いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。
──4年ぶりの受賞です。率直な感想をお願します。
渡邊 名誉なことであり、大変光栄で嬉しいです。JBAやWリーグ、審判仲間、職場を含めた周囲の方々のサポートのお陰だと感謝しています。
──受賞することでプレッシャーを感じることはありますか。
渡邊 コートの中では今できる力を発揮しよう、出し切ろうと思って担当する試合に臨んでいるので、あまりプレッシャーに感じたことはありません。「えっ、こんな人がレフェリー・オブ・ザ・イヤー?」って思われないように頑張ります。
──レフェリー目線で感じるWリーグの変化(プレーや戦術+α)を教えてください。
渡邊 パリオリンピックを決める試合でもそうでしたが、粘り強いディフェンスとスピードやタフさが以前よりも強化されたと思います。そして、3ポイントショットの成功率も各チーム上がっています。また、外国籍選手やアーリーエントリー選手の台頭も挙げられると思います。平面だけではなく高さでの勝負が増えたことにより、代表選手などは国際ゲームをイメージしながら試合などができている場面もあると思います。
──その変化によって(レフェリーとして)難しくなったと感じることはありますか。
渡邊 特に難しくなったと感じることはあまりありませんが、チームや選手の情報や戦術などはしっかりとスカウティングし、常に自分自身をアップデートしていかなければならないと思っています。
──あるいは、やりがいが大きくなった、モチベーションにつながったことはありますか。
渡邊 1つ1つのプレーがダイナミックで見応えのあるものですから、ギリギリのところまで見極めるスリルや緊張感が、自分自身を高めるモチベーションになったりしていると思います。
──以前もお聞きしましたが、レフェリーのやりがい、醍醐味を教えてください。
渡邊 立場は違いますが、お互いにリスペクトを失わず、常に全力を出し切る選手やコーチ、ファンの方々と一体感を感じられる時間を共有できるということと、「これをやれば完璧」という答えが見つからない、終わりのないループですね。毎回新しい課題が見つかります。克服しなければならないことはまだまだあります。
──これから目標にしたいと思っていることは何でしょうか。
渡邊 選手やコーチ、ファンの方々の邪魔にならないレフェリング。いるのかいないのかわからない。でも必要な場面では必ずいるという、その時必要とされる審判でありたいと思います。
──国内最高峰のWリーグを目指す若い人たち(レフェリーとして、選手として、あるいはスタッフとして)にアドバイスをお願いします。
渡邊 私は、国内最高峰のWリーグのコートで、チームやファンの方々に育てていただきました。このステージは審判力だけではなく、人間力も高めることができる場でもあります。とても感謝していますし、このステージで審判ができることを誇りに思っています。
若手のレフェリーには、以前にも申しあげましたが、現場を大切にしてほしいということ。コート上では「感じ取らなければならない雰囲気(情報キャッチ)」や「コミュニケーション」、観戦している場合でも、観客目線でゲームを楽しみながら感性を高めたり磨いたりすることにも時間を費やし、自分自身を高めていってほしいと思っています。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。
渡邊整
◆第25回Wリーグ レフェリー オブ ザ イヤー 4年ぶり5回目──4年ぶりの受賞です。率直な感想をお願します。
渡邊 名誉なことであり、大変光栄で嬉しいです。JBAやWリーグ、審判仲間、職場を含めた周囲の方々のサポートのお陰だと感謝しています。
──受賞することでプレッシャーを感じることはありますか。
渡邊 コートの中では今できる力を発揮しよう、出し切ろうと思って担当する試合に臨んでいるので、あまりプレッシャーに感じたことはありません。「えっ、こんな人がレフェリー・オブ・ザ・イヤー?」って思われないように頑張ります。
──レフェリー目線で感じるWリーグの変化(プレーや戦術+α)を教えてください。
渡邊 パリオリンピックを決める試合でもそうでしたが、粘り強いディフェンスとスピードやタフさが以前よりも強化されたと思います。そして、3ポイントショットの成功率も各チーム上がっています。また、外国籍選手やアーリーエントリー選手の台頭も挙げられると思います。平面だけではなく高さでの勝負が増えたことにより、代表選手などは国際ゲームをイメージしながら試合などができている場面もあると思います。
──その変化によって(レフェリーとして)難しくなったと感じることはありますか。
渡邊 特に難しくなったと感じることはあまりありませんが、チームや選手の情報や戦術などはしっかりとスカウティングし、常に自分自身をアップデートしていかなければならないと思っています。
──あるいは、やりがいが大きくなった、モチベーションにつながったことはありますか。
渡邊 1つ1つのプレーがダイナミックで見応えのあるものですから、ギリギリのところまで見極めるスリルや緊張感が、自分自身を高めるモチベーションになったりしていると思います。
──以前もお聞きしましたが、レフェリーのやりがい、醍醐味を教えてください。
渡邊 立場は違いますが、お互いにリスペクトを失わず、常に全力を出し切る選手やコーチ、ファンの方々と一体感を感じられる時間を共有できるということと、「これをやれば完璧」という答えが見つからない、終わりのないループですね。毎回新しい課題が見つかります。克服しなければならないことはまだまだあります。
──これから目標にしたいと思っていることは何でしょうか。
渡邊 選手やコーチ、ファンの方々の邪魔にならないレフェリング。いるのかいないのかわからない。でも必要な場面では必ずいるという、その時必要とされる審判でありたいと思います。
──国内最高峰のWリーグを目指す若い人たち(レフェリーとして、選手として、あるいはスタッフとして)にアドバイスをお願いします。
渡邊 私は、国内最高峰のWリーグのコートで、チームやファンの方々に育てていただきました。このステージは審判力だけではなく、人間力も高めることができる場でもあります。とても感謝していますし、このステージで審判ができることを誇りに思っています。
若手のレフェリーには、以前にも申しあげましたが、現場を大切にしてほしいということ。コート上では「感じ取らなければならない雰囲気(情報キャッチ)」や「コミュニケーション」、観戦している場合でも、観客目線でゲームを楽しみながら感性を高めたり磨いたりすることにも時間を費やし、自分自身を高めていってほしいと思っています。