いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第24回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2022-23シーズンを振り返ってもらいました。
渡邉 亜弥(三菱電機 コアラーズ #45)
アウォード【レギュラーシーズン ベスト5/SG部門】2年ぶり4回目
リーダーズ【アシスト 計184本:Avg 7.67】初
──ベストディフェンダーやスティール王ではなくアシスト王、感想はいかがですか。
渡邉:聞いた時は、ワタシ!? ってなりました。気にしたこともなかったし、ビックリしました。
──チームのスタイルや個人のプレースタイルに変化があったんでしょうか。
渡邉:古賀(京子)HCのバスケットが大幅に変わったわけではありません。ただ、川井(麻衣)選手がトヨタ自動車へ移籍し、PGのところは私も協力できることがあるかも知れない、そう考えていました。シューターやインサイドでしっかりプレーできる選手がいるので、そういう選手を生かすには、パスワーク(アシスト)が大事になりますから、彼女たちの良さを引き出したいというのは意識した部分です。
──その結果としてアシスト王。サプライズというかご褒美というか……!?
渡邉:そうですね、でも味方がシュートを決めてくれたからこそ、私の数字として残ったわけですから、本当に私はサプライズをもらったという感じ。決めてくれないと数字は上がりませんから、味方に感謝ですね。
──今回は合わせてレギュラーシーズンベスト5(SG)も受賞されました。こちらについてはいかがでしょうか。
渡邉:正直、アシスト王を頂きましたが、ポジションでいえば本来はPGの選手が受賞しているはずです。ただ、チームではボールを持つ回数が多いほうなので、結果的に今回の受賞につながったんだと思います。というのも、たぶん私がボールを持てば(相手ディフェンスの)2、3人と目が合う感じでした。それは対戦相手のHCも、私を止めれば、という考えがあってのことだと思うんです。でも実際はアシスト王になり、ここだけじゃないよ、というのを証明できたシーズンになったと思いますし、そこを評価していただけたのかも知れません。
チームが勝つために、役割としては点を取り行くというのがあり、攻める姿勢はコンスタントにやってきました。その部分で、例えば競り勝った試合もあったので、たまたま光った部分だったり、相手にとっては決められたくないシュートを決めることができたり、そういう場面での評価なのではないかと思います。
──ここ一番という場面でボールが回って来ることが多い?
渡邉:そうですね、回ってきますね。そういう場面でフリースロー決めて勝つこともあって、「どうして決められるのか」ってメンタルの部分をよく聞かれますが、深く考えたことはなくて平常心、周りの状況に左右されず、マイペースなところがあるのがいいのかも知れません(笑)。