4月4日、プレーオフ・セミファイナルに臨むENEOS、 富士通、トヨタ自動車、シャンソン化粧品の選手たちがオンラインの記者会見に臨みました。セミファイナルは、今週末から国立代々木第二体育館で行われます。
対戦カードごとに各選手のコメントを紹介します。
【ENEOSサンフラワーズvs富士通レッドウェーブ】
ENEOSサンフラワーズ
#10 渡嘉敷 来夢
「今シーズンは無事にレギュラーシーズンを1位で終えられて良かったと思います。ケガ人やコンディションが上がらない選手がいる中で、若い選手たち本当によく頑張ってくれました。
富士通はアウトサイドの選手たちの得点能力が高く、センター陣も3ポイントシュートが打てるので、そこはしっかり守っていきたいと思います。キープレーヤーを誰か一人に絞るのは難しいのですが、町田瑠唯選手がゲームをコントロールしているので、そこはウチの宮崎に頑張ってもらいたいです。篠崎澪選手もスピードがあり、アグレッシブな選手なので、そこはしっかり抑えたいと思います。
セミファイル、ファイナルに向けては一戦一戦しっかりと自分たちのバスケットをやり通したいと思います。プレーオフの舞台を楽しみながらプレーしたいと思いますし、コート上で自分たちのベストを尽くすだけだと思っています。
コロナ禍のため、なかなかファンのみなさんと触れ合うことができませんが、コロナが終息に向かう中でどのようにファンのみなさんと距離を縮めていけるかを考えることが、もっと女子バスケが盛り上がるきっかけになると思っています」
#32 宮崎 早織
「今シーズンはレギュラーシーズンを1位通過ができて良かったと思います。開幕から前半戦までは、代表組がギリギリで合流したこともあり、チームがあまり一つになれていなかったにもかかわらず、1位通過できたのは本当に良かったと思います。
セミファイナルの対戦相手、富士通はアウトサイドの選手たちが思い切ってシュートを打ってきますし、3ポイントシュートが決まると完全に相手のペースになってしまいます。そうなると手強いチームなので、そこは注意したいと思います。
ただ、セミファイルは楽しみだなと思っていますし、相手は関係なく、自分たちのバスケットで流れを持ち込んでいければいいなと思っています。
東京オリンピックでプレーしましたが、今回はオリンピック後初めてのプレーオフです。選手みんなが楽しんでいるところを見ていただければいいなと思いますし、会場に足を運んでいただき、選手たちの気迫を感じていただきたいと思います。
町田瑠唯選手のファンが多いと思いますが、彼女だけではなくいろいろな選手がいることを知っていただければいいなと思っています(笑)」
富士通レッドウェーブ
#10 町田 瑠唯キャプテン
「SQF、QFの試合は、出だしは悪くなかったと思いますが、後半はシュートを決め切れなかったり、ミスが続いたりと相手に流れが行ってしまう場面がありました。第4クォーターの大事な場面で全員がディフェンスで我慢して、そこから富士通らしいプレーで勝つことができたのは良かったと思います。ただ、課題が残った2試合だった思います。
ENEOSはインサイドをメインにしたチームで、ペイントエリアのリバウンドが強いチームです。キープレーヤーの渡嘉敷来夢選手は高さがあり、インサイドやリバウンドでも相手チームにいると手強い存在になるので、そこはチーム全体で止めたいと思います。
ENEOSは若い選手も得点能力が高さという印象があります。セミファイナルは出だしから富士通らしいバスケットを40分間やり続け、チーム全員で勝ち上がっていけるように頑張りたいと思います」
#52 宮澤 夕貴
「SQF、QFとも我慢の時間帯が長い試合になりました。自分たちの流れに持って行けそうになったときに、ディフェンスとリバウンドで崩れてしまいました。オフェンスではイージーシュート外してしまうなど、自分たちから流れを相手に渡してしまった印象です。最後はしっかり大事な場面で、富士通らしいバスケットで勝つことができて良かったと思います。
対戦するENEOSは、プレーオフに入るともうひとつギアを上げてくるチームだと思っています。昨シーズンまで在籍していましたが、しっかりディフェンスをして、そこからブレークという流れに持っていくチームなので、相手のペースになってしまわないように気をつけなければなりません。
セミファイナルは古巣との対戦ということもあり、とても楽しみにしています。自分たちはサイズがありませんが、チーム全員で勝ちにいきたいと思います。プレーオフに入れば自分を信じてプレーすることが大事ですし、私自身(富士通)チームにも慣れてきました。大事な試合が続くので、もうワンギア気持ちを高めて臨みたいと思います」