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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
「スタートとは比べられないほどの緊張感を持ちながらプレーしていたのだと知りました。」
1996年(第30回日本リーグ)以来22年ぶりに復活した「ベスト6thマン」賞。
復活後初の受賞者は、6thマンの経験がキャリア初だったというこちらの選手!
圧倒的な存在感でチームの勝利に大きく貢献!
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベスト6thマン】
吉田 亜沙美(よしだ あさみ)
(JX-ENEOSサンフラワーズ#12)
※初受賞
──「ベスト6thマン」ですが、受賞の感想をお願いします。
「今までいただいた個人賞の中で、一番嬉しいです。シーズン前、自分から『控えに回りたい』と佐藤(清美)ヘッドコーチに伝えました。#1藤岡(麻菜美)をスタートに使ってほしくて、自分がバックアップに回りたいと伝え、受け入れていただきました」
──それは、次世代のポイントガードを育てたいという気持ちだったと思いますが、そのための自分の役割はどのように考えていたのでしょうか?
「ベンチスタートなので、悪くなった流れを変えてあげるとか、他の4人の心の支えになれればいいなと考えていましたし、本来のJX-ENEOSのバスケット、『ディフェンスからブレイク』という速い展開のバスケットを引き出してあげるというのは常に意識していました。良い流れに変えて、また藤岡にバトンタッチするのが役割だったと考えていましたし、そこが評価されての受賞だと思うのでとても嬉しかったですね」
──シーズン当初からファイナルまで、起用法は少しずつ変化したと思いますが、ご自身はどう感じていますか?
「プレータイムをシェアするようなタイミングで交代していたと思います。皇后杯以降、少し早くなったかもしれませんが、常に早めに準備はしていましたし、ファイナル2戦目の後半は、始まって早々に『そろそろ(交代の指示が)来るかな』って思っていましたね。それは藤岡が悪いから、というのではなくて、チーム全体の流れが悪いわけですから、そこは立て直さないといけないと思ってプレーしていました」
──ベンチスタートはいつ以来ですか? 高校1年の頃とか……。
「いえ、初めてです。今まで経験したことがありませんでした」
──今シーズン見つけた(ベンチスタートの)モチベーションや、大変さがあったと思います。
「スタートとは緊張感、責任感がまったく違うのだというのがわかりました。新しい発見でしたし、ベンチから出て行くのは、自分にとって新たな挑戦でしたから、それは楽しかったというか面白さがありましたね」
──逆に、大変だなと思ったのは?
「流れが変えられない時もあったので、やっぱりコンスタントに役割をこなしていくのは難しいと感じましたし、常に準備をして緊張感を持続させていくのは大変でした。#32宮崎(早織)や#25石原(愛子)はいつもそうだったわけで、『大変なんだなぁ』って感じましたね。メンバーチェンジでは何かを期待されて出されるわけですから、それはスタートとは比べられないほどの緊張感を持ちながらプレーしていたのだと知りました。スタートだと自分で流れを作れたり、コントロールできますが、ベンチからだといきなり結果が求められますから、そこは難しいですね」
──これまでのキャリアに、また新たなエッセンスを加えることができたわけですね。
「この賞自体が復活したばかりですし、自分からベンチスタートをお願いしましたから、なおさら嬉しいですね(笑)」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf