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第22回Wリーグ HCインタビュー【ENEOSサンフラワーズ】

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

毎年恒例の開幕前ヘッドコーチインタビュー。
全12チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況や
来たるシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「底上げしつつ守る伝統、それは日々の切磋琢磨から」



 昨シーズンは開幕戦で敗れました。Wリーグから少し離れていた私のキャリア不足や、主力選手の日本代表活動による合流の遅れなど準備期間は不足していたかも知れません。ただ選手たちは勝ち方を知っていますから、私からは前向きな話を少ししただけで、あとは選手たちがコミュケーションを取り合い、残りの連勝につなげてくれました。長いシーズンを見据えた戦い方はブレることなく、伝統であるディフェンスからしっかり走るバスケットができたと思います。

 今シーズンもバスケットは大きく変わることはありません。インサイドの強さは他チームを上回っていると思いますし、アウトサイドのシュート力もある。3Pシューターも2枚、3枚揃っているので、相手にとっては一番守りづらいチームではないでしょうか。

 その中で吉田、藤岡というリーグ屈指のポイントガードが抜けました。ウィークポイントになると見られるかもしれませんが、そこは経験を重ねてきた宮崎もいますし、の活躍がありましたし、高田や星という若手の成長にも期待が持てます。マイナスになることはなく、しっかり穴を埋めてくれるはずです。キャリア不足は否めませんが、そこはチーム内で競い合うことでさらにレベルアップを図って行きます。もし足りない要素があるとすれば、練習の中でしっかり補っていかなければならないと思っています。

 ポイントガードに限らず、チーム力を高いレベルで維持し続けるために意識しているのが「底上げ」。特に若手・中堅選手の底上げは不可欠な要素だと思っていますし、日々の練習で切磋琢磨することが重要です。代表で活躍し始めた林や若手の藤本、奥山などもそうですが、若手がいかにチームの底上げに貢献してくれるか。そしてその成長をサポートするのが渡嘉敷、岡本、宮澤の3本柱の存在です。""としての活躍はもとより、彼女たちのリーダーシップやアドバイスがチームの支えになっており、とても良い影響をもたらしています。

 コロナ禍で難しい状況ですが、こういう状況だからこそ、サンフラワーズらしく明るくプレーし、感動が生まれるWリーグになるよう盛り上げていきたいと思います。

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