Wリーグ公式WEBサイト恒例企画!
先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
チームのエースとして厳しいマークに合いながらも、仲間に託し、託され戦った渡嘉敷選手!
圧巻の7年連続8回目のベスト5受賞です!
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベスト5/センターフォワード】
渡嘉敷 来夢
(JX-ENEOSサンフラワーズ#10)
※7年連続8回目
──レギュラーシーズンMVPとベスト5(センターフォワード)。これはコンスタントに結果を出したからですね。
「シーズンMVPをいただいたら、自分のポジション(センターフォワード)でベスト5を受賞するのは自然の流れというか……」
──スターターが代わったシーズンですが、気負うことなく、いつも通りのプレーができ、チームの二冠と個人の受賞につながったのでは?
「いつも通り、というのもありますし、自分のところに2人、3人とディフェンスが寄って来るというのは、それだけ認めてくれているのだと思いながらプレーしています。そこを打ち破るというのはモチベーションになっていますから、そこはこれまでとは違ったシーズンだったような気がします。自分に寄って来るから#52宮澤(夕貴)選手が空くし、宮澤選手が外から決めるから、自分のところが空くというのもあります。それも面白かったですね。#11岡本(彩也花)選手の場合も、自分にガードがヘルプに来れば、岡本選手が空くから、そこへパスを返せば彼女がクイックで3Pシュート打つというのがありました」
──ファイナルの岡本選手は、ドライブやアウトサイドのプレーがキレていましたね。
「スーパースターでしたよ、カッコ良かった。ファイナルで勝てたのも、相手が私のところの守りの強度を上げたとしても、JX-ENEOSは誰もが点を取れるという強みがあるからです。アウトサイドからやられるのは仕方ないと思うかも(見えるかも)しれないですけど、その選手たちのシュートの確率が良くて、点が取れる選手ばかりだから、『じゃあ、どこを捨てればいいの!?』というのが、JX-ENEOSの強さだと思います」
──理想とするセンターフォワード像やイメージはありますか?
「どうだろう……ポジションに縛られたくないですし、センターフォワードだからこうあるべき、という考え方はないですね。日本のセンターとしてはサイズがあって走れる、ということは絶対に必要だと思いますし、自分がそれを表現できればいいと思っています。大きいだけではなくて、走れないとダメ。国内では大きくても、海外に出れば小さいんだよ、って知って欲しい。どこで勝負するかと言えば、そこはスピードだと思うので、Wリーグのセンターたち、特に若い選手たちに伝えられればいいなと思います。若手がそんな風に育ってきたら、自分も負けられないって、さらにモチベーションがアップしますから。自分としてはポイントガードでも勝手にライバルにしちゃうので、アシストだって負けられないし、スティールやルーズボールも負けたくない。だから(若手の成長は)楽しみです。自分もまだ負けられないって思えるので、みんなで頑張っていきたいですね」
──────────▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf