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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
「プレーオフでの躍進が、ひとつ殻を破るきっかけになったと思います」
チーム史上初のファイナル進出に貢献し、ベスト5初受賞を果たした渡邉選手のコメントをご紹介します。
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベスト5/ガードフォワード】
渡邉 亜弥
(三菱電機コアラーズ#45)
※初受賞
──ベスト5(ガードフォワード)の受賞の感想をお聞かせください。
「まさか受賞できるとは思っていなかったので、素直に嬉しいという感じです(笑)。今シーズン、『背中で引っ張る』ということを重視してきました。言葉で伝えようとしても伝わらないこともありますから、行動で、プレーで示さなければいけない。そこは率先してやっていこうと考えていて、この受賞につながったとしたら本当に嬉しく思います」
──古賀京子ヘッドコーチが目指すバスケットがわかったというか、今シーズンは特にどこが良かったのでしょうか?
「古賀HCの前任の山下さん(雄樹・現ゼネラルマネージャー)からベースにあるものは変わらないので、オフェンスもディフェンスも『最後までやり続けることが大事』だと、古賀HCもよく話をされます。リバウンドやルーズボールに関しては、どのチームにも負けないように粘っていこうと徹底してきましたが、そこにプラスして、トランジションを意識して頑張ったことが良かったのかなと思います」
──若手が増えた中で三菱電機のバスケットをどう伝えていくのか、その役目について取り組んだことは何でしょうか?
「コーチが指示する内容と、自分たちのプレーが違っていることもありますから、いかに古賀HCの考えを理解してコートで表現するかが大切になります。そのためにも、私自身がきちんと理解しなければなりません。若手の#4根本(葉瑠乃)や#8川井(麻衣)、#15西岡(里紗)らには『HCの考えはこうだから』と、常にコミュニケーションを取るようにしています」
──ファイナルにも出場しましたが、今のお話はレギュラーシーズンから手応えがあったのですね。
「そうですね、今シーズンは良い時も良くない時もコミュニケーションを取ることができて、自分たちで修正しながら試合ができていたと思います。レギュラーシーズンを3位で終えて手応えは感じていたのですが、私たちは昨年も一昨年もセミファイナル・ファイナルの経験がありませんでした。そういう意味では、プレーオフでの躍進が、ひとつ殻を破るきっかけになったと思います」
──初めてのファイナルはいかがでしたか? ファイナルに導いたことが今回の受賞につながったと思いますが?
「セミファイナルも初めての舞台でしたので、『やっぱりプレーオフの雰囲気は違うね』と選手間で話していました。それがファイナルだと “なんだコレ!!”という感じ(笑)。大事な試合なのですが、少しは楽しめたという感覚もありました。ファイナルでは自分たちはチャレンジャーで失うものがないという思いもあって、楽しんで思い切りプレーすることができました。ファイナル第2戦も、そういう心境で、特に後半はJX-ENEOSに少しは食らいつけたかなと思います。でも、まだまだです。自分たちのバスケットを40分間やり通さなければ勝てません。ファイナルを戦ったからこそ、勝つことの厳しさをまた改めて実感できたと思っています」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf