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【interview】第22回Wリーグ表彰者・宮崎早織(ENEOS)

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 いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。

選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



宮崎 早織(ENEOSサンフラワーズ#32)

アウォード【ベスト5/ガード】初受賞
     【プレーオフベスト5】初受賞


ベスト5をW受賞。「あきらめずに頑張ってきてよかった

 

──2020-21シーズンは、メインのポイントガードとして、どういった点でアピールしようと思っていましたか?

「スピードを生かしたプレーに加え、渡嘉敷来夢選手や梅沢カディシャ樹奈選手へのホットラインをアピールしたいと思っていました」


──シーズン序盤のご自身のパフォーマンスはいかがだったでしょうか。

「最初は緊張していましたが、シーズンを通して徐々に試合にも慣れ、持ち味のスピードや練習してきた3ポイントシュートを迷うことなく打つことができるようになりました


──皇后杯は苦しみながらも連覇を達成しました。表彰式は今までと違っていましたか?

「これまで見てきた景色とまったく違いました。メインのポイントガードでの優勝は初めてだったので、とてもうれしい半面、ホッとして疲れが一気に出たのを覚えています(笑)」


──それでも、リーグ後半戦は苦しい戦いになりました。ポイントガードとして最も気をつけたことは?

「簡単にミスをしないこと。ターンオーバーが増えてしまうと、自分たちのペースに持っていけないし、相手のペースになってしまう。簡単なミスをしないよう、ボールを大事にするように気をつけていました」


──ファイナル終了後、安間志織選手(トヨタ自動車アンテロープス)と言葉を交わしていましたが。

「『MVPおめでとう』という気持ちでハグをしにいったのですが、最初に言われたのが、『ユラ(宮崎)、髪色と髪の毛ボサボサでやばいね』って(笑)。その後は『やっと終わったね。疲れたね。ゆっくり休もう』と普段の会話で終わりました」


──プレーオフベスト5とレギュラーシーズンのベスト5(ガード)とのW受賞でシーズンNo.1 ポイントガードだと認められました。感想をお願いします。

「素直にうれしいです。今までつらいことも苦しいこともたくさんあったので、あきらめずに頑張ってきてよかったなと思いました。支えてくれた家族やチームメイト、ポイントガードの先輩たちに感謝の気持ちでいっぱいです。ただ、メインのポイントガードになって必ず優勝したいと思って臨んだシーズンだったので、リーグ優勝ができなかったことはとても悔しいです。

 でも、ケガ人が多く、メンバーが欠けた中でもベンチメンバーがすごく頑張ってくれていたので、どの選手が試合に出ても“ENEOSは強い”ということを証明できたのではないかと思います。この悔しさは次のシーズンで、必ず晴らします」

 


【interview】第22回Wリーグ表彰者・渡邉亜弥(三菱電機)

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今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。

選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



渡邉 亜弥(三菱電機コアラーズ#45)

アウォード【ベスト5/ガードフォワード】3年連続3回目


3年連続のベスト5選出に「チームを代表していただいた賞です」

──第22回Wリーグは、コロナ禍の中で行われた大変なシーズンでした。

「新型コロナウイルスにより、2019-20シーズンは途中で中断となり、オフに入りましたが、そこからはほぼ自粛生活。運よく体育館は使用禁止にならなかったので、感染症対策を徹底し、人数も考慮しながら練習をスタートしました。ただ、対人の練習はできなかったので、その期間は個人のスキルアップに努めました」


──今までとは違うオフとなりましたが、それがプラスになった面はありましたか?

「ベテラン選手が引退し、チームのシステムを変えようということで、センター陣も3ポイントシュートが打てるようにしました。その目標があり、個々でスキルアップに取り組み、私自身もシュートの打ち込みができたと思います」


──手応えはいかがでしたか。2020-21シーズンは東西に分かれてレギュラーシーズンを戦いました。

「古賀京子ヘッドコーチの下、システムの変更も意図しながらのシーズンでしたが、目指したバスケットは思った以上にフィットしたと思います。古賀ヘッドコーチが注意を払ってくださり、随時コミュニケーションも取り合いました。ただ、チームの調子に波があったのは課題で、ここはもう一度考え直さなければならないと思います」


─ご自身のプレーは? (2シーズン連続で受賞していた)ベストディフェンダー賞は岡本彩也花選手(ENEOSサンフラワーズ)に譲りましたが、レギュラーシーズンベスト5(ガードフォワード)を受賞しました。

 「私が!? という驚きはありましたが、うれしかったです。正直なところ、ケガもあり、ベストコンディションとは言い難いシーズンで、週末の試合に向けてパフォーマンスを上げていくということの繰り返し。そういった意味でも難しさを感じながらのシーズンでした。

 チームメイトがしっかりディフェンスする中で、私がアーリーで攻めたり、ブレイクに持ち込めたというのが評価された一つだと感じています。苦しいシーズンでしたが、それを乗り越えて、チームを代表していただいた賞だと思います」


──メンタル面でもチームを引っ張る存在ですが、覚悟と自覚を持って臨んだシーズンだったのですね。

「以前、ヘッドコーチから言われた『チームの起爆剤だから』という言葉が心に残っています。私が先頭に立ち、アグレッシブにプレーや行動をすれば、みんなも『大丈夫だ』と安心できる。私が悩んだり、迷ったりすれば、周りが不安にもなると思うので、どんな形でも前向きにやれたことは良かったと思います」

 

【interview】第22回Wリーグ表彰者・赤穂ひまわり(デンソー)

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選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



赤穂 ひまわり(デンソーアイリス#88)

アウォード【ベスト5/フォワード】初受賞


「これまで以上に、積極的にプレーしたいと思っています」


──初のベスト5受賞です。受賞を知った瞬間はどのような気持ちでしたか?

「ベスト5を目標にしていたわけではありませんが、他にも素晴らしい選手がいる中で選んでいただいたことはうれしく思います」


──コーチ陣からは、どのようなプレーや役割を求められていたのでしょうか?

「プレーでしっかりチームを引っ張るのはもちろんですが、声を出したり、自分からコミュニケーションを取ったりして、チームの牽引役になってほしいと言われていました。そこは、自分でもやらなければいけないと感じていて、少しずつ……。まだまだなのですが、試合中のハドルや練習の時から自分の意見や思ったことを言うようには心がけました。今までは、あまり言葉にしなかったのですが、具体的に伝えたほうが相手もよく理解できますし、プレーも合わせやすくなると実感しています」


──新任のマリーナ・マルコヴィッチヘッドコーチから指導を受け、自信になったことはありますか?

「個人的な自信というより、チームとして自信を得られたと思います。とてもレベルの高いバスケットを要求されますし、それを理解ができたとしてもコートで表現するのは難しい。でも、それを遂行できた時は勝てる、という自信が持てました」


──チーム全体が手応えをつかみかけたシーズンになったわけですね。

「そうだと思います。上手くできた時はいいリズムでプレーができましたし、手応えを感じました。ただ、崩れる時もあったので、それをなくしていくのが次のシーズンの課題だと思います」


──次シーズンに向けた、個人的なテーマは何でしょうか?

「今シーズン(2020-21)はその前のシーズンよりフィールドゴール成功率(FG%)が上がったにもかかわらず、平均得点が下がりました。それは、シュートの本数が少ないから。来シーズンは、FG%を下げないで、平均得点を上げたいと思っています。そのためにも3ポイントシュートの本数や成功率を上げられるように、これまで以上に、積極的にプレーしたいと思っています」


──最後に、ファンの方たちにメッセージをお願いします。

「コロナ禍でファンのみなさんも会場に来ることができなかったかもしれませんが、リモートやSNSなどを通してたくさんの応援やメッセージをいただきました。その有難味を噛みしめることができたシーズンでした。本当にありがとうございました」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・谷村里佳(日立ハイテク)

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谷村 里佳(日立ハイテク クーガーズ#11)

アウォード【ベスト5/センターフォワード】初受賞


次シーズンは「ファイナルに進出できるよう頑張りたい」


──2020-21シーズンは大きな決断(移籍)をしたシーズンでした。

「移籍当初は、少しでも早く自分のパフォーマンスを上げなければいけないという思いがありました。焦りがなかったわけではありませんが、内海知秀ヘッドコーチが新たに着任し、全員が同じ条件。その中で私はキャリアがあるので、少しでも周りにアドバイスができるようにしたいと思って準備を進めました。コロナ禍のため、限られた練習時間を有効活用し、成果を上げられるように努めたつもりです。自分なりに一生懸命やって結果が出なければ仕方がないと思えますし、むしろそう思えるぐらい一生懸命やらなければいけないと考えていました」


──内海HCのバスケットが、フィットしていると感じましたか?

「個人的な感覚ですが、私のプレーが内海HCのバスケットに合っているというよりも、内海HCが私のことを尊重してくださっていたというか、私を生かそうとしてくださっていると感じていました。その分、やりやすいと感じましたし、思い切りプレーができたことが、今回の受賞につながったのだと思います」


──内海HCから、「こういう役割を頼む」というような具体的なアドバイスはありましたか?

「チーム作りに関しては、全体のミーティングの中でお話を聞きました。私の役割について、直接何かを言われたわけではありません。ただ、『里佳がやっていいんだよ』とか『里佳がメインなんだから』というようなことをポロッと口にされて。それまでは『自分がやらなきゃ』という気持ちが先行していたのですが、内海HCの雰囲気というか、強く言われないことで逆に責任感が強くなったのかもしれません。落ち着いてプレーできましたし、自分で判断しながらプレーできたという感覚があります」


──改めて伺います。持ち味、得意なプレーは?

「ローポストでボールをもらえば、ディフェンスがハードに来てもシュートやパスができるというのは持ち味というか……。でも、ローポストだけではなく、3ポイントシュートも打てるところが強みです。今シーズンはそれほど打ててはいないのですが、次のシーズンは3ポイントシュートでも点を取りたいと思います。

 今後は、さらにディフェンスが厳しくなると思いますが、だからこそ、今回の受賞が最低限のパフォーマンスだと考え、毎試合コンスタントに良いパフォーマンスができるようにしなければいけないという気持ちが強いです。『日立ハイテク、良くなったね』と、お褒めの言葉をたくさんいただきますが、最終順位は7位。皇后杯でベスト4入りしたので、リーグでもベスト4入りを目標にし、さらにファイナルにも進出できるよう頑張りたいと思います」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・髙田真希(デンソー)

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髙田 真希(デンソーアイリス#8)

アウォード【ベスト5/センター】5年連続9回目
リーダーズ【得点(西地区)/Avg.17.05点】2年ぶり7回目


指揮官から求められたのは「アグレッシブにプレーすること」


──ベスト5は9回目、得点王は7回目の受賞になりました。

「得点に関しては、自分の役割でもありますし、結果として受賞できた、自分の役割を安定して果たせた結果だと感じています。ベスト5は選んでいただくものなので、評価をいただいたということに、うれしく思っています」


──(2020-21シーズンより)マリーナ・マルコヴィッチヘッドコーチが指揮を執り、チームはどう変わったと感じましたか?

「求められていたのはアグレッシブにプレーすること。特にディフェンスはそれまで以上にアグレッシブさを求められました。それが少しずつ表現できるようになったと思います」


──マリーナHCの指導の中で、新たな発見や驚きはありましたか?

「驚きといえば、マリーナHCは各国のリーグでHCをしてきて、女子セルビア代表のHCも務めています。リオデジャネイロ・オリンピックでメダルを獲得するなど、とてもレベルの高いHCです。ところが、いざ指導を受けると、シンプルというか。もちろん求められるレベルは高いのですが、求めていること自体は決して難しくはない。例えば、アグレッシブなディフェンスですが、指示としては『相手にボールを持たせない』ことで、それを徹底します。パスをつながれたり、リバウンドを取られると、『どうして?』 となる。もっと複雑で、連携が必要なことを求められると思っていたのですが、とにかくシンプルで、それを徹底する。ただ、そのレベルの高さに驚きました。

 
 それに、個々の選手が役割を与えられ、課題を指摘されます。でも、課題をクリアしたと判断すれば、マリーナHCは躊躇なく起用しますし、選手も自信を持ってプレーができます。一緒にコートに立つ選手は、誰もがそう感じていたと思います。それがスタンダードとなり、そのスタンダードを上げていけば、試合ではよりコンスタントに結果が出せると思います」


──シーズン前のオフはコロナ禍でしたが、取り組んだことはありますか?

「特別なことはありませんでしたが、自体重でできるトレーニングだったり、年齢を考えてストレッチや可動域を広げるトレーニングだったり、自分の体を見つめ直すことができました。チーム練習や全体でのトレーニングが始まるとなかなかアプローチできない体のケアに注意を払いました。その成果として、シーズンを通してケガがなかったのは、良かったと思います」


──最後に、ファン方へのメッセージをお願いします。

「目標を達成することができず、とても悔しいシーズンでした。コロナ禍で外出が難しい中、アリーナでの応援やリモートでの応援など、すごくパワーを感じることができました。これからも応援してもらえる選手になれるよう、頑張りたいと思います」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・渡嘉敷来夢(ENEOS)

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渡嘉敷 来夢(ENEOSサンフラワーズ#10)

リーダーズ【得点(東地区)/Avg.21.00点】2年連続4回目

     【リバウンド(東地区)/ Avg.10.70本】6年ぶり3回目

     【ブロックショット(東地区)/ Avg.1.70本】2年ぶり9回目

     【フィールドゴール成功率(東地区)/ Avg.65.15%】7年連続8回目

 

4タイトルを獲得! 復帰に向け「日々できることを全力で取り組んでいます」


──ケガによりシーズン途中でプレーを断念せざるを得ませんでした。その時は何を考えましたか?

「(膝の)靭帯が断裂していたことには正直ビックリしました。今シーズンはもうコートに立てないんだな〜と。悔しい気持ちは徐々に感じるようになりました。もちろん、その悔しさは今でも忘れることはありません」


──正直なところ、気持ちの浮き沈みはありましたか? あったとすれば、どう克服しましたか?

「チームの状況から、自分が(気持ちの)浮き沈みをしている暇はありませんでした。みんなをサポートしなくてはいけないと思っていたので。シーズンが終わった現在の方が、自分のリハビリに集中できている分、気持ちの浮き沈みが激しいですが、克服しようとは思っていません。流れに身を任せています」


──プレーオフのENEOSは、改めて強さを証明しました。ベンチでは、どういった思いで見ていたのでしょうか?

「“みんな、かっこいいな~〟です! 特に同期の岡本(彩也花)は、とても大きく見えました」


──自分ではどうしようもできない状況の中、次につなげられることがあったとすれば、それは何でしょうか?

「コートの外から見ていて学ぶことはたくさんありました。その経験を自分のバスケットボール人生に生かしたいです」


──リーダーズでは4タイトルで1位です。感想をお願いします。

「今シーズンは、半分も試合に出ていないので、なんだか複雑です。授賞式でも、うれしいというより複雑な心境でした(笑)」


──新たなシーズンに向けて、モチベーションが上がっていると思いますが、いかがでしょうか?

「今はまだ、Wリーグに向けての自分の姿をイメージできていません。まずは、今の状況としっかりと向き合い、日々できることを全力で取り組んでいます」


──心配しているファンの方も多いと思います。メッセージをお願いします。

「今シーズンもたくさんのご声援ありがとうございました。自分らしく、毎日全力で過ごしていますのでご心配なく(笑)。また会場でお会いできる日を楽しみにしています!」


【interview】第22回Wリーグ表彰者・町田瑠唯(富士通)

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町田 瑠唯(富士通レッドウェーブ#10)

リーダーズ【アシスト(東地区)/Avg.7.75本】4年連続5回目

 

アシスト1位は「みんなのシュート確率が良かったというのが一番の理由です」


──久々のベスト4入りとなった2020-21シーズンを振り返ってください。

「ベテラン選手が抜け、チームが若返ったこともあり、富士通レッドウェーブのバスケットを浸透するのに時間がかかりました。コミュニケーションの取り方が難しい面もありましたが、後半戦に入ってから全体でのミーティングを重ね、少しずつチームとして変わっていくことができたと感じています」


──ポイントガードとしては、どういったところを意識していましたか?

「シーズン前、ビッグマンがケガで離脱となりました。ただ、外からシュートを打てる選手や、サイズはなくても走れる選手がいたので、そこを生かす、いかに強みにできるかを考えました。3ポイントシュートが入る時は良かったのですが、問題は入らなくなった時。2点をどう取りにいくかで悩んだというか、工夫が必要なシーズンでした」


──仲間にどうアシストするかを考えたわけですね。

「(アシストの)受賞については、みんなのシュート確率が良かったというのが一番の理由です。私なりに考えたのは、今まであまりシュートを打っていなかった選手や、相手ディフェンスがそれほどマークしていない選手にパスを出すこと。その中でみんなが躊躇なくシュートを打ち、決めてくれたのが、アシスト数が増えた理由だと思います。もちろん、篠崎澪選手が先頭を走ったり、カッティングしたりしてシュート決めてくれたというのは大きく、チームにとっても良かったです」


──セミファイナルは悔しい敗戦になりました。来シーズンにつながるモチベーションになったのではないですか?

「自分たちに足りないところがありました。終盤の大事な場面でのミスや、ディフェンスで臨機応変に守れなかったり…。あとはオープンを作ってもシュートを決め切れませんでした。それらをしっかり突き詰めれば、勝てない相手ではなかったのではないかという思いはあります。しかし、若い選手たちがセミファイナルを経験したので、今後のチームの成長に生かしていけると思います。

 BT・テーブスヘッドコーチからは、もっと点を取りに行ってほしいと言われていたのですが、そこにはあまりフォーカスできないシーズンになってしまいました。チームをまとめることに力を注ぎ、いかに上手く機能させるかに集中していました。次のシーズンは、もっと自分のプレーにフォーカスして、アシストはもちろんですが、得点を伸ばしたいと思っています。今シーズン以上の成績が残せるようチームをまとめながら頑張りたいです」

 

【interview】第22回Wリーグ表彰者・川井麻衣(三菱電機)

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川井 麻衣(三菱電機コアラーズ#8)

リーダーズ【アシスト(西地区)/Avg.6.05本】初受賞

     【スティール(西地区)/Avg.2.10本】初受賞

 

「パスもシュートもどちらも狙えるような選手になりたい」


──アシストとスティールでダブル受賞です。2020-21シーズンのプレーをふり返ってください。

「スティールは狙っていたわけではありませんでした。チームディフェンスをみんなで頑張っている中で、私にチャンスが回って来たら、確実にスティールしようと思いながらプレーしていました。


 アシストは、後半戦あたりから、自分がアタックすることで仲間のシュートチャンスが生まれ、それを仲間が確実に決めてくれたことが受賞につながったと思っています。自分のプレーをより生かせるようになりましたし、もともとアシストは好きなので、アシストの受賞はとてもうれしいです」


──アシストが好きな理由をおしえてください。

「シュートを決めた仲間と、指をさし合いながら、アイコンタクトで喜び合うのが気持ち良くて(笑)。自分自身がシュートを決めるより、誰かにシュートを決めさせてあげたいという気持ちのほうが強いです」


──2020-21シーズンのチームの戦いぶりは、全体的にどのような印象だったでしょうか。

「ベスト4を目標にしていたので、満足できる成績ではありませんでしたが、多くのメンバーがプレータイムを伸ばすことができ、大事な場面でもコートに立てるようになったのはチームとしての成長だったと思います。それと、目指してきたトランジションバスケットをしっかり表現できるようになったのではないかと感じています。『自分たちのバスケットはこれだ!』というのをつかめた気がします」


──シーズンに向けた準備の中で、特に意識したことはありますか?

「ガードとして一歩引いた目線からみんなを見るようにしようと心掛けていました。冷静に周囲を見ることができるようにと意識して取り組みました。人間観察というわけではないのですが、プレーだけではなく、それぞれの個性も理解できるようになり、結果的に自分のメンタル面の成長につながったのが良かったと思います」


──今後、どのようなステップアップを目指しますか?

「ガードとして堅実なプレーを心掛けたいですし、今回の受賞で相手のマークが厳しくなるかもしれないので、そこを打破できるようにしたいです。しっかりとチームを引っ張りながら、アシストだけではなく得点力も磨いて、パスもシュートもどちらも狙える選手になりたいと思います」


【interview】第22回Wリーグ表彰者・小池遥(シャンソン)

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小池 遥(シャンソン化粧品シャンソンVマジック#1)

リーダーズ【スティール(東地区)/Avg.2.50本】初受賞 

初のスティール受賞。「基本はしつこくマークすること」


──2020-21シーズンは、新たに李玉慈ヘッドコーチが就任しました。シーズン前の準備はいかがでしたか?

「チーム練習ができない中、そこは個人技を上げる期間だったと受け止めました。ベテラン選手が抜け、私が先頭に立たなければいけない状況でしたが、なかなか思い通りに行かず…。ただ、キャプテンの私がこんな状態だとチームは機能しない、そう思ったことがきっかけで、もう一度、自分自身をしっかり見つめ直し、個人としてもチームとしても成長できたシーズンになりました」


──スティール部門で初受賞です。

「もともとディフェンスは好きではなかったのですが、シャンソンでの3年間で『ディフェンスができる選手』というのが定着し、周りからそう見ていただけるようになりました。相手のプレーを読むのが好きで、ディフェンスでも思い切りよくプレーするうちに、少しずつ好きになりました。それが、スティールの数字に表れたので、この受賞はうれしいです」


──プレーで気をつけていることや、スティールのヒントがあれば教えてください。

「ほとんど無意識です。基本はしつこくマークすることが大事で、ギャンブル的にボールを取りに行くようなディフェンスはしないように気をつけています。初めからスティールを狙っているわけではなく、『ボールが取れればラッキー!』 ぐらいの気持ち。あとはパッサーがどういう動きをして、どこを狙っているのか注意しています。それが成功の秘訣なのかもしれません」


──李HCからは、キャプテンとして特別な指示や指導はありましたか?

「それはあまりなくて、好きなようにプレーさせていただきました。双方に信頼感があり、よく話をしたのが良かったのだと思います」


──キャプテンとして、よくコメントを求められたと思いますが、話すのは得意ではないとお聞きしています。

「苦手です。でも、一年で性格が変わったのか、話せるようになりました。キャプテンとして人前で話をする機会が増え、それが良かったのかもしれません。ただ苦手は苦手です(笑)」

──プレーも話をすることも、苦手を克服できたシーズンだったのですね。

「ディフェンスが好きになりましたし、個人タイトルも受賞。セミクォーターファイナルで三菱電機コアラーズに敗れましたが、あの試合が次のシーズンへのスタート。ファイナルを見て、『あの舞台に立ちたい』と燃えるものがあったので、一歩でも近づけるように頑張ります」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・林咲希(ENEOS)

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林 咲希(ENEOSサンフラワーズ#7)

リーダーズ【3ポイントシュート成功率(東地区)/Avg.47.69%】初受賞 

初のタイトル獲得に「チームメイトに感謝したい」


──まずは、3ポイントシュート成功率(東地区)で1位、初受賞の感想をお願いします。

「Wリーグでのリーダーズ受賞は初めてなので、うれしい気持ちです。チームメイトに感謝したいです! ただ、もっと試合の大事な場面で決められるように、力を付けていきたいとも思っています」


──3ポイントシュートについて、どういったシチュエーションで、どういうタイミングで放つのかなど、ご自身が気をつけていることはありますか?

「ボールをもらう前の動きや、スペースの確保を意識しています。そして、(味方にとって)どこがパスを出しやすいのかを常に考えながら、いつでもシュートを打てる準備をしています」


──3ポイントシュートに自信を持ったのはいつ頃からでしょうか? キッカケはありましたか?

「大学生の頃から3ポイントシュートを打ち始めました。毎日相当な数のシューティングをしたので、そこから迷わず打てるようになりました。試合で他の選手と違うタイミングや、クイックに打てていることを実感できてから、少しずつ3ポイントシュートに対して自信が付いていきました」


──特別な練習法(独自の練習法)があれば教えてください。

「まずはその場でのシューティングをし、感覚をつかんだら、試合中にありそうなムービングをしてシュート練習をします。毎日ではないのですが、試合と同じようにダッシュをして、息があがった状態でのシューティングも行っています」


──話は変わりますが、今シーズン、改めて感じたENEOSの強さはどういったところでしょうか。

「ファイナルまでの道のりはすごく厳しかったのですが、人数も少ない中、ケガをしている人の分まで頑張ろうという気持ちと、コートで戦っている責任感を一人ひとりが持てていたのではないかと思います。それを最も示したのが岡本彩也花キャプテン。キャプテンの気持ちの強さが、みんなをあの舞台まで引っ張ってくれたと感じています」


──来シーズンに向けてどんな準備をしようと考えているか、またテーマがありましたら教えてください。

「まずはケガをしない体づくり。体のケアをしっかりして、シーズンを通してプレーができるようにすること。もっとスキルアップを目指したいので、3ポイントシュートはもちろん、ドライブやパスなどプレーの幅を増やし、相手が守りにくい選手になれるよう日々精進していきます」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・飯島早紀(トヨタ紡織)

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飯島 早紀(トヨタ紡織サンシャインラビッツ#0)

リーダーズ【3ポイントシュート成功率(西地区)/Avg.41.18%】初受賞 

意識したのは「打つべき時に3ポイントシュートを打つこと」


──2020-21シーズン、シーズン前に準備の段階で力を注いだのはどういったところでしたか?

「中川文一ヘッドコーチからは、スティールとリバウンドは及第点だけれど、もう少し得点を増やせるのではないかとアドバイスいただきました。その前のシーズンまでは、ドライブからレイアップというのが自分自身の武器だと思っていましたが、逆に言えば3ポイントシュートがなかった。ドライブに行くだけではなく、ボールをもらったらシュートを狙う、途中で止まってジャンプシュートを打つといったことを考えてプレーすれば、もっと得点が伸びるというアドバイスでした。

 それまでは3ポイントシュートの確率が悪かったこともあり、得意のドライブで攻めたいという気持ちが強かったのですが、それに固執するとチームオフェンスの流れを崩してしまう。打つべき時に3ポイントシュートを打つことを練習から意識していました」


──時間がある時は、シュートの打ち込みを行っていた?

2019-20シーズンの途中から、3ポイントシュートをワンハンドのシュートに変えました。フリースローはワンハンドでしたが、シュートフォームを見て、綺麗なフォームだし、届くはずだから3ポイントシュートもそれで打ったほうがいいと、中川HCからヒントをいただきました。少しずつ距離を伸ばし、リングに届くようになりました」


──ワンハンドでのシュートに手応えを感じたのはいつ頃ですか?

「開幕前に左手の指を骨折しましたが、幸い利き手ではなく、リハビリ期間中に右手の強化に当てることができました。体の使い方なども見直すことができ、そこでコツをつかんだというか、力まず打つことでシュートも届くようになりました」

 
(ケガで)不安を感じたこともありましたが、3ポイントシュートに関しては気づきがあり、ポジティブに受け止めることができました。今までのトレーニング期間とは異なるメニューをこなすことで、体力強化やさまざまな点で見直しができたので、シーズン終盤も体力が落ちることなくパフォーマンスが発揮できたと感じています」


──チームのホームページに、今シーズンの個人目標として「3ポイントシュート」と記載されています。

「記入したのはまだワンハンドの3ポイントシュートに悩みがあった時期。中川HCのアドバイスが頭にあり、3ポイントシュートを自分の武器にできれば、と思っていたので有言実行(笑)。

 ただ、今シーズンは周りの選手のアシストで、ノーマークで打つ場面が多かったので、次のシーズンは自らが動いて3ポイントシュートを打てる場面をつくり出すことを課題として取り組みたいと思います。チームとしても、ベスト4をみんなで目指したいです」

 

【interview】第22回Wリーグ表彰者・西岡里紗(三菱電機)

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今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。

選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



西岡 里紗(三菱電機コアラーズ#15)

リーダーズ【ブロックショット(西地区)/Avg.1.40本】初受賞 

     【フィールドゴール成功率(西地区)/Avg.56.38%】初受賞 

「今回の受賞をベースとして、さらにしっかりとしたプレーをしたい」


──2部門での受賞です。2020-21シーズンのパフォーマンスを振り返ってください。

「全体的には、その前のシーズン(2019-20)以上にペイントエリア内を攻略できたと思います。前半戦は安定したプレーができず、そこでコーチ陣とも話し合って練習方法も変えました。後半戦はポストアップでの面取りや、そこからのシュートの精度を上げることができ、手応えを感じました。

 ただ、ディフェンスは、正直なところ前のシーズンの方が良かったかもしれません。サイズのある選手がアウトサイドでプレーし、3ポイントシュートを狙うケースや、スクリーンのスイッチからガードの選手をマークするケースも増えています。ガード陣に対してのディフェンスではスピードのミスマッチを突かれてしまうこともあったので、そこは課題として捉え、改善してきたいと思います」


──手応えがあったところは数字として表れ、受賞につながったのではないですか。

「初めてこういった賞をいただくことができたので、自信につながっています。ただ、リバウンドの数字はもう少し上げたいですし、オフェンスでもディフェンスでもリバウンドが取れればチームとしてもっと楽になると思うので、そこは突き詰めていきたいです。セミファイナルやファイナルを見て、リバウンドの大切さを痛感しました。次のシーズンは、今回の受賞をベースとして、さらにしっかりとしたプレーをしたいと思います」


──2018-19シーズンのリーグ準優勝の時、インサイドに王朝新喜選手(2019-20シーズンをもって引退)がいました。ベテラン選手が抜けて、「自分がやるんだ」という気持ちになったのではないですか。

「それは、ものすごくあります。王さんの代わりはできないかもしれませんが、自分なりのプレースタイルで、ペイントエリアを攻略しなければいけないと感じています。それは今回のシーズンの責任感に結びつきました。チームメイトも全員が頑張ろうという雰囲気があったので、あまり背負い過ぎずにリーグ戦に入ることができました」


──Wリーグで経験を積み、3x3女子日本代表として国際大会の経験もありますが、大きな目標は、2018-19シーズンの準優勝を超えることですね。

「はい、一つしかありません。今回のシーズンはチームの持ち味であるディフェンスの面で徹底できていなかったと感じるところがありました。メンバーも代わるので、ディフェンスはみんなでステップアップし、チャレンジしていきたいと思います。

 それと、私を含めてインサイドの選手も積極的にシュートを狙わなければなりませんし、シューター陣のために良いスペースを作れるようなプレーもしたいです。『リバウンドは西岡がいるから』と、安心してシュートを打ってもらえるように頑張ります。3x3日本代表活動もプラスにして、『ゴール下は任せてください』と言えるようパワーアップします」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・梅沢カディシャ樹奈(ENEOS)

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 いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。

選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



梅沢 カディシャ 樹奈(ENEOSサンフラワーズ#24)

リーダーズ【フリースロー成功率(東地区)/Avg.90.48%】初受賞 


フリースローは「ひと呼吸おいて、肩の力を抜くことを意識しています」


──フリースロー成功率(東地区)で1位、タイトル初受賞の感想をお願いします。

「今シーズンはケガでレギュラーシーズンの後半戦から欠場した中、このような賞をいただくことができ、とても感謝でいっぱいです」


──もともとフリースローは得意なのでしょうか?

「バスケットボールを始めた頃からフリースローは得意でした。なぜなら、唯一ディフェンスがいない状態で打つことができるからです(笑)」


──シュートを打つまでのルーティンはありますか? 

「フリースローラインに立ったら、ひと呼吸おいて、肩の力を抜くことを意識しています。私は、試合中は少し焦ってしまうことがあるのですが、ENEOSサンフラワーズに入ってからは、自分の気持ちを落ち着かせるために今のルーティンを始めました」


──高確率でフリースローを決めるコツがあれば教えてください。

「コツはないですが、私自身は何も考えないでリラックスした状態で打つのが一番いいと思っています」


──フリースローはアグレッシブにシュートに行くことでチャンスが生まれます。今シーズン、センターとしてどんなことに気をつけていましたか?

「オフェンスリバウンドを取れば、どんどん(フリースローの)チャンスが生まれるので、とにかくリバウンドを取ることを意識していました。フリースローの数が増えたのはリバウンドが取れたから。それが受賞につながったと考えています」


──後半戦はケガで離脱。悔しいシーズンでしたが、ベンチではチームメイトの頑張りをどのように見ていましたか?

「選手個々の実力や気持ちがみんな強くて、本当にすごいチームにいるのだなと改めて感じました」


──この悔しさを次シーズンの成長にどうつなげたいと考えているのでしょうか。

「コートでプレーしていた時とは違うこともたくさん見えたので、それを糧に、選手として、また人としても成長できるようにしていきたいです」


──次のシーズンに向けて、決意表明をお願いします

「(最後まで)コートに立てなかった分、次のシーズンはこの悔しさをコートの上でぶつけます!」

【interview】第22回Wリーグ表彰者・加藤優希(トヨタ紡織)

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 いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。

選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。



加藤 優希(トヨタ紡織サンシャインラビッツ#15)

リーダーズ【フリースロー成功率(西地区)/Avg.87.88%】初受賞 


移籍2シーズン目は「自分の意思を持ってプレーできた感覚がありました」


──移籍2年目のシーズンでしたが、ご自身のパーフォマンスはいかがでしたか?

1年目に比べて、トヨタ紡織のバスケットを把握することができました。その中で、自分らしいプレーができたのではないかと自己評価しています。1年目は、自分には何ができて、何ができないのかがわからない状況でした。そこを中川文一ヘッドコーチからいろいろと教わり、プレーの幅を広げられたと思います。それを踏まえ、今シーズン(2020-21)は自分の意思を持ってプレーできたという感覚があり、『ここだ!』というイメージでアグレッシブに行けました」


──オールラウンドな動きが特長ですが、力を入れたプレーなどはありましたか?

「トヨタ紡織はガードやフォワードがポストアップし、センター陣がアウトサイドでミスマッチを作ってドライブやシュートを狙うというスタイルです。そういったバスケットの中で、自然な流れでプレーができていたので、ポストプレーというよりはアウトサイドの1対1やシュートを頑張りました」


──フリースローのタイトルは、シュートの時にファウルを誘っている証拠です。それだけ点を取りに行っているということですね。

「受賞は思ってもいなかったのですが、気がづいたら上位にいて…。ただ、数字を意識してプレーしているわけではなく、フリースローを打つ時も、とにかく無心で打っています。決めなければ、と考え過ぎると力んでしまい、かえって落としてしまうので、フリースローラインに向かうまでに呼吸を整え、あとは無心です」


──中川HCに教わったことで、改めて気づいたことはありますか?

「細かいところですが、ディフェンスの時に相手がスキップパスをしてきたら、それに対してきちんとジャンプするとか、そういった細かいプレーを追求するところ。練習中、少しでも気を抜いたプレーをすると指摘されるので、一つひとつのプレーがいかに大事なのかを気づくことができました」


──個人タイトルの獲得は、次シーズンに向けた自信になりますね。

「今回のシーズンから、さらにステップアップできればと思います。それがチームの成績につながるように。トヨタ紡織のバスケットは攻防の早い切り換えが特長ですし、その中で先頭を走るということを常に心掛けています。みんなを引っ張って行けるようなプレーと、コート内外でバスケットに対する姿勢を見せられるように頑張りたいです」

 

第22回Wリーグ SEASON REPORT

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第22回Wリーグ終了時点の入場者数状況やSNS状況などを「第22回Wリーグ SEASON REPORT」として公表させていただきます。

添付のPDFファイルにてご覧ください。

自由契約選手リストの更新(2021年4月22日)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグは、自由契約選手リストを下記の通り更新したことをお知らせいたします 。

<自由契約選手リスト>
自由契約選手とは、現時点で現所属チームへの選手同意書の提出がない選手で、今後は引退・他チームへの移籍・自チームへの残留などの場合があります。

更新日: 2021年4月22日

 【抹 消】

選手名:馬瓜 エブリン(まうり えぶりん)

所属元チーム:トヨタ自動車 アンテロープス

  

公示日 /
抹消日
現所属チーム氏名抹消理由
4月5日/
4月22日
トヨタ自動車 アンテロープス馬瓜 エブリン
(まうり えぶりん)
トヨタ自動車アンテロープスとの契約
4月5日ENEOSサンフラワーズ石原 愛子
(いしはら あいこ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ大沼 美琴
(おおぬま みこと)
4月5日ENEOSサンフラワーズ渡嘉敷 来夢
(とかしき らむ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ中村 優花
(なかむら ゆにか)
4月5日ENEOSサンフラワーズ宮澤 夕貴
(みやざわ ゆき)
4月5日富士通 レッドウェーブ谷口 二千華
(たにぐち にちか)
4月5日富士通 レッドウェーブ王 昕
(わん しん)
4月5日デンソー アイリス石坂 ひなた
(いしざか ひなた)
4月5日デンソー アイリス笠置 晴菜
(かさぎ はるな)
4月5日デンソー アイリス佐古 瑠美
(さこ るみ)
4月5日三菱電機 コアラーズ川井 麻衣
(かわい まい)
4月5日三菱電機 コアラーズ櫻木 千華
(さくらぎ ちか)
4月5日三菱電機 コアラーズ勅使川原 帆南
(てしがわら ほなみ)
4月5日トヨタ紡織 サンシャインラビッツ加藤 臨
(かとう のぞみ)
4月5日トヨタ紡織 サンシャインラビッツ野町 紗希子
(のまち さきこ)
4月5日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石川 愛
(いしかわ あい)
4月5日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック須田 多恵
(すだ たえ)
4月5日アイシン ウィングス梅木 千夏
(うめき ちなつ)
4月5日アイシン ウィングス宮下 希保
(みやした きほ)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス栗原 三佳
(くりはら みか)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス西澤 瑠乃
(にしざわ るの)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス脇 梨奈乃
(わき りなの)
3月29日シャンソン化粧品 シャンソンVマジックワシントン 錦
(わしんとん にしき)
3月29日アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス板谷 日香里
(いたや ひかり)
3月29日新潟アルビレックスBBラビッツ平 典紗
(たいら つかさ)
3月29日山梨クィーンビーズ内堀 紫菜
(うちぼり しな)
3月22日日立ハイテク クーガーズ佐藤 ひかる
(さとう ひかる)
3月22日日立ハイテク クーガーズ鈴木 知佳
(すずき はるか)
3月22日日立ハイテク クーガーズ曽我部 奈央
(そがべ なお)
3月22日日立ハイテク クーガーズ田中 真琴
(たなか まこと)
3月22日日立ハイテク クーガーズ藤永 真悠子
(ふじなが まゆこ)
3月22日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石田 悠月
(いしだ ゆづき)
3月22日新潟アルビレックスBBラビッツロー ヤシン
(ろー やしん)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ千葉 歩
(ちば あゆみ)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ二渡 琴音
(ふたわたり ことね)
3月15日山梨クィーンビーズ加藤 宇希波
(かとう うきは)
3月15日山梨クィーンビーズ金子 仁美
(かねこ ひとみ)
3月15日山梨クィーンビーズ豊田 有紗
(とよだ ありさ)

以上

自由契約選手リストの更新(2021年5月1日)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグは、自由契約選手リストを下記の通り更新したことをお知らせいたします 。

<自由契約選手リスト>
自由契約選手とは、現時点で現所属チームへの選手同意書の提出がない選手で、今後は引退・他チームへの移籍・自チームへの残留などの場合があります。

更新日: 2021年5月1日

 【抹 消】

選手名:中村 優花(なかむら ゆにか)

所属元チーム:ENEOSサンフラワーズ

選手名:笠置 晴菜(かさぎ はるな)

所属元チーム:デンソー アイリス

選手名:川井 麻衣(かわい まい)

所属元チーム:三菱電機 コアラーズ

選手名:野町 紗希子(のまち さきこ)

所属元チーム:トヨタ紡織 サンシャインラビッツ

選手名:佐藤 ひかる(さとう ひかる)

所属元チーム:日立ハイテク クーガーズ

選手名:石川 愛(いしかわ あい)

所属元チーム:シャンソン化粧品 シャンソンVマジック

選手名:梅木 千夏(うめき ちなつ)

所属元チーム:アイシン ウィングス

選手名:宮下 希保(みやした きほ)

所属元チーム:アイシン ウィングス

選手名:内堀 紫菜(うちぼり しな)

所属元チーム:山梨クィーンビーズ
  

公示日 /
抹消日
現所属チーム氏名抹消理由
4月5日/
5月1日
ENEOSサンフラワーズ中村 優花
(なかむら ゆにか)
富士通レッドウェーブへ移籍
4月5日/
5月1日
デンソー アイリス笠置 晴菜
(かさぎ はるな)
三菱電機コアラーズへ移籍
4月5日/
5月1日
三菱電機 コアラーズ川井 麻衣
(かわい まい)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
4月5日/
5月1日
トヨタ紡織 サンシャインラビッツ野町 紗希子
(のまち さきこ)
アイシンウィングスへ移籍
3月22日/
5月1日
日立ハイテク クーガーズ佐藤 ひかる
(さとう ひかる)
アランマーレ秋田へ移籍
4月5日/
5月1日
シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石川 愛
(いしかわ あい)
デンソーアイリスへ移籍
4月5日/
5月1日
アイシン ウィングス梅木 千夏
(うめき ちなつ)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
4月5日/
5月1日
アイシン ウィングス宮下 希保
(みやした きほ)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
3月29日/
5月1日
山梨クィーンビーズ内堀 紫菜
(うちぼり しな)
アイシンウィングスへ移籍
※第23回Wリーグより荒木紫菜で登録
4月5日ENEOSサンフラワーズ石原 愛子
(いしはら あいこ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ大沼 美琴
(おおぬま みこと)
4月5日ENEOSサンフラワーズ渡嘉敷 来夢
(とかしき らむ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ宮澤 夕貴
(みやざわ ゆき)
4月5日富士通 レッドウェーブ谷口 二千華
(たにぐち にちか)
4月5日富士通 レッドウェーブ王 昕
(わん しん)
4月5日デンソー アイリス石坂 ひなた
(いしざか ひなた)
4月5日デンソー アイリス佐古 瑠美
(さこ るみ)
4月5日三菱電機 コアラーズ櫻木 千華
(さくらぎ ちか)
4月5日三菱電機 コアラーズ勅使川原 帆南
(てしがわら ほなみ)
4月5日トヨタ紡織 サンシャインラビッツ加藤 臨
(かとう のぞみ)
4月5日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック須田 多恵
(すだ たえ)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス栗原 三佳
(くりはら みか)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス西澤 瑠乃
(にしざわ るの)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス脇 梨奈乃
(わき りなの)
3月29日シャンソン化粧品 シャンソンVマジックワシントン 錦
(わしんとん にしき)
3月29日アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス板谷 日香里
(いたや ひかり)
3月29日新潟アルビレックスBBラビッツ平 典紗
(たいら つかさ)
3月22日日立ハイテク クーガーズ鈴木 知佳
(すずき はるか)
3月22日日立ハイテク クーガーズ曽我部 奈央
(そがべ なお)
3月22日日立ハイテク クーガーズ田中 真琴
(たなか まこと)
3月22日日立ハイテク クーガーズ藤永 真悠子
(ふじなが まゆこ)
3月22日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石田 悠月
(いしだ ゆづき)
3月22日新潟アルビレックスBBラビッツロー ヤシン
(ろー やしん)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ千葉 歩
(ちば あゆみ)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ二渡 琴音
(ふたわたり ことね)
3月15日山梨クィーンビーズ加藤 宇希波
(かとう うきは)
3月15日山梨クィーンビーズ金子 仁美
(かねこ ひとみ)
3月15日山梨クィーンビーズ豊田 有紗
(とよだ ありさ)
4月5日/
4月22日
トヨタ自動車 アンテロープス馬瓜 エブリン
(まうり えぶりん)
トヨタ自動車アンテロープスとの契約

以上

自由契約選手リストの更新(2021年5月17日)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグは、自由契約選手リストを下記の通り更新したことをお知らせいたします 。

<自由契約選手リスト>
自由契約選手とは、現時点で現所属チームへの選手同意書の提出がない選手で、今後は引退・他チームへの移籍・自チームへの残留などの場合があります。

更新日: 2021年5月17日

 【抹 消】

選手名:ワシントン 錦(わしんとん にしき)

所属元チーム:シャンソン化粧品 シャンソンVマジック
  

公示日 /
抹消日
現所属チーム氏名抹消理由
3月29日/
5月17日
シャンソン化粧品 シャンソンVマジックワシントン 錦
(わしんとん にしき)
日立ハイテククーガーズへ移籍
4月5日ENEOSサンフラワーズ石原 愛子
(いしはら あいこ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ大沼 美琴
(おおぬま みこと)
4月5日ENEOSサンフラワーズ渡嘉敷 来夢
(とかしき らむ)
4月5日ENEOSサンフラワーズ宮澤 夕貴
(みやざわ ゆき)
4月5日富士通 レッドウェーブ谷口 二千華
(たにぐち にちか)
4月5日富士通 レッドウェーブ王 昕
(わん しん)
4月5日デンソー アイリス石坂 ひなた
(いしざか ひなた)
4月5日デンソー アイリス佐古 瑠美
(さこ るみ)
4月5日三菱電機 コアラーズ櫻木 千華
(さくらぎ ちか)
4月5日三菱電機 コアラーズ勅使川原 帆南
(てしがわら ほなみ)
4月5日トヨタ紡織 サンシャインラビッツ加藤 臨
(かとう のぞみ)
4月5日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック須田 多恵
(すだ たえ)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス栗原 三佳
(くりはら みか)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス西澤 瑠乃
(にしざわ るの)
3月29日トヨタ自動車 アンテロープス脇 梨奈乃
(わき りなの)
3月29日アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス板谷 日香里
(いたや ひかり)
3月29日新潟アルビレックスBBラビッツ平 典紗
(たいら つかさ)
3月22日日立ハイテク クーガーズ鈴木 知佳
(すずき はるか)
3月22日日立ハイテク クーガーズ曽我部 奈央
(そがべ なお)
3月22日日立ハイテク クーガーズ田中 真琴
(たなか まこと)
3月22日日立ハイテク クーガーズ藤永 真悠子
(ふじなが まゆこ)
3月22日シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石田 悠月
(いしだ ゆづき)
3月22日新潟アルビレックスBBラビッツロー ヤシン
(ろー やしん)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ千葉 歩
(ちば あゆみ)
3月15日新潟アルビレックスBBラビッツ二渡 琴音
(ふたわたり ことね)
3月15日山梨クィーンビーズ加藤 宇希波
(かとう うきは)
3月15日山梨クィーンビーズ金子 仁美
(かねこ ひとみ)
3月15日山梨クィーンビーズ豊田 有紗
(とよだ ありさ)
4月5日/
5月1日
ENEOSサンフラワーズ中村 優花
(なかむら ゆにか)
富士通レッドウェーブへ移籍
4月5日/
5月1日
デンソー アイリス笠置 晴菜
(かさぎ はるな)
三菱電機コアラーズへ移籍
4月5日/
5月1日
三菱電機 コアラーズ川井 麻衣
(かわい まい)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
4月5日/
5月1日
トヨタ紡織 サンシャインラビッツ野町 紗希子
(のまち さきこ)
アイシンウィングスへ移籍
3月22日/
5月1日
日立ハイテク クーガーズ佐藤 ひかる
(さとう ひかる)
アランマーレ秋田へ移籍
4月5日/
5月1日
シャンソン化粧品 シャンソンVマジック石川 愛
(いしかわ あい)
デンソーアイリスへ移籍
4月5日/
5月1日
アイシン ウィングス梅木 千夏
(うめき ちなつ)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
4月5日/
5月1日
アイシン ウィングス宮下 希保
(みやした きほ)
トヨタ自動車アンテロープスへ移籍
3月29日/
5月1日
山梨クィーンビーズ内堀 紫菜
(うちぼり しな)
アイシンウィングスへ移籍
※第23回Wリーグより荒木紫菜で登録
4月5日/
4月22日
トヨタ自動車 アンテロープス馬瓜 エブリン
(まうり えぶりん)
トヨタ自動車アンテロープスとの契約

以上

[特別企画]Wリーガーからボートレーサーへと転身―宮崎安奈インタビュー

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Wリーグでプレーした後、セカンドキャリアとしてボートレーサーを選んだ選手がいる。

それが20172019年と2シーズン、新潟アルビレックスBBラビッツでプレーした宮崎安奈だ。521日にはボートレーサーとしてデビュー予定の彼女に、新たな挑戦について話を聞いた。

 

――まずは、ボートレーサーを目指したキッカケを教えてください。

11年間バスケットをして、引退直後は(スポーツとは関係ないところで)普通に働こうと思っていたのですが、父からボートレースという競技があるけれど、一度挑戦してみないかと言われて。最初は乗り気ではなかったのですが、これもキッカケかなと思い、家族とも話合って決めました。(ボートは)一度も見たことがなかったので、最初はどんな競技か想像も付きませんでした」

 

――一時は悩んだということですが、最終的に挑戦を決めた大きな理由は何だったのでしょうか?

「姉(早織/ENEOSサンフラワーズ)の存在が大きいです。姉が活躍しているので、違うスポーツにはなるのですが、もう一度姉と同じ高いレベルまで行きたいと思い、覚悟を決めました。スポーツをしている姉や兄を見て育ってきたので、闘争心や負けたくないという気持ちはどこかでまだ残っていたのかなと思いますね」

 

――改めてボートレーサーになるための過程を教えてください。

「養成所で1年間訓練を受け、養成所を卒業できたら選手になれるのですが、養成所には13次試験を合格しないと入れません。養成所でも決して全員が卒業できるわけではなく、試験に合格しないと次に進めないので、そういった中で1年間を過ごし、残った人たちが選手になれます」

 

――1年間の養成所でボートレースに関する基礎知識や技術等を身に付けるのですね。

「何も分からないまま入ったので、最初の半年間は付いていくのに必死でした。大変な訓練もあるので、それを乗り越えるのはすごくしんどいし、家族ともそんなに連絡を取れないので、精神的に苦しい時もありました。全員が未経験で養成所に入って1年間を過ごすのですが、最初は自分のことをオープンにできず、一人で悩んで考えてという時期はきつかったです」

 

――その中でバスケットボールでの経験が生きていることはありますか?

「同期はいますが、みんなライバルになるので、負けず嫌いな性格が生かされているかなと思います。それと、バスケットはコミュニケーションを取る団体競技だったので、割とすぐにいろんな人と打ち解けることができたのは、強みだったとも感じます」

 

――動きや体の面などでバスケットの経験が生きていることは?

「(バスケット同様に)体幹は強い方がいいし、ボートに乗っている時の体の使い方は少し似ているところもあるのですが、それ以外は全く違います。ただ、モーター運搬に関しては、(バスケットで)筋トレをしておいて良かったかなと()。バスケット選手の時と比べたら筋肉はだいぶ落ちましたね」

 

――ボートレーサーは体重が軽い方が良いと聞きます。体重を減らす苦労はありましたか?

「体重を減らすことは苦労しました。(食事制限をして)自分の体調管理をすることが結構大変でしたね」

 

――ボートレースのスピードは体感で時速130kmだそうですね。

「最初にボートに乗った時は『本当に乗れるのかな』と思うぐらいハンドルを握るのもできなくて。ただ、乗っていくうちに、スピードも怖くなくなりました」

 

――レースではスピードのある状態で相手の位置や自分の状況、それに伴う技術面での動きなどを一瞬で考えないといけないですよね。

「はい。瞬間ですぐに判断しないといけないので、止まっている時間はないですね。バスケットだと攻める時は攻めること、守る時は守ることと、分けて集中することができますが、ボートレースは両手を動かしている中で頭でいろいろと考える。少ないように見えるのですが乗っている時はやることもすごく多いんです」

 

――そこに天候の影響も加わりますよね。

「バスケットボールはコートの上で自分のやりたいように動けるのですが、水面となると自分の思っていることと(実際に)やっていることが一致しない時もあります。それに自分だけでどうにかなるものでもなく、ボート、モーター、プロペラが一致しないといけない。私はまだ新人なので、(ボートの)整備もこれからもっと学んでいきたいと思っています。養成所でも整備の練習はするのですが、(車なども含めて)整備などをしたことがなく大変でした」

 

――デビュー戦(521日)を目前に控えた今の心境を教えてください。

「ワクワクな気持ちもあるのですが、不安や緊張も同じくらいあります。私はそこまでデビューが早いわけではないのですが、ここまで先輩方とたくさん練習ができ、またそういった環境を作っていただいたので、ありがたいという気持ちとデビュー戦に向けてもっと上手くなりたいという思いがあります」

 

――セカンドキャリアとしてボートレーサーの道へ。他競技を挑戦して感じることはありますか?

「幅が広がりました。私はずっとバスケットしかしてこなくて、バスケットしか知らないのですが、違う種目に挑戦し、たくさんの人と出会い、知らなかったことを知り、いろんなことを吸収しました。挑戦することで失うものはない、得るものしかないと感じています。だから後悔は一つもしていないですし、むしろ挑戦して良かったという気持ちの方が大きいです」

 

――元バスケット選手として注目される中での挑戦ですね。

「自分でやると決めたことなので、『簡単にはくじけない』と思っています。バスケットボール以外でも活躍できるということを見せたいですし、これから何をしようか悩んでいる人たちにボートレーサーの魅力を伝えることができればいいなと思っています」

 

~姉・早織からのメッセージ~

ボートレーサーになると覚悟を決めたことはすごいと思っていますし、違うスポーツだけれど『頑張る』ということは互いに変わらないので、刺激になります。自分の夢を一度諦めたけど、また違う夢に向かっていることは誇りです。ケガなく頑張ってほしいですね。結果を求められると思うけれど、私的には、今は結果ではないかなと思うので、自分が思うように自信を持ってレースをしてくれたらそれだけでうれしいです。

 

インタビューの様子、宮崎姉妹のオンライン対談やデビュー戦の模様は『バスケットLIVE』にて公開予定です。

自由契約選手リストの更新(2021年5月24日)

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いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
Wリーグは、自由契約選手リストを下記の通り更新したことをお知らせいたします 。


<自由契約選手リスト>

自由契約選手とは、現時点で現所属チームへの選手同意書の提出がない選手で、今後は引退・他チームへの移籍・自チームへの残留などの場合があります。

【 抹 消 】更新日:2021年5月24日

選手名:宮澤 夕貴(みやざわ ゆき)
所属元チーム:ENEOS

                
公示日抹消日所属元チーム氏名抹消理由
4/55/24ENEOS宮澤 夕貴富士通へ移籍
4/5ENEOS石原 愛子
4/5ENEOS大沼 美琴
4/5ENEOS渡嘉敷 来夢
4/5富士通谷口 二千華
4/5富士通王 昕
4/5デンソー石坂 ひなた
4/5デンソー佐古 瑠美
4/5三菱電機櫻木 千華
4/5三菱電機勅使川原 帆南
4/5トヨタ紡織加藤 臨
4/5シャンソン化粧品須田 多恵
3/29トヨタ自動車栗原 三佳
3/29トヨタ自動車西澤 瑠乃
3/29トヨタ自動車脇 梨奈乃
3/29アイシン板谷 日香里
3/29新潟平 典紗
3/22日立ハイテク鈴木 知佳
3/22日立ハイテク曽我部 奈央
3/22日立ハイテク田中 真琴
3/22日立ハイテク藤永 真悠子
3/22シャンソン化粧品石田 悠月
3/22新潟ロー ヤシン
3/15新潟千葉 歩
3/15新潟二渡 琴音
3/15山梨QB加藤 宇希波
3/15山梨QB金子 仁美
3/15山梨QB豊田 有紗
3/295/17シャンソン化粧品ワシントン 錦日立ハイテク移籍
4/55/1ENEOS中村 優花富士通へ移籍
4/55/1デンソー笠置 晴菜三菱電機へ移籍
4/55/1三菱電機川井 麻衣トヨタ自動車へ移籍
4/55/1トヨタ紡織野町 紗希子アイシンへ移籍
3/225/1日立ハイテク佐藤 ひかるアランマーレへ移籍
4/55/1シャンソン化粧品石川 愛デンソーへ移籍
4/55/1アイシン梅木 千夏トヨタ自動車へ移籍
4/55/1アイシン宮下 希保トヨタ自動車へ移籍
3/295/1山梨QB内堀 紫菜アイシンへ移籍
※第23回Wリーグより荒木紫菜で登録
4/54/22トヨタ自動車馬瓜 エブリントヨタ自動車との契約

以上

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