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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
「みんなが共通した意識を持ってプレーしている結果です。」
2年連続アシスト女王となった町田選手。まだまだ届かぬ理想のポイントガード像とは・・・
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【アシスト】
第1位・計190本(Avg.8.64本)
町田 瑠唯
(富士通レッド―ウェーブ#10)
※2年連続3回目
──ベスト5(ガード部門)とアシスト賞のダブル受賞ですが、ポイントガードとしては狙いたいタイトルでしたか?
「いえ、正直、特に数字にはこだわっていないので。アシストにしても得点にしても、スタッツは気にしていません。終わってみたらこうだった、という感じです。特にアシストに関して言えば、パスを受けたチームメイトがシュートを決めなければ数字が伸びません。ですので自分が獲った賞や、狙った数字という思いは一切ありません。周りの選手を活かしたというよりも、周りの選手に自分のパスを活かしてもらっています。その上での受賞だと思っています」
──ただ、アシストするためにはノーマークを見つけたり、自分にディフェンスを引き付けたり、そういうプレーは必要だと思います。平均8.64本という数字はいかがでしょうか?
「どうでしょう、多いのでしょうか? それもわからないです(笑)。試合の流れの中で『ここはアシストが必要だ』という考え方ではなくて、『誰が調子良いだろうか、誰を活かそうか』など、味方の動きを意識しています。(チームとして)点を取るためにどうすればいいかを考えているだけです。さらに言えば、自分のパスが直接得点に結びつかなくても、ファストブレイクで走っている選手へのつなぎ役でもいい。その次のパスが得点につながれば、私ではなくて、そのパスを出した選手にアシストが記録されます。チームとして、いかにオフェンスを成功させるかを考えるのがポイントガードの役目だと思っています」
──アシスト数が増えているのは、チームの得点が伸びていて、何本もパスがつながっている証拠ですからね。
「自分のパスが良いというわけではなくて、みんなが共通した意識を持ってプレーしている結果です。いつも感じていますが、個人タイトルというのはチームを代表して誰かが受賞するもので、ポジション的にアシスト数が多かった私が受賞したのだと思います」
──ご自身が追求するポイントガード像はありますか。アシスト賞の受賞に得点力もアップし、少しは理想に近づけましたか?
「ちょっとだけ……いや、まだまだ、まだまだです(笑)。少しでも近づくためには、大事なところでシュートを決め切る、得点が止まっているところで、自分が得点する、そういう働きがまだ足りないと思います。勝負所を見逃さずに、チーム全員で勝利できるようにゲームをコントロールする、それが大事だと思います」
──そういう理想をテーマに、アシスト賞の受賞も励みにしてステップアップしていくのですね。
「はい、そうです! もっともっと頑張りますので、これからもよろしくお願いします!!」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf