いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
髙田 真希(デンソーアイリス#8)
アウォード【ベスト5/センター】5年連続9回目
リーダーズ【得点(西地区)/Avg.17.05点】2年ぶり7回目
指揮官から求められたのは「アグレッシブにプレーすること」
──ベスト5は9回目、得点王は7回目の受賞になりました。
「得点に関しては、自分の役割でもありますし、結果として受賞できた、自分の役割を安定して果たせた結果だと感じています。ベスト5は選んでいただくものなので、評価をいただいたということに、うれしく思っています」
──(2020-21シーズンより)マリーナ・マルコヴィッチヘッドコーチが指揮を執り、チームはどう変わったと感じましたか?
「求められていたのはアグレッシブにプレーすること。特にディフェンスはそれまで以上にアグレッシブさを求められました。それが少しずつ表現できるようになったと思います」
──マリーナHCの指導の中で、新たな発見や驚きはありましたか?
「驚きといえば、マリーナHCは各国のリーグでHCをしてきて、女子セルビア代表のHCも務めています。リオデジャネイロ・オリンピックでメダルを獲得するなど、とてもレベルの高いHCです。ところが、いざ指導を受けると、シンプルというか。もちろん求められるレベルは高いのですが、求めていること自体は決して難しくはない。例えば、アグレッシブなディフェンスですが、指示としては『相手にボールを持たせない』ことで、それを徹底します。パスをつながれたり、リバウンドを取られると、『どうして?』 となる。もっと複雑で、連携が必要なことを求められると思っていたのですが、とにかくシンプルで、それを徹底する。ただ、そのレベルの高さに驚きました。
それに、個々の選手が役割を与えられ、課題を指摘されます。でも、課題をクリアしたと判断すれば、マリーナHCは躊躇なく起用しますし、選手も自信を持ってプレーができます。一緒にコートに立つ選手は、誰もがそう感じていたと思います。それがスタンダードとなり、そのスタンダードを上げていけば、試合ではよりコンスタントに結果が出せると思います」
──シーズン前のオフはコロナ禍でしたが、取り組んだことはありますか?
「特別なことはありませんでしたが、自体重でできるトレーニングだったり、年齢を考えてストレッチや可動域を広げるトレーニングだったり、自分の体を見つめ直すことができました。チーム練習や全体でのトレーニングが始まるとなかなかアプローチできない体のケアに注意を払いました。その成果として、シーズンを通してケガがなかったのは、良かったと思います」
──最後に、ファン方へのメッセージをお願いします。
「目標を達成することができず、とても悔しいシーズンでした。コロナ禍で外出が難しい中、アリーナでの応援やリモートでの応援など、すごくパワーを感じることができました。これからも応援してもらえる選手になれるよう、頑張りたいと思います」