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先月閉幕した第20回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
「ギャンブルはしないけれど、チャンスは逃さない。」
1996年(第30回日本リーグ)以来22年ぶりに復活した「ベストディフェンダー」賞。
復活後初の受賞者は、タイトなディフェンスでチームの勝利に貢献し続けたこちらの選手!
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第20回Wリーグ リーダーズ表彰者コメント
【ベストディフェンダー】
渡邉 亜弥(わたなべ あや)
(三菱電機コアラーズ#45)
※初受賞
──ベスト5(ガードフォワード)と同時に、「ベストディフェンダー賞」も受賞されました。この賞については、ご自身の持ち味が評価されたのだと思いますが?
「私自身、2015-16と2016-17シーズンに2年連続で『スティール賞』をいただいたことがあります。しかしその後の2シーズンはスティール部門で2位でした。でも、1位になりたいとか、個人賞を狙いに行くという感覚はなく、あくまでチームが勝つことが一番です。だから、『ここでギャンブル(スティールを狙いに行く)をしてはいけない』という判断をしますし、数字を残すことを意識していません。それでも選んでいただけたのは、チームとして取り組んだことが評価された結果だと思っています。私たちのチームはディフェンスを重視していますから、チームプレーでナイスディフェンスができた際に、たまたま私がボールに絡んでいるのだと思います。そういった意味では、チーム内にもリーグ全体でも、私よりももっとこの賞に相応しい選手がいると思っています。正直なところ、私がいただいていいのかな、と感じています」
──チームとしてディフェンスを追求し、ローテーションやカバーディフェンスなどさまざまな約束事があったからこそ、スティールに行ったり、ボールマンにタイトなディフェンスを仕掛けたりという、自分の役割がきちっとこなせたわけですね。
「そうですね、もちろん隙があれば常にスティールは狙っていますし、ファイナルでもそれは同じでした。ギャンブルはしないけれど、チャンスは逃さない。私だけではなく、チーム全体でディフェンスの意識を高めていました。全員でアグレッシブにプレーする中、私が代表してベストディフェンダー賞をいただいた、そんな感じでしょうか(笑)」
──シーズン全体をふり返っていかがでしょうか? 来シーズンのことや、日本代表のことなども視野にモチベーションは上がっていると思います。
「初めてファイナルの舞台を経験することができ、チームとしてステップアップできたシーズンでした。ここ数シーズンはJX-ENEOSの優勝は続いているけれど、2位のチームが入れ替わっているケースが目立っていると思います。ということは、私たちもさらにチャレンジしていかなければ、今シーズンのようにファイナルには届かないと思っています。今年ファイナルで戦ったからこそ、来シーズンもファイナルに出られるように頑張らなければいけない、またあの舞台で戦いたい、という気持ちでモチベーションは上がっています」
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▼第20回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190210_leaders.pdf
▼第20回Wリーグ アウォード表彰者一覧
https://www.wjbl.org/static/topics/press/20190304_award.pdf