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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
以前は、プレーのことや周りの評価に悩むこともあったという宮澤選手。
マイナスの評価もモチベーションに変えながら、今や誰もが舌を巻く活躍ぶりで堂々のベスト5受賞です!
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベスト5/フォワード】
宮澤 夕貴
(JX-ENEOSサンフラワーズ#52)
※3年連続4回目
──プレーオフMVPと合わせて、ベスト5(フォワード)を受賞しました。ベスト5はフォワードとして、チームの役割に徹して評価を受けたと思います。シーズン当初は上手く行かないこともあったとお聞きしましたが、ファストブレイクで先頭を走り、3Pシュートなど得点に絡み、さらにリバウンドに跳び込んで行く、そんな役割を果たせた手応えはいかがでしょうか。
「チームはそれぞれの役割があります。フォワードでスターターとして、それを徹底したことでチームの勝利に貢献でき、評価をいただけた結果だと思います。今シーズンは2人の若手がスターターになりましたが、大﨑(佑圭)さん(出産のため今シーズンは選手登録なし)が抜けたことで、より得点を取らなければならないと自分に言い聞かせていました。レギュラーシーズンは得点アベレージが、12.18点でしたから、もう少し取りたかったというのが正直なところです」
──得点アベレージは自分の考えより低い数字だったかも知れませんが、ディフェンスやリバウンドではチームに貢献されたと思います。それが、プレーオフやファイナルにつながったのではないでしょうか?
「はい!ファイナルの2戦目以外は(笑)。本当は最後、良い終わり方をしたかったです。『良いパフォーマンスが出来たね』ってみんなで言い合えればよかったのですが、個人的には悔いが残る結果でしたし全然良くなかった。しかも、一番大事にしていたディフェンスとリバウンドができなかったから“あぁ~”って思いました」
──それは、来シーズンの課題として取り組まなければならない?
「そうですね、シーズンを通して最後まで自分の役割をやり通すことを課題として、もっと高いレベルで追求したいと思います」
──ベスト5は数字だけの評価ではありませんし、チームへの貢献度や印象的なパフォーマンスも含まれているのだと思います。
「いつもそうですが、評価を受けるのは数字がすべてだとは思っていません。ルーズボールにしても、ディフェンスのヘルプにしても何でも、とにかく味方を助けるプレーが重要だと思います。シュートを決めたり、リバウンドを獲ったりする以外にも、粘り強くボールを追いかける、そういうところも大事にしながらプレーしようと思っています」
──以前は、プレーのことや周りの評価に悩むこともあったと思いますが?
「『どうして宮澤が代表なの!?』という意見をSNSで見たりして落ち込むことがありました。でも、オリンピックに出場して気持ちが変わりました。メンバーから漏れた選手もいるわけですから、その選手たちのためにも頑張らなきゃいけない。周りの人から『宮澤、上手くなった』って言われるように頑張ろうと思いますし、マイナスの評価でもそれをモチベーションして“よし、評価を覆してみせる!”って受け止めています。Wリーグでの受賞も自信につながっています」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf