トヨタ自動車アンテロープス
■ルーカス・モンデーロHC
プレーオフでは富士通、ENEOSを相手に良く戦えたと思います。チームとしては、1人ひとりがよく頑張ってくれましたし、みんなが団結して戦ってくれました。
プレーオフに入って選手たちに常々伝えていたことですが、どのチームもスピードとトランジションでゲームを組み立てているので、まずは相手のボールを止めること。しっかりボールラインまで下がり、すぐに相手をピックアップしてディフェンスすることを強調しました。
オフェンスは、時間をかけたセットオフェンスを指示しました。相手に長い時間、ディフェンスをさせる意図があったからです。Wリーグでは富士通とENEOSが3Pシュートの成功率が高いチームですが、この両チームに対して上手く抑えられたと思います。
大きな責任を背負い、ゲーム終盤にもプレーするスターティングファイブに限らず、ベンチプレーヤーがいつでもプレーできるように準備をしてくれました。そして、コートに立った時は全力で頑張ってくれたことがとても良かったと思います。チームの固い絆が、勝利をつかんだ要因だと思います。
■三好南穂選手
今日(第2戦)の試合を含め、プレーオフでの試合では苦しい時間帯が続くことがありましたが、そんな時でも逃げないで、みんなで前を向いて攻め続けたことが勝利につながったと思います。一番良い成績を収めることができ、本当にうれしく思っています。
皇后杯からの一番の変化は気持ちの持って行き方です。皇后杯で悪かったところをみんなで話し合い、そこを修正した3カ月間でした。以前は悪くなると選手同士で目を合わせず、個人プレーに走ってしまいました。今日の試合は悪い時間帯でも目を合わせ、みんなで声をかけ合っていて、そこがチームで一番変わったところだと思います。
■長岡萌映子選手
プレーオフでは富士通戦、ENEOS戦と厳しい戦いが続きました。そういった試合を勝ちにつなげられたこと、なおかつ結果を出せたことは大きな自信になりますし、経験にもなったと思います。これからも頑張っていくための糧になりましたし、すごくうれしいです。
■安間志織選手
皇后杯の敗戦から、シーズン後半にはチームが団結して状態も良くなりました。試合中は苦しい時間帯も多かったのですが、皇后杯で得た経験があり、「今、頑張ろう」とみんなで声をかけ合えたことがとても良かったと思います。こうして優勝という結果になったのは、本当に本当にうれしいです。
■河村美幸選手
皇后杯でENEOSに負けてから、練習中もみんなが切磋琢磨してきました。ファイナルの2戦は、出だしは良かったのですが途中追い上げられる場面が何度かありました。そこでヘッドダウンせず、みんなで「大丈夫、大丈夫」と声をかけ合いながら40分間できたことが優勝につながったと思います。
■馬瓜エブリン選手
みんなが皇后杯(の敗戦)からしっかり学び、何をしなければいけないかを共有できたからこその優勝だと思います。
常々言っていますが、ENEOSがWリーグで11連覇していたので、今年こそ『歴史を変えよう』という気持ちがみんなの中にあり、それが爆発したファイナルだったと思います。本当に優勝できて良かったです。