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セミファイナル記者会見・ヘッドコーチのコメント 1

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いよいよ3月2日(土)から、プレーオフ・セミファイナルが始まります。
セミファイナル開催に先立ち、進出4チームのヘッドコーチ出席の下記者会見を行いました。
対戦カードごとにヘッドコーチのコメントをお届けします。
本日は1位JX・佐藤清美ヘッドコーチ、4位シャンソン・木村功ヘッドコーチのコメントです。
プレーオフ・セミファイナルのスケジュールやテレビ放映等、詳しくは特設ページでご確認ください。

●第14回Wリーグ プレーオフ特設ページはこちらから


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【JXサンフラワーズ 佐藤清美 ヘッドコーチ】
――ここまでの戦いを振り返って
リーグ戦当初は若いチームだったのでいつ崩れるか本当に不安だったが、試合を重ねるごとに吉田、間宮、渡嘉敷の3人が期待通りの活躍をしてくれた。また、今シーズンからシューターとして使った岡本が期待以上の活躍をしてくれたと思っている。間宮が怪我をした後は、新人の宮澤、5年目の木林があまり得点には絡んでいないがリバウンドやディフェンス面でつなぎ、得点ではケガから復帰した大神、新人の大沼、新潟から移籍した高橋がカバーしてくれた。そういう面では一丸となって戦えた29試合だったと思う。ただ、最後の富士通戦のようにターンオーバーが1クォーターに7回も8回も出てしまうというゲームをしているとセミファイナルはなかなか勝ち上がっていくことができないと思うので、このあたりは修正していかなければならない点だと思っている。
――セミファイナルの対戦はシャンソン化粧品となったが
シャンソン化粧品は非常にディフェンスのよいチームなので、そのディフェンスをどのように崩していくかということになるが、我々が目指している「スピードと高さ」でこれを崩していきたい。
――対戦のシャンソン化粧品で要注意・警戒したい選手は
池住・渡辺両選手の3ポイントに注意したい。
――セミファイナルでキーになる選手は
ここ最近のゲームで調子を上げてきた大神のアウトサイドシュートと、ケガで出られなかった間宮が100%の状態ではないが出られるようになったので、この2名に期待したいと思っている。

【シャンソン化粧品シャンソンVマジック 木村 功 ヘッドコーチ】
――ここまでの戦いを振り返って
新人をスタートメンバーで使うことはあまりいいことではないと考えているが、全体を見たときに、以前のシャンソンで一番手薄であったポイントガードとセンターの選手が補充されたのでここは敢えて抜擢し、ゲーム経験者をベンチに控えさせて万が一の場合に備えるという方式でレギュラーシーズンを戦ってきた。しかし新人の三好と近平は、「多少ミスしてもよいのでやんちゃに暴れなさい」と指示したこともあってか、臆せず予想以上に自分の持ち味を発揮してくれたと思う。シャンソンはこれまで「得点が不安定」という課題が明確にあったが、これは三好の3ポイントでかなり周りが勇気を与えて得点率はアップしていると思う。
――セミファイナルの対戦はJXとなったが
三好がヒザをケガしたが大事に至らず、セミファイナルはほぼ万全の状態で臨めると思うのでホッとしている。昨年から継続しているガード抜きの3フォワード体勢と、今年展開した三好をポイントガードとしたチームとのどちらをJXにぶつけるかを今検討中である。
JXとは得点は競っているが、「わかってはいるがやられるインサイド」「わかっているがやられるガードの機動力」というのがやはりJXの一番大きな看板だと思う。競った試合でも結局肝心なところで得点が取れるか取れないかというところで差が出ているし、まかり間違えば20点、30点と持っていかれるチームなので、一番のポイントはインサイドの攻防、審判も含めて、ファウルになるか点数を取られるかエラーするか。1枚ではなかなか守りにくいセンターなのでダブルチームを多用することになると思う。JXもこちらの手の内はわかっているはずなので、そこをさらに厳しくしないといけない。あともう一つは得点を挙げること。JXとの対戦では相手が62点という悪いときもあったがこちらも60点だったし、70点は取れるようにしなければいけない。粘り強さは出てきたけれども勝ちに行くというところまでは達していないので、それがあと1週間でどこまで修正できるかというところかと思う。
――対戦のJXで要注意・警戒したい選手は
何せ一つも負けていないチームなので、全てのポジションに死角がない。オフェンスについてはインサイドを基点としてパスも速くて強いし、外角のシュートも速い。大神選手が不調だったときに勝つチャンスを逃したが、先週の試合を見ていると復調しているようだし、佐藤HCの話では間宮選手も戻ってくるということなので、ダブルセンターかどうかでも対応が変わるし、外角も吉田、大神、岡本選手と全陣容揃ったかなと。特に岡本選手には前回の試合で前半だけで5本の3ポイントを入れられているのでそこは修正したい。要注意といえば、間宮選手が出てくるなら、間宮・渡嘉敷選手のインサイド。リバウンドを含めてここをどれだけ耐えられるかだと思う。
――セミファイナルでキーになる選手は
やはり池住。池住は藤吉と並んでうちのチームでは核になる選手だが、JX戦ではまだそれだけの活躍をしていない。マッチアップが吉田選手になると思うが、そこである程度上回れるかということと、シャンソンは外角シュートに頼るところが多いが、JXもわかっていて必ずチェックにくるので、そこからの合わせやインサイドで何本点が取れるか。最終的には絶対にリバウンド勝負。結局ここで全て負けているのでそこが課題になると思う。

(写真右/JX・佐藤ヘッドコーチ、左/シャンソン・木村ヘッドコーチ)

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