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第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
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第21回Wリーグ アウォード表彰者インタビュー
「定位置は誰にも渡さない、その強いハートが大切」
アウォード【ベスト5/センターフォワード】部門
渡嘉敷 来夢(とかしき らむ)
(JX-ENEOSサンフラワーズ #10)
※8年連続9回目の受賞
──レギュラーシーズンのMVPであれば、ベスト5(CF)も当然の結果かも知れません。まさに独壇場ですね。
「ここはまだ譲れません。まだまだ、負けられないです」
──多くの国際試合を経験し、WNBAでのプレー経験もあります。その中で考える、理想のセンターフォワードというのは?
「海外では、CFの選手も3ポイントシュートは当たり前に打てる、というところだと思います。今シーズンは10本打って入らなかったのですが、積極的に打たなければダメ。中止になってしまいましたが、本当は次の試合から10本連続で決める予定だったのですが(笑)、来シーズンに向けて、もっと磨きをかけたいと思います」
──「高さがあって、走れる選手」というのは定着した評価だと思います。その部分で、成長しているところ、キャリアを積んだからこそ良くなっている部分はどこでしょうか。
「以前に比べれば、プレーに余裕が持てるようになったと思います。それは、キャリアを重ねているからできることだと思いますし、年々周りの選手や状況を見ることができています。“こういう時はこうしよう”とか、大事な場面では“ボールを頂戴!”というくらいのメンタルや、変化は感じます。チームには良いシューターがいますから、自分がおとりになってチャンスを広げるといったプレーも増えていると思います」
──フィジカルを考えれば(まだまだピークは来ていないと思いますが)、工夫をしなければならないこともあるのではないでしょうか。
「そうかも知れませんが、まだまだ負けてないと感じていますから、あまり意識していないですね。トレーニングを頑張って、追いつかれないようにしようと思っています。今しかできないことを全力で取り組むことで、自分もレベルアップしていると感じていますから」
──インサイドで言えば、同じくベスト5の常連に髙田真希選手(デンソー)がいます。彼女の凄いところは?
「髙田選手に関しては、本当にいろいろ上手いなと思います。全部を器用にこなせる選手です。でも、それがわかった上でマッチアップする時は、最高に楽しいです」
──若手で期待している選手の名前を挙げていただけますか。
「梅沢(ガディシャ 樹奈)。教えればできることも多いので、近くにいるうちにたくさん教えて、一緒に日本代表も引っ張って行けるようになりたいです。誰かに教えることで自分が気づくこともありスキルアップにもつながるので、彼女を成長させつつ自分も成長して行く感じ。追い越されないように頑張らなければと思うと、ますます燃えますから(笑)」