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第24回Wリーグ HCインタビュー【アイシン ウィングス】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


「勝つことで選手の意識変化を促して行く」



Wリーグ復帰になりますが、感謝の気持ちでいっぱいです。6月にチームに合流しましたが、(ロスターを見てわかる通り)サイズがありません。そこは機動力を活かそうと考えています。
個々の能力を見ながら、新しいバスケットをつくり直している状況ですが、しっかりやっていけるメンバーだと思います。トランジションを主流に考え、オフェンスもディフェンスも、いろいろな意味を含めてトランジションからチェンジングできるスタイルを確立しながら戦って行こうと思っています。

昨季のWリーグの試合はまったく見ていなかったので、6月から7月中旬にかけて(アイシンの試合だけではなく)、ほぼチェックしました。東京五輪もあり、観客が増えている印象で、五輪で活躍した選手たちは自信を持ってプレーしているシーンが多く見られました。

それを受けてのチームづくりですが、毎日毎日の変化があり、着実に成長していると手応えを感じています。開幕前のオータムカップでは課題も見つかっていますから、そこはもう一度しっかり修正しながら、選手たちの成長を促しています。

高さ対策は必須で、特にリバウンド。ディフェンスリバウンドは(相手シューターを除いて)54となり数的に優位になりますから、大きい選手を21で抑える気持ちで取りに行こうと意識づけをしています。オフェンスでは「ストレッチ4」「ストレッチ5」で、どんどんアウトサイドからシュートを狙い、ドライブも仕掛ける意識を共有しています。それらは上手く行っていると感じています。
全体的にはチームディフェンス、11で守るというより21の関係を常に意識することが重要ですから、1人を2人で守るつもりでしっかりディフェンスをすること。その部分も手応えを感じています。

期待する選手を挙げるとすれば、一番にキャプテンの#55 酒井彩等。ゲームメイクと、自分が点を取りに行く意識を引き出したいと思います。ルーキーの#44 峰晴寿音や若手の#20 山口奈々花、#13 米谷帆芽ら、チームではサイズがある彼女たちが成長してくれれば面白いチームになるのではないかと思っています。選手たちの意識が変わってくればチーム全体が変わりますから、そこは一番期待しているところです。

アイシンのバスケットをまた観たいな、そう思ってくださるファンを増やせるようなバスケットを展開していきたいと思っています。楽しく、愛されるチームにしたいと思っていますから、応援よろしくお願いします。


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