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【インタビュー】第25回Wリーグ表彰者 赤穂 さくら(デンソー)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。


赤穂 さくら(デンソー アイリス#12)

◆第25回Wリーグ ベスト6thマン 初受賞

──昨シーズンはフリースロー成功率No.1で今回はベスト6thマン。受賞を聞いた時はどんな気持ちでしたか。
赤穂(さ) 素直に嬉しかったです。バスケを始めてからベンチスタートは初めての経験でした。スタートで出る時とは求められることが違うので、当初は難しさを感じたこともあったんですが、その違いのところにアジャストしようと努力した部分で評価していただけたんだと思います。

──ベンチプレーヤーは流れを変えたり、チームを勢いづかせたりする役割があると思いますが、実際にやってみると難しかったですか?
赤穂(さ) そうですね、最初は難しくて親に相談したことありました。ところがたったひと言で結構吹っ切れることができたんです。

──そのひと言をお聞きしても大丈夫でしょうか?
赤穂(さ) あ、それはちょっとここでは言えないんですけど(笑)。でも、そのひと言は大きかったなって思います。具体的にプレーのことでアドバイスを受けたわけではなくメンタル的なところ。プレーの面でいえばベンチから出るというのは「流れを変えてほしい」ということですからそこは意識しながらやりました。例えば、リバウンドが取れていない時間帯なら「今はリバウンドだな」って。点数を取る選手はいますからそこは深く考えず、合わせのプレーなどを意識しました。あとはディフェンス。しっかり抑えなきゃダメだな、ここをやられているなというのはベンチで見ているので理解しやすかったです。

──試合中はチームメイトに声をかけるシーンがこれまで以上に多かった印象ですが……?
赤穂(さ) 5対5の練習では控え組になります。そうすると若い子たちと一緒にプレーする機会が増え、相手チーム(スタメン組)のことを意識するようになりますから、そこで気づいたことを若手に伝える。だから必然的に声掛けができたのかなと思います。自分のプレーの幅が広がったとか、変化したという感覚はあまりなかったですが、気持ちに余裕を持って試合に入れるようになったんだと思います。

──皇后杯で優勝しタイトルを獲りました。あとはリーグ制覇ですが今後に向けて気づいたこと、チームメイトをどうやって鼓舞しようと考えていますか。
赤穂(さ) 皇后杯の優勝は私自身、キャリアで初めての優勝だったので本当に嬉しかったですね。次はリーグ優勝に向けてみんなで頑張ろうと張り切っていました。富士通と対戦したファイナルですが、優勝するチームというのは1つ1つのプレーを大事にするなって痛感しましたね。そこがファイナルでのデンソーには足りなかったところかなって。相手は最後までチームとして戦っていたんですけど、デンソーは、チームで戦っていた時間帯は強かったんですけど、個になってしまう時間帯もあったと思います。最初から最後までチームで戦わなければいけない、そう感じたファイナルでした。ファイナルは大勢のファンが会場を真っ赤に染めてくださり、応援してくださったことが力になりました。来シーズンも現地に来ていただいてもっともっと真っ赤に染めてください。これからも応援していただければと思っています。よろしくお願いいたします。

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