いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
宮崎 早織(ENEOSサンフラワーズ#32)
アウォード【ベスト5/ガード】初受賞
【プレーオフベスト5】初受賞
ベスト5をW受賞。「あきらめずに頑張ってきてよかった」
──2020-21シーズンは、メインのポイントガードとして、どういった点でアピールしようと思っていましたか?
「スピードを生かしたプレーに加え、渡嘉敷来夢選手や梅沢カディシャ樹奈選手へのホットラインをアピールしたいと思っていました」
──シーズン序盤のご自身のパフォーマンスはいかがだったでしょうか。
「最初は緊張していましたが、シーズンを通して徐々に試合にも慣れ、持ち味のスピードや練習してきた3ポイントシュートを迷うことなく打つことができるようになりました」
──皇后杯は苦しみながらも連覇を達成しました。表彰式は今までと違っていましたか?
「これまで見てきた景色とまったく違いました。メインのポイントガードでの優勝は初めてだったので、とてもうれしい半面、ホッとして疲れが一気に出たのを覚えています(笑)」
──それでも、リーグ後半戦は苦しい戦いになりました。ポイントガードとして最も気をつけたことは?
「簡単にミスをしないこと。ターンオーバーが増えてしまうと、自分たちのペースに持っていけないし、相手のペースになってしまう。簡単なミスをしないよう、ボールを大事にするように気をつけていました」
──ファイナル終了後、安間志織選手(トヨタ自動車アンテロープス)と言葉を交わしていましたが。
「『MVPおめでとう』という気持ちでハグをしにいったのですが、最初に言われたのが、『ユラ(宮崎)、髪色と髪の毛ボサボサでやばいね』って(笑)。その後は『やっと終わったね。疲れたね。ゆっくり休もう』と普段の会話で終わりました」
──プレーオフベスト5とレギュラーシーズンのベスト5(ガード)とのW受賞でシーズンNo.1 ポイントガードだと認められました。感想をお願いします。
「素直にうれしいです。今までつらいことも苦しいこともたくさんあったので、あきらめずに頑張ってきてよかったなと思いました。支えてくれた家族やチームメイト、ポイントガードの先輩たちに感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、メインのポイントガードになって必ず優勝したいと思って臨んだシーズンだったので、リーグ優勝ができなかったことはとても悔しいです。
でも、ケガ人が多く、メンバーが欠けた中でもベンチメンバーがすごく頑張ってくれていたので、どの選手が試合に出ても“ENEOSは強い”ということを証明できたのではないかと思います。この悔しさは次のシーズンで、必ず晴らします」