【プレビュー】4年連続の対戦

　プレーオフ・ファイナルは、JX(プレーオフ・ファーストラウンド1位)vsトヨタ自動車(同2位)の5戦3先勝方式での対戦となります。第1戦は3/14（木）秋田県・秋田県立体育館、第2戦は3/16（土）宮城県・仙台市体育館、第3戦は3/17（日）は代々木第二体育館にて行われ、どちらかが3勝するまで、第4戦を3/19（火）、第5戦を3/21（木）にて代々木第二体育館にて行います。

　4年連続のファイナルでの対戦となったJXとトヨタ自動車。
ファイナルでの対戦成績は、過去3年で、全8試合。（2010-11シーズンは、東日本大震災のため、1試合のみ実施）JX7勝、トヨタ自動車1勝とJXの圧倒的な戦績です。
スタッツを拾ってみますと、トヨタのファイナルでの1試合あたり得点が、61.00（2009-10）⇒65.00（2010-11）⇒70.50（2011-12）と、年々、上昇しているのが目につきます。JXは75.33（2009-10）⇒76.00（2010-11）⇒70.50（2011-12）で、3勝1敗でJXが優勝した昨シーズンのファイナル4試合での総得点数は、282得点で全く同じでした。
もっとも、トヨタ自動車のレギュラーリーグでの対JX戦1試合あたり得点は、75.50（3勝1敗）⇒63.00（1勝3敗）⇒63.75（2勝2敗）⇒58.67（0勝3敗）と逆に降下。果たして、ファイナルに照準を合わせているのか？それともJXに抑えられているのか？
他にも、1試合あたりのシュート数に注目です。トヨタ自動車は3PTSが多く、JXは2PTSが中心。しかしながら、トータルのシュート数（フリースローを除く）では、年々JXに近づいており、今季の3試合では、シュート数はトヨタ自動車・202本、JX・201本。リバウンド、スティール等で、攻撃機会を失うことが多い中、きちんとシュートまでつなげていることは、トヨタ自動車の攻撃力がアップしている証拠です。このシュート数で、トヨタ自動車得意の3PTSが決まると、一気にJXを倒すかもしれません。

　注目選手は、トヨタ自動車・#25久手堅。レギュラーシーズンは怪我で7試合の出場に止まりましたが、プレーオフに入って好調。特にセミファイナルでは、自ら8本中5本の3PTSを沈め、2試合で46得点。#12矢野、#2川原、#24栗原といった3PTSの得意な選手が揃うトヨタ自動車ですが、久手堅が3PTSを沈めれば、ディフェンスは的を絞ることが難しくなります。キャプテンとして、オールジャパンに続き、チームに栄冠をもたらすことができるのか？注目です。

　プレーオフ・ファイナルは、全試合をNHK-BS1で生中継。第3戦からはCS放送SKY-Aでも放送があります(放送は後日)。会場にお越しになれない方は、ぜひテレビの前でご声援を!!
放送予定等はそれぞれのホームページでご確認ください。

スケジュール等詳細はWJBL公式WEBサイトでチェック!!
http://www.wjbl.org/

（写真はトヨタ自動車・#25久手堅笑美選手　9/28代々木第二体育館）