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第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。
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第21回Wリーグ アウォード表彰者インタビュー
「4番、5番のプレー経験を活かして極める“3番”」
アウォード【ベスト5/フォワード】部門
宮澤 夕貴(みやざわ ゆき)
(JX-ENEOSサンフラワーズ #52)
※4年連続5回目の受賞
──開幕までの準備はいかがでしたか?
「(日本代表活動があり)言い訳にはできませんが、今シーズンほど間近に合流したのは初めてで、こんなに難しいものなのかと改めて思いました。開幕戦は負けてしまいましたが、その1敗から学んだことは大きかったですし、シーズンは最後までできませんでしたが、それ以降の試合は自分たちらしい内容だったと思います」
──皇后杯を制するなど、上り調子になりましたが、後半戦に向けて再調整が必要と感じたところはありましたか。
「皇后杯前のトヨタ紡織サンシャインラビッツ戦だと思います。シュートの感覚が良くなくて、このままではいけないと感じました。コーチ陣と話をしながら練習に励んだことで、大きく崩れることはなかったですね」
──フォワードとして4年連続5回目の受賞ですが、どのようなプレーで貢献したいと考えていますか。
「自分はシューターなので、3ポイントシュートにこだわるところはあります。それにプラスして、リバウンド。ファストブレイクに走ることも求められますし、幅広くすべてのことをこなさなければならないポジションだと思っています。高さもあるチームですが、自分が3番でプレーすることでさらに強みが発揮できますし、自分がリバウンドを取ればインサイド陣も走ってチャンスを広げられますから、その意味ではリバウンドは意識していました」
──リバウンドを意識していたとのことですが、フロントコートに先頭で走って行く姿も印象的でした。
「そこはチームの強みですから。リバウンドからブレイクを出すことに一人ひとり意識していますし、全員が徹底してプレーします。それができていない時に負けていると思います。国際試合ではリバウンドが取れないことも多いので、しっかり自分もリバウンドに絡まなければなりません。インサイド陣はボックスアウトでいっぱいいっぱいですから、2番、3番が加わってリバウンドを取りに行けばチームとしても楽になる。以前、自分がセンターも経験しているからわかるのですが、チームプレー(連係)というよりもチームワーク(共同作業)、そこは大事にしています」
──ベスト5受賞の喜びを、ファンへのメッセージとともにお願いします。
「今シーズン、応援ありがとうございました。『ベスト5』が受賞できたのも、チームメイトや支えてくださっているすべての方々、ファンのみなさんのお陰だと思っています。プレーオフも中止という形で終わってしまい、残念な気持ちもありますが、来シーズンはもっと成長した姿をお見せできるように頑張っていきますので、今後ともご声援よろしくお願いします。またみなさんと会える日を楽しみにしています」