ENEOSサンフラワーズ
■佐久本 智HC
「今日のゲームに関しては、昨日のような出だしの悪さを防ぎたかったので、1クォーター目から昨日の後半のようなバスケットをしようと。オフェンスにしてもディフェンスにしても、プレッシャーが来るとは思うけどしっかりボールを回してオフェンスの流れをつくろうとした結果が、最後に出たと思います。
やはり出だしからしっかりとディフェンスを頑張って走るバスケット、インサイドアウトサイドを攻めるバスケット、ENEOSのバスケットがしっかりできたと思います。
ソフトなディフェンスになってしまって、昨日は入り方がすごく悪くなってしまったので、今日はファウル覚悟でもいいから相手に食らいついていけと指示しました。そういうディフェンスで、気持ちを出していかないと止められないし、それでダメなら仕方がないから、それは気持ちでしっかりついていけと伝えていましたから、それを40分間やったことで勝利につながったと思います。」
■#10 渡嘉敷 来夢選手
「後がないという状況はあまり経験したことがないので、本当に勝てて良かったなと思います。個人的には、昨日はエネルギーが足りなかったと思っていて、それはプレー面ではなく、チームの盛り上げ方だったり、見せ方だったり、それがなかったので他のメンバーも不安になってしまったのかなと思っていました。なので今日は、盛り上がってハッスルしたら、みんなノッてくれるだろうと思っていたので、そういう部分でも貢献できたと思います。
相手のディフェンスは自分のところへのトラップだったり、寄せが早かったりしたんですけど、その中でもミスもなく、終盤の大事な場面で行けたというのは、みんながずっと信じて自分にパスを出してくれたからだと思います。なので、明日はもうやるだけです。明日勝たないと何の意味もないので絶対に勝ちます。
逆転優勝したら、メチャメチャカッコ良くないですか、というのだけを考えてやってます。最後に勝てばいいと思うので。クォーターファイナルの時も「ここから全部勝てばいい」と言ったし、昨日も負けてすぐ言ったのが「ここから2つ勝てばいい」だったので、明日はもうやるだけ。この1年間やって来たすべてをぶつけたいなというのと、ファイナルの舞台は久しぶりなので、昨日は緊張感もあったんですけど、今日はそれもなかったので、明日は今日以上に全員で盛り上げて(優勝を)獲りに行きたいと思います。」
■#7 林 咲希選手
「試合中は夢中だったので、内容についてはあまり覚えてないんですけど、ずっと考えていたのは、ガード陣がプレッシャーをかけてくれていたので相手のガード陣がすごくやりにくそうにしていたなということ。それを見て、いつかチャンスがあると思っていましたし、スティールやレイアップに何度か行くことができました。
ディフェンスからブレークを意識してやっていましたし、3ポイントに関してはあまり入らなかったんですけど、そういうところをやっていけばいずれ入ると思っていました。渡嘉敷さん、長岡さんから、「リバウンド行くから打っていいよ」って言われていたので、何の迷いもなくプレーできていたと思います。
チームとしても相手に3ポイントは打たせないと意思疎通ができていたのが良かったと思います。昨日は20点差で負けていた状態から、後半に入ってあれだけのゲームができていたので絶対に行けるって思っていました。
先ほども言いましたが、ガード陣がずっとプレッシャーをかけていてチャンスを伺っていたんですが、(4クォーターの出だしは)やっとチャンスが来たなって思いました。ガード陣には感謝していますし、センター陣も私が相手にポストアップされてもずっと声を出してくれていたので、まったく不安なく、絶対いけると思ってプレーしていました。」
トヨタ自動車 アンテロープス
■大神 雄子HC
「結果は負けていますから、もちろん悔しいです。どういうところを自分たちが修正して行けばいいのかは明確なので、明日に向けて準備するだけだと思っています。選手たちは一生懸命に、経験ある選手たちに向かって行っているのでそこは感謝していますし、明日は十分に楽しみたいと思います。
試合の入りやクォーターごとの最初の3分はすごく大事にしていて、毎日それをミニゲームの中に取り入れて練習しているのは事実です。ただそこで、流れが来るか来ないかはやってみなければわからない。今日は相手のほうが流れを持って行ったという結果論で、山本が言ったように、きちんと自分たちのチームのルールをやれば流れが来る。若い選手たちの自信になる、というのをもう一度証明したいと思っています。
ここに2人の選手がいますから、もし戦術的なことをつけ加えるとしたら、4クォーターはポンポンと自分たちのターンオーバーから入ってしまった。そこで相手は流れを持って行きましたから、相手のプレッシャーに対しては、自分たちがターンオーバーではないプレーの終わり方ができれば、その流れはまた変わったのかなと。そういうところはもう一度、チームでコンセプトの共通認識を持って臨みたいと思います。」
■#3 馬瓜 ステファニー選手
「負けてしまったので悔しい気持ちが強いんですけど、明日3戦目ができるということは、またこのチームでプレーできるとポジティブに考えて、もう明日はやるしかないので楽しんでできたらいいなと思っています。
今、山本が言ったように、お互いに思っていること、考えていることはしっかり共有できていたんですけど、表現するという部分で相手のプレッシャーに負けてしまったり、個々で攻めてしまったり……それ自分たちの一番の弱みなのかなと思いますから、それやらずにチームバスケットで、チームルールを徹底して攻められるか、相手に向かって行けるかが大事になって来ると思います。」
■#23 山本 麻衣選手
「本当に今日は負けて悔しいですけど、自分たちのバスケットをやれば大丈夫という確信もあるので、それをしっかり体現できるよう、明日はENEOSに向かって行けるようしっかり準備したいと思います。相手はいろいろ仕掛けて来ても、自分たちのチームルールのディフェンスであったり、リバウンドであったり、自分たちがコントロールできる部分をしっかり40分間やりたいと思います。
昨日はプレッシャーをかけられた時にターンオーバーをしてしまうこともあったんですけど、そういうところを今日は強気に、まずは攻める気持ちが得点につながったので良かったと思います。明日も引き続き、リングにアタックして行きたいと思います。
4クォーターは点差をつけられていたんですが、コート内ではまずディフェンスをやろう、3ポイントを決めさせない、というのを確認していました。オフェンスのところで、プレッシャーをかけられたり、3ビッグになった時にボールが止まってしまうこともあったんですが、やりたいことの共通認識があったので、明日はそこをもっとスマートにできればいいのかなと思います。」