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第24回Wリーグ HCインタビュー【新潟アルビレックスBBラビッツ】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「『1勝』の積み上げが自信になっていく」



Wリーグのカテゴリーでアシスタントコーチの経験はありますが、ヘッドコーチは初めて。大変な役割が回ってきたなという気持ちと、(大学に籍を置く)私にしかできないことがあるとも思っています。就任にあたり「開幕2連勝、シーズン5勝が目標」とコメントしました。
事前に既存の選手たちと個人面談をし、「何勝したい、できると思う?」と確認していたんです。その上で「5勝」は目標の目安としてつかみやすい、そう考えました。もちろん、もっと勝つのが望ましいのですが、過去をふり返えれば0勝があり、昨季も1勝……そこで、両目を開ける(2勝)というのがとても大事だろうと考えたのです。過去の歴史を超えることで自分たちにとっての自信になりますから。

開幕カードの姫路イーグレッツですが、伊與田(好彦)HCは経験豊富で何か仕掛けてくるかも知れません。そこで受けてしまうと相手の思うツボ。しっかり自分たちのバスケットで戦って行くんだという決意を込めて「開幕2連勝」を掲げました。
ただ、同じ戦術戦略で、上位チームと対戦しても勝負できないかも知れません。レベルアップするには臨機応変さが必要だと思います。理想を言えば全部勝ちたい。でもそうは行きませんから、対戦相手に対してスカウティングをしっかり行い、練習を重ねてステップアップすることが重要で、シーズンを通して成長できるチームづくりを念頭に置いています。
次につながるようにしなければ意味がないと思っていますし、バスケットの特徴として高さのないチームがオーソドックスにやっていれば負けてしまう。ベースを高めながら変化をつけなければならないと思っています。

昨季まではケガ人が多かった印象ですが、選手15名が試合に出られる状況になっているのは良い傾向だと思っています。基本的に、全員に期待していますし、誰かと誰かを比べて選手を評価していません。その選手の過去と現在、現在と未来のビジョンを共有しながら個別にコミュニケーションを取って指導に当たっています。「これじゃ目標に届かないよ、目標以上にできたじゃない」というのが評価基準。そういう意味では、選手たちは可能性の塊だと思っています。

まずは(チームの)認知度を上げ、応援してもらえるようにすること。地域のみなさんに知っていただくことが第一で、より多くの人たちに観ていただければ選手たちも頑張れますので、応援よろしくお願いたします。


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