毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。
「シーズンを通して成長しベスト4入り」
昨季は決め切る力が欠けていて、得点もそうですけど、守ることに関しても最後までやり切る力が足りなかったように思います。その辺りがファイナル4のチームに比べると見劣りしてしまった、そんな印象です。結果として、上位チームから勝星を挙げられませんでした。ゲームを勝ち切るということで言えば、得点を取る部分で力が欠けていたと思います。相手を70点台前半に抑えている試合はあるのですが、それ以上に得点が伸びて来ない。60点台で止まってしまうことで勝ち切ることができませんでした。その力が足りず、今季に向けても一番の課題だと捉えています。
その中で谷村 里佳と北村 悠貴が抜けました。この2人はチームの主力で得点源でしたから、そこの穴埋めをしながらさらにプラスアルファがあるかどうかが重要になってきます。高さのという点でインサイドのところは昨季より戦力ダウンは否めません。その分、アウトサイドからの得点を増やしていきたいと思っています。
ただ、センターの#0 ダラーメ マレム ドイが少しずつチームに溶け込んで練習しており、開幕に合わせられるように努力を続けていますから成長を期待したいところです。前述のアウトサイドに関しては#18 佐藤 奈々美や新たに加入した#51 中野 由希、新人の#12 鬼塚 彩乃らシュートの得意な選手たちが結果を出してくれるでしょう。
先日のオータムカップでは、ディフェンスが強いチームが相手となると、まだ得点が取れない試合がありました。シュートチャンスのシチュエーション、フィニッシュの両方が大事で、決めるべきシュートを決めて行かないとリズムには乗れません。これまでのバスケットをガラリと変えることはないですが、今季のチームの良さをしっかり発揮できるようなコーチングの継続を考えています。
目標はベスト4ですが、そこを目指すというより、一戦一戦大事に戦うことが結果としてベスト4に近づくことになると思っています。ずば抜けた力のあるチームではありませんから、目の前のゲームを大事しながら、シーズンの中で良い流れを掴んで上位に食い込みたいと思っています。チームを応援してくださっているみなさんも含めて、バスケットを通して豊かな気持ちになれるようなゲームを目指したいと思っています。これまでと変わらない応援をよろしくお願いいたします。