毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。
「確かな成長曲線を描く2年目のシーズン」
昨年は1勝の重みを、私自身が痛感したシーズンでした。かなり苦労しましたが、逆に開き直ることはできたと思います。今、自分たちができることにチャレンジしよう、そんな腹のくくり方はできたのではないでしょうか。
シーズン序盤、上位チームとの対戦では、出だしの部分や前後半の終わりのところで良い時間帯がありました。結果は大差がついていますが、その良い時間帯で自分たちは何をやっていたのか、それを40分間できればもう少し戦えたのではないか、という考察はできました。それが選手たちのポジティブさにつながったと思います。
その積み重ねをしなければならないと体感したことが、我々にとって価値のあるものですし、財産になったと思います。
そうは言ってもまだまだ高さや体格は悩みの種です。そこを埋める機動力、運動量を身に付けることと、決定力不足も否めませんから、粘り強く良いシチュエーションをつくり出して確実に決められるようにならなければなりません。少しずつサイズアップも考えていますが、小柄な選手は機動力がありとても頑張っていますから、上手く組み合わせながら戦っていきたいと思っています。
リーグ全体の中でどうなのか比較はしませんが、チームの成長度は思った以上に右肩上がりです。昨季は初参入のワクワク感、高揚感が強かったのですが、今季は個人練習を頑張り、体力トレーニングにも意欲的に取り組んでいます。昨季の経験が、「自分は何をすればいいのか」「どこを強化しなければいけないのか」という姿勢につながったと思います。
チームとして、どのように力を結集させるかは私の役目です。責任感が出て来た選手たちの思いをフィードバックしていけば、着実なチーム力アップにつながるはずです。
また、このチームでキャリアを積んでいる選手たちは総じて気持ちの変化が大きいように感じています。
最年長の#11 河瀬ひとみを始め長く在籍している選手たちが競うように努力しています。あとは昨季移籍してきたもののケガで出場機会がなかった#37 佐藤ひかる。新たに加入した#7 北川愛理らWリーグ経験者がチームを引っ張って行ってくれるでしょう。
我々はバスケどころ秋田のチームですから、特に地元で応援していただけるように頑張りたいと思います。コロナ禍でもホームの試合はリーグ屈指の賑わいだったと感じていますから、目が肥えたみなさんに少しでも喜んでいただけるよう、応援される喜びと責任感を持ってプレーしたいと思います。応援よろしくお願いいたします。