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プレーオフ・ファイナル 記者会見 ヘッドコーチのコメント

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いよいよ明日からファイナルがスタート。
ファイナル開催に先立ち行われた記者会見でのヘッドコーチのコメントをお届けします。

【佐藤 清美 ヘッドコーチ のコメント】
――最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。
セミファイナルでは2戦とも80点以上取れたのでとりあえずは満足しています。ただ、第2戦に関して言うと、前半でトヨタさんの得意の3ポイントを何本か入れられてしまいましたし、うちのオフェンスもインサイドが中心になってしまってアウトサイドでほとんど点数を取れなかったところが今後の課題かなと思っています。ファイナルに9年連続で出場できるのはリーグ通してのことを考えるとよかったと思っています。
――相手チームは、リーグ戦では1勝2敗と負け越している富士通となりました。緒戦は大差となりましたが残りは全日本総合選手権も含め接戦の試合となっており、一筋縄ではいかない手ごわい相手かと思います。連覇を狙うために必要な条件、というのは何だと思われますか?
とにかく富士通さんはトランジションが速いですし、アウトサイドのシューターも非常に確率のいいシュートを打ちますし、インサイドも強いのでその3つのところをどう守っていくかということをこれから考えたいと思います。
――相手のデンソーで注意したい選手を挙げてください。
皆注意しなければいけないと思いますが、やはりゲームメークをしている町田選手や、3ポイントを確率よく入れる山本選手、この2人のところはマークしなければならないと思っています。
――ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。
ここにいる2人(吉田・渡嘉敷)と間宮には期待していますが、それ以上にアウトサイドの岡本と大沼がアウトサイドのシュートをしっかり入れてくれるように期待しています。


【BTテーブス ヘッドコーチ のコメント】
――最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。
セミファイナルではうちのチームのメンタルを向上させるいい経験になりました。波が相手に行ってしまった時でも持ちこたえられることを証明することができました。これは選手たちの頑張りによるのもので、選手たち自身で勝てる道を見つけました。デンソーさんは本当によく統率されたチームで、勝ったのがデンソーさんでもおかしくなかったと思います。今シーズン私たちが成し遂げたことで一番重要なことはチームの構成を作り上げたということです。これはファイナル、そして来シーズンに向けても重要なカギとなります。
――今シーズンのJX-ENEOSにはリーグ戦では勝ち越しているものの、オールジャパンも含め、ほとんどが接戦の試合でした。このファイナルでの戦い方のポイントはどこになると思われますか?
富士通とJX-ENEOSさんのプレースタイルは全く違います。富士通としてはコンスタントに自分たちのバスケットを続けられるかがカギとなると思います。JX-ENEOSさんにオフェンスリバウンドを取られないようにすることが重要です。
――今シーズン新たに就任されて、チームに対してどのような印象があったかということと、どのようにチームを変えてきたかお聞かせください。また、ここにいる町田選手の山本選手についての印象の変化があれば教えてください。
今シーズン初めからチームのシステムを変えてきましたが、シーズン途中くらいからトップの強いチームと戦えるようになってきました。それは試合の内容だけでなく精神的に少しずつ成長してきたと思います。練習の環境が一番大事なことだと思いますが、試合よりも厳しい環境を作れないといけません。もちろんチームで責任を取らなければいけませんが、選手それぞれも自分の役割をしっかりわかって、プレーがよくないときは選手自身が責任を取らなければならない。そういうことはハッキリ伝えています。恐らくそれで選手たちは迷いがなくなったと思います。
町田選手は、今シーズンは昨シーズンと比べてだいぶプレーよくなりましたがターンオーバーが多くて、アシストとの比率がよくない。ターンオーバーが少ない時は、きちんとゲームコントロールができている時だと思います。ポイントガードとしては、JX-ENEOSの吉田選手のように攻撃的なプレーがなければだめだと思いますが、そのあたりはだいぶ成長してきました。山本選手については以前から3ポイントシューターと言われてきましたが、実はドライブとアウトサイドのバランスがよいです。まだプレーの波はありますが、ディフェンスで頑張ってくれれば彼女はオールラウンドの選手になると思います。
――相手のJX-ENEOSで注意したい選手を挙げてください。
やはり渡嘉敷選手です。一人で彼女を止められる選手はどこにもいません。ゴール下のシュートが決まれば彼女一人で勝つことができます。また、吉田選手が復帰したことでチームプレーがだいぶ変わると思いますので、そこも頑張って守っていきたいと思います。
――ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。
富士通には渡嘉敷選手のように一人で試合を支配できる選手はいません。うちのカギはチームバランスです。セミファイナルではそれが上手くいったので勝つことができました。隣にいる2人(山本選手・町田選手)にはファイナルも続けて頑張ってほしいです。
――ファイナルに向けての意気込みをお聞かせください。
JX-ENEOSさんと同じく、優勝することです。選手たちには情熱を持ってプレーし、オフェンスでもディフェンスでも常に攻撃的に攻めてほしい。この経験を楽しみながら戦ってほしいと思います。勝つしかないですね。

(写真左・JX-ENEOS 佐藤HC/右・富士通 テーブスHC)

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