全日本総合選手権はJX-ENEOSの優勝(2年連続19回目)で幕を閉じました。
そしていよいよ1/17(土)からはリーグ戦が再開、セミファイナル出場枠の上位4チームを目指し熱戦が繰り広げられます。
本日から4日間、リーグ後半戦の展望をOGに語っていただきます。
第1回はデンソーOGの小畑亜章子さんです。
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皇后杯はJX-ENEOS の優勝で幕を閉じ、Wリーグは1月17日から後半戦が始まります。前半戦は12もしくは14試合を終えた時点で、2ケタ勝利のチームがデンソー、富士通、JX-ENEOS、トヨタ自動車、シャンソン化粧品の5チーム。今年は11チームの3回戦総当たり(30試合/チーム)ということで、どのチームもまだ半分ほど試合を残しています。その中で、この5チーム同士が2試合ずつ直接対決を残しているため、今後順位変動、一波乱はおきそうな予感。セミファイナルへ進む4チームは、この5チームの中からの可能性が高いと思いますが、まだどのチームにもセミファイナルへのチャンスはあります。
私が後半戦に注目している選手は富士通・ #10 町田瑠唯選手です。4シーズン目になり勝ち負けを繰り返し、富士通のガードに定着するための力と経験が蓄積され、今が一番いろんなことが見えてくる時期に差しかかってきていると思います。個人的な観点で、今のWリーグでは唯一の「ピュアガード」だと思います。近年ではガードも点数が取れて攻撃的な「コンボガード」が増えているだけに、チームメイトをコントロールし、ポイントだと判断した時に点数を取るというゲームメイクのバランスが上手だと感じます。現時点でチームのポイントアベレージが79点(1位)という数値をたたき出しているのも、町田選手のパスにチームメイトが魅了され、パスが絶対に飛んでくるから走り、ポジションを取るといった好循環がうまれているからこそ。町田選手もその期待に応えるように、コート全体を使ったクロスパス、スキップパスなど多彩なパスをうまく使い分け、シュートチャンスに対してもシューターに正確なパスが供給されています。バランスのいい周りの選手にも恵まれ、以前から定評のある町田選手のアシストが、富士通のバスケットボールを左右する肝心な役目を担っていると思います。皇后杯の準決勝では、王者JX-ENEOSとあと一歩のところまで競り合っただけに、Wリーグの後半戦での戦いに誰もが期待し、注目していることは間違いないと思います。
他にも、最も面白い存在となっているトヨタ紡織の中で、モチベーションも高く、巧みなパスやドリブルを使いこなす #11 川原ゆい選手、日本を代表するガード、久手堅選手の控えとして勉強しながら経験を積み、大型ガードとして久手堅選手とは違ったタイプのガード像が期待されるトヨタ自動車・ #7 水島沙紀選手、吉田選手がけがで不在の中、開幕戦からチームのメインガードという大役に堂々とプレーして力を発揮している、JX-ENEOS・#32 宮崎早織選手。これら3名のルーキーのガード陣も、個々の特徴を生かし、ルーキーとは思えないようなチーム内での存在感を発揮しており注目しています。
小柄ながらもWリーグで活躍しているガードの選手たちを、是非会場でご覧になり、注目し、応援してください。
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明日は第2回、JOMO(現JX-ENEOS)OGの大山妙子さんの展望をお届けします。
お楽しみに!!
(写真は、富士通 #10 町田瑠唯選手)
そしていよいよ1/17(土)からはリーグ戦が再開、セミファイナル出場枠の上位4チームを目指し熱戦が繰り広げられます。
本日から4日間、リーグ後半戦の展望をOGに語っていただきます。
第1回はデンソーOGの小畑亜章子さんです。
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皇后杯はJX-ENEOS の優勝で幕を閉じ、Wリーグは1月17日から後半戦が始まります。前半戦は12もしくは14試合を終えた時点で、2ケタ勝利のチームがデンソー、富士通、JX-ENEOS、トヨタ自動車、シャンソン化粧品の5チーム。今年は11チームの3回戦総当たり(30試合/チーム)ということで、どのチームもまだ半分ほど試合を残しています。その中で、この5チーム同士が2試合ずつ直接対決を残しているため、今後順位変動、一波乱はおきそうな予感。セミファイナルへ進む4チームは、この5チームの中からの可能性が高いと思いますが、まだどのチームにもセミファイナルへのチャンスはあります。
私が後半戦に注目している選手は富士通・ #10 町田瑠唯選手です。4シーズン目になり勝ち負けを繰り返し、富士通のガードに定着するための力と経験が蓄積され、今が一番いろんなことが見えてくる時期に差しかかってきていると思います。個人的な観点で、今のWリーグでは唯一の「ピュアガード」だと思います。近年ではガードも点数が取れて攻撃的な「コンボガード」が増えているだけに、チームメイトをコントロールし、ポイントだと判断した時に点数を取るというゲームメイクのバランスが上手だと感じます。現時点でチームのポイントアベレージが79点(1位)という数値をたたき出しているのも、町田選手のパスにチームメイトが魅了され、パスが絶対に飛んでくるから走り、ポジションを取るといった好循環がうまれているからこそ。町田選手もその期待に応えるように、コート全体を使ったクロスパス、スキップパスなど多彩なパスをうまく使い分け、シュートチャンスに対してもシューターに正確なパスが供給されています。バランスのいい周りの選手にも恵まれ、以前から定評のある町田選手のアシストが、富士通のバスケットボールを左右する肝心な役目を担っていると思います。皇后杯の準決勝では、王者JX-ENEOSとあと一歩のところまで競り合っただけに、Wリーグの後半戦での戦いに誰もが期待し、注目していることは間違いないと思います。
他にも、最も面白い存在となっているトヨタ紡織の中で、モチベーションも高く、巧みなパスやドリブルを使いこなす #11 川原ゆい選手、日本を代表するガード、久手堅選手の控えとして勉強しながら経験を積み、大型ガードとして久手堅選手とは違ったタイプのガード像が期待されるトヨタ自動車・ #7 水島沙紀選手、吉田選手がけがで不在の中、開幕戦からチームのメインガードという大役に堂々とプレーして力を発揮している、JX-ENEOS・#32 宮崎早織選手。これら3名のルーキーのガード陣も、個々の特徴を生かし、ルーキーとは思えないようなチーム内での存在感を発揮しており注目しています。
小柄ながらもWリーグで活躍しているガードの選手たちを、是非会場でご覧になり、注目し、応援してください。
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明日は第2回、JOMO(現JX-ENEOS)OGの大山妙子さんの展望をお届けします。
お楽しみに!!
(写真は、富士通 #10 町田瑠唯選手)