いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
西岡 里紗(三菱電機コアラーズ#15)
リーダーズ【ブロックショット(西地区)/Avg.1.40本】初受賞
【フィールドゴール成功率(西地区)/Avg.56.38%】初受賞
「今回の受賞をベースとして、さらにしっかりとしたプレーをしたい」
──2部門での受賞です。2020-21シーズンのパフォーマンスを振り返ってください。
「全体的には、その前のシーズン(2019-20)以上にペイントエリア内を攻略できたと思います。前半戦は安定したプレーができず、そこでコーチ陣とも話し合って練習方法も変えました。後半戦はポストアップでの面取りや、そこからのシュートの精度を上げることができ、手応えを感じました。
ただ、ディフェンスは、正直なところ前のシーズンの方が良かったかもしれません。サイズのある選手がアウトサイドでプレーし、3ポイントシュートを狙うケースや、スクリーンのスイッチからガードの選手をマークするケースも増えています。ガード陣に対してのディフェンスではスピードのミスマッチを突かれてしまうこともあったので、そこは課題として捉え、改善してきたいと思います」
──手応えがあったところは数字として表れ、受賞につながったのではないですか。
「初めてこういった賞をいただくことができたので、自信につながっています。ただ、リバウンドの数字はもう少し上げたいですし、オフェンスでもディフェンスでもリバウンドが取れればチームとしてもっと楽になると思うので、そこは突き詰めていきたいです。セミファイナルやファイナルを見て、リバウンドの大切さを痛感しました。次のシーズンは、今回の受賞をベースとして、さらにしっかりとしたプレーをしたいと思います」
──2018-19シーズンのリーグ準優勝の時、インサイドに王朝新喜選手(2019-20シーズンをもって引退)がいました。ベテラン選手が抜けて、「自分がやるんだ」という気持ちになったのではないですか。
「それは、ものすごくあります。王さんの代わりはできないかもしれませんが、自分なりのプレースタイルで、ペイントエリアを攻略しなければいけないと感じています。それは今回のシーズンの責任感に結びつきました。チームメイトも全員が頑張ろうという雰囲気があったので、あまり背負い過ぎずにリーグ戦に入ることができました」
──Wリーグで経験を積み、3x3女子日本代表として国際大会の経験もありますが、大きな目標は、2018-19シーズンの準優勝を超えることですね。
「はい、一つしかありません。今回のシーズンはチームの持ち味であるディフェンスの面で徹底できていなかったと感じるところがありました。メンバーも代わるので、ディフェンスはみんなでステップアップし、チャレンジしていきたいと思います。
それと、私を含めてインサイドの選手も積極的にシュートを狙わなければなりませんし、シューター陣のために良いスペースを作れるようなプレーもしたいです。『リバウンドは西岡がいるから』と、安心してシュートを打ってもらえるように頑張ります。3x3日本代表活動もプラスにして、『ゴール下は任せてください』と言えるようパワーアップします」