選手たちの考え、意識の高さも世界レベルです。ベテランから若手まで、選手がモチベーション高く取り組んでいるリーグはこれからもさらに成長していくと思います。先ほども触れたように、来シーズンに向けた争いという点では、どのチームの選手たちも『やってやろう』という思いを持っていると思いますし、反面、ドキドキした緊張もあるでしょう。私自身、選手のときはシーズンが始まると、戦闘モードに切り替わりました。当時はなかなかリーグ戦では優勝できなかったという背景もありますが、『やらなくてはいけない』という思いは人一倍強かったですね。さらに勝たなくてはいけないというプレッシャーもすごく感じていたと思います。ただ、現在の選手たちは、そういったこともすべて受け止めた上で楽しめる。どんな状況でもバスケットを楽しむようにモチベーションを上げていくことができるので、そこは私の時代とは異なるし、すごいと思います。プレッシャーも責任もあらゆることをしっかりと受け止めた上で『やるぞ』といった考えに変えるマインドを持っていて、本当に切り替えが上手だと思います」