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第25回Wリーグ HCインタビュー【トヨタ自動車アンテロープス】

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いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。

成長し責任をまっとうしてこそ得られる成果



──今シーズンは王座を取り戻す戦いが待っています。チーム状況はいかがでしょうか。
 選手の成長はもちろんですけど、コーチとして自分が成長できる、人としてチーム全員が成長できる、そんなシーズンが送れたらその可能性(王座奪回)が出てくると思っています。ゴールはもちろん優勝ですが、毎試合毎試合成長していくというのが、トヨタ自動車らしいかなと思っています。それを今は強調しています。

──「成長」がキーワードだと思いますが、それをベースにプレー面で強調しているのは?
シンプルにいえば、これまでも強調しているのがディフェンス。それはみんなが自負していると思いますし、私自身、プレーヤーの時はディフェンスが苦手でしたから、好きか嫌いかと問われれば、もちろんオフェンスが好きですけど、ディフェンスの重要性を知ったからこそ、「ディフェンスファースト」のチームでありたいと思っています。

──そのディフェンスありきで、オフェンスに関してはトランジションがトレンドになっています。その辺りのとらえ方はいかがでしょうか。
いいオフェンスにつなげるためにも、いいディフェンスが重要になります。指導者によってとらえ方は様々だと思いますが、オフェンスからディフェンス、ディフェンスからオフェンスを繰り返す局面をどう考えるのか。私たちは「いいオフェンスをやりたいなら、いいディフェンスが必要」という考え方。ピアノのように鍵盤を叩くたびに音が出る、ではなくヴァイオリンのように音に切れ目がない、そんなイメージで動きを止めないこと。その意味では#15安間(志織)が復帰したことで、誰がボールを持ってもプッシュでき、ハンドラーでいられますし、ルーキーの#7横山(智那美)が加入したことで独特リズムが生まれていて、ベンチワークが楽しいですね。

──ヘッドコーチとしてチームづくりはもちろん、相手チームのスカウティングなどたくさんの仕事がありますがやりがいは大きいですか?
 そうですね、でもコーチも1人の人間なのであれもこれもできません。チームビルトに関しては分業制、誰がどの部分で責任を負うのか。そういうやり方のほうが、自分がフォーカスすべき点が明確になります。選手に役割があるように、コーチ・スタッフも役割があります。それぞれの意見を集約しながら、最後に決断するのが私の役目。全員でコミュニケーションを取りながら成長を促していく。そこにみんながやりがいを感じて大きな成果を得られるんだと思います。ファイナリストを目指し、優勝を目指して日々努力を続けています。アンテロープスファンの応援が大きなサポートになりますから、ぜひアリーナへお越しください。よろしくお願いします!

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