いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。
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──ベストディフェンダー受賞を聞いた時の率直な気持ちを教えてください。
東藤 〝よし!〟っていう感でした(笑)。ディフェンスを強みにしていますし、そこを評価していただけた……前回2位だったというのは知っていましたし、スティール部門も2位に入ったことも知っていたので、そこは評価していただけるんじゃないかなって。
──ディフェンスに自信を深めたきっかけがあれば教えてください。
東藤 一番自信がついたのは、東京オリンピックの際にディフェンダーとして起用されたことです。それまでもディフェンスは好きだったんですけど、単に「好き」というぐらい。それが、トム・ホーバスHCから「脚力があるんだからディフェンス、頑張って!」って言われて、「自分はディフェンダーなんだ」って改めて気づきました。当時の代表チームでは一番年下で、失敗は恐れず求められていることだけを100%出せばいいと思っていたんです。それがディフェンスとドライブで、この2つを出し切ろうと試合に臨んでいました。
──自信をつけてシーズンを迎えました。ディフェンダーとして気をつけていることはありますか?
東藤 1対1で抜かれないこともそうですけど、自分としてはローテーションが強みだと思っています。1対1で抑えるのはもちろん、誰かが抜かれたり、ヘルプに出たりする際のローテーション、そこをしっかり守ることでスティールの本数も増えたと思います。脚力だけに頼るのではなくポジショニングに注意する、反応速度やプレーの読みなどが良くなりました。ホーバスHCやいろいろな指導者の方々に教わったことから生まれたものだと思います。
──ルーカス・モンデーロHCに代わり、また新たな取り組みがあったと思いますが……?
東藤 ルーカスHCは1対1を重視したディフェンスで、そこで学んだのがどういう距離感で守るのかということ。そこは成長できたと手応えを感じています。他にも戦術的にファウルを使うといったヨーロッパスタイル、駆け引きのあるディフェンスも覚えられたと思います。チームとしてもオフェンスの部分で成長できたシーズンだったと感じていますし、得点力がアップしたこと、ゴールやボールへの執着心もすごく向上したんじゃないかなと思います。
──ディフェンスが強みですが、オフェンスもまたひとつ殻を破れたという印象ですか。
東藤 そうですね、ルーカスHCは「オフェンスの始まりはディフェンスだ」といつも言っています。しっかりディフェンスすることによって良いオフェンス、ブレークにつながる、「ディフェンスでしっかり守り切る意識」を高く保つことができました。そういう意味ではオフェンスにも自信がついたと思います。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。
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東藤 なな子(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ #8)
◆第25回Wリーグ ベストディフェンダー 初受賞──ベストディフェンダー受賞を聞いた時の率直な気持ちを教えてください。
東藤 〝よし!〟っていう感でした(笑)。ディフェンスを強みにしていますし、そこを評価していただけた……前回2位だったというのは知っていましたし、スティール部門も2位に入ったことも知っていたので、そこは評価していただけるんじゃないかなって。
──ディフェンスに自信を深めたきっかけがあれば教えてください。
東藤 一番自信がついたのは、東京オリンピックの際にディフェンダーとして起用されたことです。それまでもディフェンスは好きだったんですけど、単に「好き」というぐらい。それが、トム・ホーバスHCから「脚力があるんだからディフェンス、頑張って!」って言われて、「自分はディフェンダーなんだ」って改めて気づきました。当時の代表チームでは一番年下で、失敗は恐れず求められていることだけを100%出せばいいと思っていたんです。それがディフェンスとドライブで、この2つを出し切ろうと試合に臨んでいました。
──自信をつけてシーズンを迎えました。ディフェンダーとして気をつけていることはありますか?
東藤 1対1で抜かれないこともそうですけど、自分としてはローテーションが強みだと思っています。1対1で抑えるのはもちろん、誰かが抜かれたり、ヘルプに出たりする際のローテーション、そこをしっかり守ることでスティールの本数も増えたと思います。脚力だけに頼るのではなくポジショニングに注意する、反応速度やプレーの読みなどが良くなりました。ホーバスHCやいろいろな指導者の方々に教わったことから生まれたものだと思います。
──ルーカス・モンデーロHCに代わり、また新たな取り組みがあったと思いますが……?
東藤 ルーカスHCは1対1を重視したディフェンスで、そこで学んだのがどういう距離感で守るのかということ。そこは成長できたと手応えを感じています。他にも戦術的にファウルを使うといったヨーロッパスタイル、駆け引きのあるディフェンスも覚えられたと思います。チームとしてもオフェンスの部分で成長できたシーズンだったと感じていますし、得点力がアップしたこと、ゴールやボールへの執着心もすごく向上したんじゃないかなと思います。
──ディフェンスが強みですが、オフェンスもまたひとつ殻を破れたという印象ですか。
東藤 そうですね、ルーカスHCは「オフェンスの始まりはディフェンスだ」といつも言っています。しっかりディフェンスすることによって良いオフェンス、ブレークにつながる、「ディフェンスでしっかり守り切る意識」を高く保つことができました。そういう意味ではオフェンスにも自信がついたと思います。