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セミファイナル第2戦・会見コメント

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◆トヨタ自動車アンテロープス
(2勝0敗・ファイナル進出)

<後藤 敏博 ヘッドコーチ>
富士通はいい選手がたくさんいるので前半厳しい戦いになることは予測していた。その中でリードできたので少し安心して3Qに入れた。3Qに得点を取られてしまうのがうちのチームの課題だが、今日は少し課題を克服してくれたかと思う。毎年ファイナルに出場しているチームを引き継いだので、ファイナル進出を決めるまでにはすごくプレッシャーがかかっていた。今は正直ホッとしている。

<久手堅 笑美 選手>
今日のゲームは昨日の出だしがいいというわけではなかったがスコアだけ見ると課題となっていた2Q、3Qと自分たちの得点が取れたのはよかったかと思う。オフェンス、ディフェンスとも私のミスで足を引っ張ってしまったので、そこは今後に向けての課題のひとつとなった。個人としては、得点だけは挙げることはできていたが、昨日の試合でも普段得点を取らなければならない選手にチャンスを作れなかった場面があった。自分だけではなく、(ポイントガードという)ポジションとしてもチームとしての役目としても、一人ひとりにもう少し得点を取らせるゲームメイクをしたかったと思う。

<川原 麻耶 選手>
昨日のゲームで3PTSを抑えられてしまったので、今日は最初からそこを意識して臨んだ。気持ちの部分が大きいかと思うが、今日は出だしから狙っていこうと思っていたのでそれが点数につながってよかったと思う。個人としては、大きい選手に対してのディフェンスが一人で守りきれないという課題があるので、ファイナルまでに克服したい。ディフェンスでは安定して得点が取れるようにもっとチームプレーを意識してファイナルに臨みたい。


◆富士通レッドウェーブ
(0勝2敗・セミファイナル敗退、3位確定)

<藪内 夏美 ヘッドコーチ>
昨日やられたスクリーンプレー等に対しての調整は今朝の練習で確認し、出だしは機能していたが2Qから崩れてしまった。昨日のように後半の巻き返しを期待したが、相手が1枚も2枚も上手だった。4Qは内容はよくないが選手は気を抜くことなく最後までがんばってくれた。反省はいろいろとあるが後悔はしていない。今年からヘッドコーチを率いることになり、チーム作りの大変さというものを実感できた1年だった。選手も戸惑いはあったと思うがついてきてくれて感謝している。

<名木 洋子 選手>
3Qの出だしで相手にやられてこちらが得点できない時間が長く続いてしまった。全体を通しても得点を取らないとやはり勝つことはできない。藪内ヘッドコーチが目指すバスケットを徹底できなかった。

<長岡 萌映子 選手>
昨日の反省を生かして、出だしの勢いと強くと思っていてうまく入れたが、2Qで失速してしまった。相手に得点を取られ過ぎ、逆に自分たちのオフェンスが止まってしまい、何を起点にしていいかわからなくなってしまった。3Qも機能せず、4Qになって追い上げることはできたがそれでは遅すぎて効果がない。トヨタの方が、シュート、リバウンド、ルーズボール1本1本の正確さが印象的だった。自分のプレーが読まれてしまい、ダブルチームに来られる中で長所をどれだけ生かせるか、周りとの合わせのプレーも目標としてやってきたがうまくいかず、それがこちらに足りない部分だったように思うので、今後練習してプレーの幅を広げていきたい。


◆JXサンフラワーズ
(2勝0敗・ファイナル進出)

<佐藤 清美 ヘッドコーチ>
前半からあまり得点が取れなくて重いゲームになってしまったが、オールジャパンで負けてからディフェンスを強化してきたところを出せたので今日はよかったと思う。シーズン当初は若いチームでどうなるか本当に不安だったが、吉田・間宮・渡嘉敷が期待通りの活躍をしてくれたので非常に頼もしく思っている。(外角のシュートが少ないことについて)外角のシュートはそんなにいつもいつも入るものではないと思っているので、今日のように落ちる日もあれば、シューターの岡本が続けて入れたりということもある。今日はシュートは落ちたがその分インサイドでカバーしたり、逆にインサイドで点数が取れないときにはアウトサイドがカバーしてくれればいいと思っているので、そんなに両方がいいということは想定していない。ある程度想定の範囲内だと思う。

<吉田 亜沙美 選手>
昨日は出だしが悪かったが、今日は出だしが非常によくて、6点、8点と離れたときに私たちのオフェンスの足が少し止まってしまった部分があったので、そこをもう1回突き放せるような爆発力をつけていかなければならないと思っている。今日3点まで追い上げられたときは、3PTSやリバウンドなどのディフェンスの部分で選手の集中力が欠けてしまっていたと思うので、40分間集中したディフェンスでリバウンドを取ってブレイクにつなげていけるようなゲーム運びをファイナルでできるようにまた修正してがんばりたい。開幕からいい形で来られたがオールジャパンの決勝で負けた悔しい思いをし、もう絶対に負けたくないとチーム全員が思っていた。私のガードとしてのゲームメイクにセンター陣がよくついてきてくれたと思うし、今年も昨シーズンと変わらずチームプレーというものができてきていると思う。

<渡嘉敷 来夢 選手>
昨日出だしが悪かったので、今日は、出だしは意識して自分のオフェンスをしようと思っていたし、ディフェンスもしっかり守ろうと思っていた。最初の方はいい形で得点が取れたが、その後は重くなってしまったので、自分がもう少しポストでのポジションを取っていれば得点につながったのかと思う。昨年と違ってコンディションよく練習からできているので、試合でも少し自信につながり、昨年よりも思い切ってプレーできていると思う。


◆シャンソン化粧品シャンソンVマジック
(0勝2敗・セミファイナル敗退、4位確定)

<木村 功 ヘッドコーチ>
相手は間宮・渡嘉敷選手のダブルセンターで出だしから来るということはわかっていながらやられてしまったので、あわてたというよりもここで落ち着いてやらなければいけないということは選手はわかっていたと思うけれど、カウンターパンチを浴びたので最初のシュートが入るまではかなり力が入ってしまうなと思ったので、出だしの1分半という早い時間ではあったが心を落ち着かせる目的で貴重なタイムアウトを使った。後は状況を見てベンチメンバーを使いながらやるしかないと思っていたが、そのベンチメンバーが相手の流れを止めてくれ、相手のセンターが明らかにへばっているのが見えたので、そこで何とか4番、5番のトランジション勝負というところに一番のポイントを置いたが、結果的にはシャンソンがどうこうというよりは、JXのガード陣のプレッシャーとそれを切ってインサイドに入れても楽なシュートを打てないディフェンスの厳しさを改めて経験したのでそこをどうやって崩していくか。相手のディフェンスが相当厳しかった。シーズンでは下位チームの取りこぼしはなかったのに、セミファイナル進出が決まってから下位のチームに負けてしまうことがあり、それを立て直すところからこのセミファイナルは入ったが、練習だけでは強くならないので、JXのような相手と戦えて選手たちはいい経験をしたのではないかと思う。

<池住 美穂 選手>
出だしできれいにゴール下をカウンターでやられてしまって、オフェンスでもなかなかシュートが入らず落ち着かなかったが、点数が離されてから追いつくまでのところは選手が攻撃的に前に出て行けたので、そこは今後につなげていきたい。ただ、それが自分たちのリズムになりきらなかったり、逆転できるところまでいけずにまた離されてしまうというのが今シーズンずっと続いているので、そこがまだ甘さがあるのかなと感じている。開幕からかなり若手ががんばってくれてセミファイナルまでこられたなと思っている。経験者としてまだまだチームを引っ張れていない部分があるのでそこはもう少しがんばりたい。

<近平 奈緒子 選手>
出だしで相手センターにやられてしまったときに弱気になってしまい、ベンチに下がったときに気持ちだけは負けたくないと思って決めていたので、次に出たときは思い切ってプレーができて最後まで立ち向かっていけたのでそこはよかった。しかし勝ちたかったし、最後ミスをしてしまったり自分のダメな部分が出たので、修正してもっとレベルアップしていけるようにがんばっていけたらと思う。レギュラーシーズンの最初の頃は自分の思うようにプレーができずに得点でもリバウンドでもチームに貢献できなかったが、木村ヘッドコーチは使い続けてくれて先輩たちもいろいろ声を掛けてくれた。プレーオフに入って吹っ切れたというか思い切ってプレーをすることができて本当にみんなに感謝しているので、これからもっとチームに貢献できるようにしていきたい。

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