毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。
「若手が吹き込む新しいエナジーが不可欠」
(再びヘッドコーチを務めることになったことを受けて)私は15歳の頃から、バスケットボールを楽しむという気持ちを常に持って取り組んでいます。ただ、ヘッドコーチという役職のもと、大きなプレッシャーの中で戦うことになりますが、今シーズンをとても楽しみにしています。
今シーズンのチームですが、主力はほぼこれまで通りのように見えるかも知れません。ただ、昨シーズンまで実際にチームとして大きな存在であった選手たちが何人もチームを離れてしまいました。そのような状況がありますから、若い選手がその負担を担い、戦っていかないといけないと思っています。
そのために変化しなければならないのは、若い選手たちが新しいエナジーを吹き込み、チームのペースを上げていくこと。それが必要だと考えていますし、私たちデンソーが考えている未来でもあります。速い展開で戦い、しっかりとコミュニケーションを取り、そして攻守にわたり自信を持ってプレーできるチームを目指しています。
今年はワールドカップが開催されました。日本代表で活躍した自チームの選手が数名いますが、チームづくりは上手く行ったと感じています。日本代表の選手たちは約5カ月間、チームから離脱していましたが、その中で若手の選手たちの育成にフォーカスしたのです。バスケットボールを楽しむこと、そして、チームにどう貢献できるかという責任感を持ってプレーするよう教えました。
若手選手たちはまだまだ調子の浮き沈みがある状況ですが、それもプロセスのうちの一つだと思っています。また、日本代表の選手たちが戻ってきてから、どういう働きを見せるかわかりませんが、とても楽しみにしています。個別で選手の名前を挙げることはできませんが、今いる選手一人ひとりに高い期待を持っています。みんなが各々の役割を理解し、それを全力で全うしてくれると信じています。
ファンのみなさまにお会いできるのを心待ちにしておりました。私たちは毎試合全力を尽くし、高いエナジーで戦う姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思っております。今シーズンも熱いサポートをよろしくお願いいたします。そして、共にエナジーを出して会場を盛り上げましょう!