いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。
今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第22回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
選手それぞれに2020-21シーズンを振り返ってもらいました。
町田 瑠唯(富士通レッドウェーブ#10)
リーダーズ【アシスト(東地区)/Avg.7.75本】4年連続5回目
アシスト1位は「みんなのシュート確率が良かったというのが一番の理由です」
──久々のベスト4入りとなった2020-21シーズンを振り返ってください。
「ベテラン選手が抜け、チームが若返ったこともあり、富士通レッドウェーブのバスケットを浸透するのに時間がかかりました。コミュニケーションの取り方が難しい面もありましたが、後半戦に入ってから全体でのミーティングを重ね、少しずつチームとして変わっていくことができたと感じています」
──ポイントガードとしては、どういったところを意識していましたか?
「シーズン前、ビッグマンがケガで離脱となりました。ただ、外からシュートを打てる選手や、サイズはなくても走れる選手がいたので、そこを生かす、いかに強みにできるかを考えました。3ポイントシュートが入る時は良かったのですが、問題は入らなくなった時。2点をどう取りにいくかで悩んだというか、工夫が必要なシーズンでした」
──仲間にどうアシストするかを考えたわけですね。
「(アシストの)受賞については、みんなのシュート確率が良かったというのが一番の理由です。私なりに考えたのは、今まであまりシュートを打っていなかった選手や、相手ディフェンスがそれほどマークしていない選手にパスを出すこと。その中でみんなが躊躇なくシュートを打ち、決めてくれたのが、アシスト数が増えた理由だと思います。もちろん、篠崎澪選手が先頭を走ったり、カッティングしたりしてシュート決めてくれたというのは大きく、チームにとっても良かったです」
──セミファイナルは悔しい敗戦になりました。来シーズンにつながるモチベーションになったのではないですか?
「自分たちに足りないところがありました。終盤の大事な場面でのミスや、ディフェンスで臨機応変に守れなかったり…。あとはオープンを作ってもシュートを決め切れませんでした。それらをしっかり突き詰めれば、勝てない相手ではなかったのではないかという思いはあります。しかし、若い選手たちがセミファイナルを経験したので、今後のチームの成長に生かしていけると思います。
BT・テーブスヘッドコーチからは、もっと点を取りに行ってほしいと言われていたのですが、そこにはあまりフォーカスできないシーズンになってしまいました。チームをまとめることに力を注ぎ、いかに上手く機能させるかに集中していました。次のシーズンは、もっと自分のプレーにフォーカスして、アシストはもちろんですが、得点を伸ばしたいと思っています。今シーズン以上の成績が残せるようチームをまとめながら頑張りたいです」