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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
得点に絡むことを意識した今シーズンの町田選手。
「アシストが減るのでは、というイメージがありました。でも、まったく違っていましたね。」
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベスト5/ガード】
町田 瑠唯
(富士通レッド―ウェーブ#10)
※2年連続3回目
──悔しいシーズンだったと思いますが、ご自身は2年連続3回目のベスト5(ガード部門)を受賞しました。率直な感想をお願いします。
「嬉しいですけど、私一人でいただけたわけではありません。チームメイトと一緒に頑張ったからこその受賞なので、みんなに感謝しています。本当に、またベスト5を“取らせてもらった”という感じです」
──ガードとして、今シーズンはどういうプレーでチームを引っ張って行こうと考えていたのでしょうか?
「BTテーブスヘッドコーチからも指摘を受けましたが、これまではどちらかというとアシストをメインに考えながらプレーしていました。今シーズンは、テーブスHCから『もっと点を取りに行くように』と指示を受けて…というより毎回のように言われていたので、そこは意識していました。シーズンの前半は、なかなかシュートタッチが良くならず、得点できませんでしたが、皇后杯ぐらいからシュートの感覚が良くなってきました。チームとして取り組むバスケットの中で点が取れるようになったのは良かったと思います」
──ご自身の中では、まずアシストを、と考えていたのでしょうか?
「そうですね、以前は『自分の役目はアシストなんだ』と思っていました。でも、日本代表で世界を相手に戦ってきたことで意識が変わりました。試合を見ていても、点を取るガードというのはすごく怖い存在になると感じたのです。そこはこれからの自分の課題だと思うようになりました。『得点に絡むように』と思って臨んだシーズンでした」
──日本代表の経験が大きなプラスなったわけですね。
「いろんな面でとてもプラスになっています。もっとチームの勝利に貢献できれば良かったのですが……」
──得点力のあるガードを意識するようになったことで、プレーの幅が広がったという感覚もあるのでしょうか?
「自分の中では、得点を狙いに行くとアシストが減るのでは、というイメージがありました。でも、まったく違っていましたね。点を取りに行くことで、自分のディフェンスが寄って来たり、味方のディフェンスがヘルプに来たりしますから、そこでスペースができます。アシストだけを意識したプレーよりも、かえって周りの選手のシュートチャンスを作りやすくなっていった感じです。やっぱり自分が攻めることが大事なのだと改めて思いました。ベスト5に選んでいただけたのが、これまでとは違うプレースタイルを評価されたのであれば嬉しいですね」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf